CDC 1.1.2

java.io
クラス FileOutputStream

java.lang.Object
  上位を拡張 java.io.OutputStream
      上位を拡張 java.io.FileOutputStream

public class FileOutputStream
extends OutputStream

ファイル出力ストリームは、File または FileDescriptor にデータを書き込むための出力ストリームです。ファイルが使用可能であるかどうか、またはファイルを作成できるかどうかは、基本となるプラットフォームによって決まります。特に、一部のプラットフォームでは、1 つのファイルは同時に 1 つの FileOutputStream (またはその他のファイル書き込みオブジェクト) だけによって書き込みのために開くことができます。このような場合、該当のファイルがすでに開かれていると、このクラスのコンストラクタは失敗します。

FileOutputStream は、イメージデータなどの raw バイトのストリームを書き込むときに使用します。文字のストリームを書き込むときは、FileWriter を使用してください。

導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
File, FileDescriptor, FileInputStream

コンストラクタの概要
FileOutputStream(File file)
          指定された File オブジェクトによって表されるファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。
FileOutputStream(File file, boolean append)
          指定された File オブジェクトによって表されるファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。
FileOutputStream(FileDescriptor fdObj)
          ファイルシステムの実際のファイルへの既存の接続を表す、指定されたファイル記述子に書き込むための出力ファイルストリームを作成します。
FileOutputStream(String name)
          指定された名前のファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。
FileOutputStream(String name, boolean append)
          指定された name のファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。
 
メソッドの概要
 void close()
          ファイル出力ストリームを閉じ、このストリームに関連するすべてのシステムリソースを解放します。
protected  void finalize()
          ファイルへの接続をクリーンアップし、このストリームへの参照がなくなったときにこのファイル出力ストリームの close メソッドが呼び出されるようにします。
 FileDescriptor getFD()
          ストリームに関連したファイル記述子を返します。
 void write(byte[] b)
          指定されたバイト配列の b.length バイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。
 void write(byte[] b, int off, int len)
          指定されたバイト配列からのオフセット位置 off から始まる len バイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。
 void write(int b)
          指定されたバイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。
 
クラス java.io.OutputStream から継承されたメソッド
flush
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

FileOutputStream

public FileOutputStream(String name)
                 throws FileNotFoundException
指定された名前のファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。このファイル接続を表すために、新しい FileDescriptor オブジェクトが生成されます。  

まず、セキュリティーマネージャーが存在する場合、その checkWrite メソッドが name を引数として呼び出されます。  

ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合は、FileNotFoundException がスローされます。

パラメータ:
name - システムに依存するファイル名
例外:
FileNotFoundException - ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkWrite メソッドがファイルへの書き込みアクセスを拒否する場合
関連項目:
SecurityManager.checkWrite(java.lang.String)

FileOutputStream

public FileOutputStream(String name,
                        boolean append)
                 throws FileNotFoundException
指定された name のファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。2 番目の引数が true の場合、バイトはファイルの先頭ではなく最後に書き込まれます。このファイル接続を表すために、新しい FileDescriptor オブジェクトが生成されます。  

まず、セキュリティーマネージャーが存在する場合、その checkWrite メソッドが name を引数として呼び出されます。  

ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合は、FileNotFoundException がスローされます。

パラメータ:
name - システム依存のファイル名
append - true の場合、バイトはファイルの先頭ではなく最後に書き込まれる
例外:
FileNotFoundException - ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkWrite メソッドがファイルへの書き込みアクセスを拒否する場合
導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
SecurityManager.checkWrite(java.lang.String)

FileOutputStream

public FileOutputStream(File file)
                 throws FileNotFoundException
指定された File オブジェクトによって表されるファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。このファイル接続を表すために、新しい FileDescriptor オブジェクトが生成されます。  

まず、セキュリティーマネージャーが存在する場合、その checkWrite メソッドが file 引数によって表されるパスを引数として呼び出されます。  

ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合は、FileNotFoundException がスローされます。

パラメータ:
file - 書き込みのために開かれるファイル
例外:
FileNotFoundException - ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkWrite メソッドがファイルへの書き込みアクセスを拒否する場合
関連項目:
File.getPath(), SecurityException, SecurityManager.checkWrite(java.lang.String)

FileOutputStream

public FileOutputStream(File file,
                        boolean append)
                 throws FileNotFoundException
指定された File オブジェクトによって表されるファイルに書き込むためのファイル出力ストリームを作成します。2 番目の引数が true の場合、バイトはファイルの先頭ではなく最後に書き込まれます。このファイル接続を表すために、新しい FileDescriptor オブジェクトが生成されます。  

まず、セキュリティーマネージャーが存在する場合、その checkWrite メソッドが file 引数によって表されるパスを引数として呼び出されます。  

ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合は、FileNotFoundException がスローされます。

パラメータ:
file - 書き込みのために開かれるファイル
append - true の場合、バイトはファイルの先頭ではなく最後に書き込まれる
例外:
FileNotFoundException - ファイルは存在するが、通常ファイルではなくディレクトリである場合、ファイルは存在せず作成もできない場合、またはなんらかの理由で開くことができない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkWrite メソッドがファイルへの書き込みアクセスを拒否する場合
導入されたバージョン:
1.4
関連項目:
File.getPath(), SecurityException, SecurityManager.checkWrite(java.lang.String)

FileOutputStream

public FileOutputStream(FileDescriptor fdObj)
ファイルシステムの実際のファイルへの既存の接続を表す、指定されたファイル記述子に書き込むための出力ファイルストリームを作成します。  

まず、セキュリティーマネージャーが存在する場合、その checkWrite メソッドが、ファイル記述子 fdObj 引数を引数として呼び出されます。

パラメータ:
fdObj - 書き込みのために開かれるファイル記述子
例外:
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、その checkWrite メソッドがファイル記述子への書き込みアクセスを拒否する場合
関連項目:
SecurityManager.checkWrite(java.io.FileDescriptor)
メソッドの詳細

write

public void write(int b)
           throws IOException
指定されたバイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。OutputStreamwrite メソッドを実装します。

定義:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
b - 書き込むバイト
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

write

public void write(byte[] b)
           throws IOException
指定されたバイト配列の b.length バイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
b - データ
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合
関連項目:
OutputStream.write(byte[], int, int)

write

public void write(byte[] b,
                  int off,
                  int len)
           throws IOException
指定されたバイト配列からのオフセット位置 off から始まる len バイトをこのファイル出力ストリームに書き込みます。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
b - データ
off - データの開始オフセット
len - 書き込むバイト数
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

close

public void close()
           throws IOException
ファイル出力ストリームを閉じ、このストリームに関連するすべてのシステムリソースを解放します。以降は、このファイル出力ストリームをバイトの書き込みに使用することはできません。

このストリームにチャネルが関連付けられている場合は、そのチャネルも閉じます。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の close
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

getFD

public final FileDescriptor getFD()
                           throws IOException
ストリームに関連したファイル記述子を返します。

戻り値:
この FileOutputStream オブジェクトによって使用されているファイルシステムのファイルへの接続を表す FileDescriptor オブジェクト
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合
関連項目:
FileDescriptor

finalize

protected void finalize()
                 throws IOException
ファイルへの接続をクリーンアップし、このストリームへの参照がなくなったときにこのファイル出力ストリームの close メソッドが呼び出されるようにします。

オーバーライド:
クラス Object 内の finalize
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合
関連項目:
FileInputStream.close()

CDC 1.1.2

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