3 JDK Mission Controlおよびサポートされているプラグインのインストール
JMCをインストールする前に、前提条件およびシステム要件を確認します。ベースJMCアプリケーションのほかに、要件に応じてインストールできるプラグインが多数あります。
JMCはスタンドアロン・アプリケーションとして、またはEclipseプラグインとしてインストールできます。
ダウンロードおよびライセンス情報
JDK Mission Controlのホームページでは、JMCおよび関連プラグインのダウンロードにアクセスできます。
製品のダウンロード
要件に応じてJMCまたはEclipse IDEをダウンロードします。
スタンドアロンJMCおよびプラグインのダウンロード
JMCのダウンロード元: JDK Mission Control (JMC) 9のダウンロード。必ずライセンス契約に同意してください。
Eclipse IDE用JMCプラグイン
Eclipse IDEは、「Eclipse IDE for Eclipse Committers」からダウンロードします
JMCコアAPI
JMCのAPIには、「JMCコアAPIのドキュメント」からアクセスします。
コアAPIは、Maven Centralからダウンロードすることも可能です。JMCバンドルのリストを表示するには、「MVN Repository」を参照してください。JMCコアAPIは、pom.xml
ファイルに依存性を追加するとダウンロードできます。たとえば、org.openjdk.jmc.common
APIをダウンロードするには、pom.xml
ファイルに次に示す依存性の値を指定します:
<dependency>
<groupId>org.openjdk.jmc</groupId>
<artifactId>common</artifactId>
<version>9.0.0</version>
</dependency>
インストール手順
JMCは、スタンドアロン・アプリケーションとして、またはEclipse IDE内のプラグインとしてインストールできます。
ノート:
最新のクリティカル・パッチ・アップデート(CPU)またはセキュリティ・アラートを適用してください。古いバージョンは最新のセキュリティ・パッチで更新されません。JMCスタンドアロン・アプリケーションのインストール
前提条件
- JDK 17 64ビット(以降)をインストールします。「ダウンロードおよびライセンス情報」を参照してください。
<jdk_installation_path>/bin
PATH環境変数を設定し、$TEMP
ディレクトリにアクセス可能であることを確認してください。- 構成の詳細は、JDK Mission Control 9のインストール手順を参照してください。
JMCおよび関連するEclipseプラグインのインストール
Eclipse用のJDK Mission Controlプラグインは、サポートされているJDKで実行されるアプリケーションの開発、プロファイルおよび診断に役立つよう設計されたEclipse IDE用の一連のアーティファクトです。
- Eclipse 2023-12以降のインストール
- 前のバージョンのJMCのアンインストール(存在する場合)
- Eclipseが、サポートされているJDKバージョン(JREではない)で実行されていることの確認
プラグインの詳細
要件に応じて、Oracle、オープン・ソースおよび試験的プラグインをインストールできます。
ノート:
最新バージョンのプラグインをインストールして、最新のセキュリティ・パッチを取得してください。- Oracleプラグイン: オラクル社によって開発およびサポートされており、ベースJMC機能が拡張されます。
- オープン・ソース・プラグイン: オープン・ソース・コミュニティによって開発され、追加の機能を提供します。
- 試験的プラグイン: オラクル社によってテクノロジ・プレビューとして開発されており、フィードバックによっては後でメイン・ディストリビューションに組み込まれる可能性があります。これらのプラグインは現在サポートされておらず、評価目的でのみ提供されています。試験的プラグインは、JDK Mission Controlの製品ディストリビューションには含まれていません。
JMCスタンドアロン・アプリケーションのプラグイン
- Oracleプラグイン:
- Coherence Tab Pack
- WebLogic Pages
- オープン・ソース・プラグイン:
- JDK Mission Control RCP Updates
- Flight Recorder Metadata Page
- JavaFX Page
- 試験的プラグイン:
- Subscription Tab
- G1 Page
Eclipse IDE用JMCプラグイン
- オープン・ソース・プラグイン:
- JDK Mission Control IDE Integration
- Flight Recorder Metadata Page
- JavaFX Page
- 試験的プラグイン:
- Subscription Tab
- G1 Page
- Flight Recorder Launch Configuration Tab
- JDK Mission Control PDE Integration
- Mission Controlローカライゼーション・プラグイン:
- 日本語サポート(IDE統合用)
- 簡体字中国語サポート(IDE統合用)
SWTに変換されたCoherence Tab Packプラグイン
Coherence Tab Packプラグインは、クラスタ情報および集計されたCoherence MBeansの表示に使用します。CoherenceプラグインがStandard Widget Toolkit (SWT)に変換され、JDK 11およびJavaFXとの依存関係がなくなりました。
プラグインをインストールするプロセスは、「JMCスタンドアロン・アプリケーションのプラグインのインストール」を参照してください。
Coherence Tab Packプラグインは、次のタブで構成されています:
- クラスタ概要: クラスタの全体的なヘルスに関する様々なメトリックが表示されます
- マシン: コア、負荷、メモリー不足など、すべてのクラスタ・マシンに関する情報を提供します
- メンバー: 個々のメンバーに関する詳細が表示されます
- サービス: 実行中のサービスおよび様々なパフォーマンス・メトリックに関する情報を提供します
- キャッシュ: 個々のキャッシュとそのサイズ、メモリー・フットプリントおよび個々のノードの詳細がリストされます
- プロキシ・サーバー: プロキシ・サーバーおよび接続が表示されます
- 永続性: アクティブまたはオンデマンドの永続性に関する情報を提供します