フレーム・グラフ・ビュー

フレーム・グラフ・ビューには、JFRイベントによって収集された集計スタック・トレースが表示されます。これは、根本原因分析を素早く把握し、時間を短縮するために役立ちます。

JMCでフレーム・グラフ・ビューを有効にするには、メニュー項目「ウィンドウ」「ビューの表示」「その他」「Mission Control」フレーム・ビューの順に移動します。「開く」をクリックします。

次に、スレッド情報が表示されたフレーム・グラフ・ビューのサンプル・イメージを示します:

図4-1 フレーム・ビュー

フレーム・グラフ・ビュー

フレーム・グラフ・ビューには次の機能があります:

  • スタック・トレースはボックスの列として表され、各ボックスは関数(スタック・フレーム)を表します。
  • X軸はスタック・トレース・コレクションを示し、Y軸はスタック深度を示します。
  • ボックスの幅は、関数の出現頻度を示します。幅の狭いボックスに比べて、幅の広いボックスほど関数の出現回数が多くなります。
  • 検索フィールドを使用して特定の用語を検索でき、正規表現を含めることもできます。検索された関数が強調表示されます。また、一致したスタック・トレースの合計が、プロファイル全体に対する割合としてフレーム・グラフに表示されます。これは、関数を見つけるだけでなく、関数の論理グループを強調表示するためにも役立ちます。
  • グラフの向きを切り替えるには、フレーム・グラフまたはアイシクル・グラフ・アイコンを選択します。アイシクル・グラフは上から下の向きに表示され、フレーム・グラフは下から上の向きに表示されます。

必要な属性を選択して、フレーム・グラフおよびスタック・トレースを集計できます。サンプルドロップダウンで、「割当サイズ」または「TLABサイズ」を選択します。選択したサンプルに従って、フレーム・ビューまたは「スタック・トレース」ビュー(あるいはその両方)が表示されます。