8 Advanced Management Consoleに対するJava使用状況トラッカの設定
このトピックには、Windows、macOSおよびLinuxオペレーティング・システムでのAdvanced Management Consoleに対するJava使用状況トラッカの構成について説明する、次の各項が含まれています。
WindowsおよびmacOSデスクトップでのJava使用状況トラッカの設定
Advanced Management Consoleエージェントは、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1 (32ビットと64ビットの両方)、Windows 10およびmacOSオペレーティング・システムが動作する、エージェント管理のデスクトップではJava使用状況トラッカを自動的に構成します。
Advanced Management Consoleバージョン2.5以降、エージェントは、ユーザー・データグラム・プロトコル(UDP)を通じてレコードをAdvanced Management Consoleサーバーに直接送信するのではなく、Java使用状況トラッカを構成して、Advanced Management Consoleエージェントにレコードをレポートします。この場合、エージェントはhttpsを通じてAdvanced Management Consoleサーバーにレコードを再送します。Java使用状況トラッカにより、デスクトップ上にあるすべてのJREがそのJava使用状況データをAdvanced Management Consoleサーバーに必ず送信するようになります。
ノート:
Advanced Management Consoleがクラスタ内で実行されていると、エージェントはロード・バランサと通信し、Java使用状況トラッカ・レコードのUDPリスナーはサポートされない可能性があります。LinuxデスクトップでのJava使用状況トラッカの設定
Advanced Management Consoleエージェントは、Linuxデスクトップではサポートされません。Linuxデスクトップでは、Java使用状況トラッカを手動で構成する必要があります。
LinuxデスクトップでAdvanced Management Consoleに対するJava使用状況トラッカをダウンロードして構成するには、次のようにします。
https://wls-hostname:port/amcwebui
とブラウザに入力します。ここで、wls-hostname
およびport
はOracle WebLogic ServerのDNS名およびリスニング・ポート番号です。- 自分の管理者資格証明を使用して、Advanced Management Console UIにログインします。
- 「構成」タブをクリックして、「設定」サブタブをクリックします。
- 「usagetracker.propertiesファイルのダウンロード」をクリックしてファイルをダウンロードします。
- デスクトップにインストールされたJREごとに、この
usagetracker.properties
ファイルを{JRE_HOME}/lib/management
にコピーしてJava使用状況トラッカを有効にします。
ダウンロードしたusagetracker.properties
ファイルには、Advanced Management Consoleで必要なJava使用状況トラッカのパラメータ(ポート番号、セパレータ)があります。usagetracker.properties
ファイルを自身で作成する場合、Advanced Management Consoleの「設定」タブに表示されるパラメータを指定します。
ノート:
Advanced Management Consoleには、usagetracker.properties
ファイルのcom.oracle.usagetracker.additionalProperties
設定からのデータは組み込まれません。