java.net
クラス ProxySelector

java.lang.Object
  java.net.ProxySelector

public abstract class ProxySelector
extends Object

URL で参照されるネットワークリソースへの接続時に使用するプロキシサーバ (存在する場合) を選択します。プロキシセレクタは、このクラスの具象サブクラスであり、setDefault メソッドを呼び出すことで登録されます。現在登録されているプロキシセラクタを取得するには、getDefault メソッドを呼び出します。

プロキシセレクタが登録されると、たとえば URLConnection クラスのサブクラスは各 URL 要求について select メソッドを呼び出し、プロキシセレクタが直接接続またはプロキシ接続の使用を決定できるようにします。select メソッドは、優先される接続方式でコレクションを繰り返し処理する反復子を返します。

プロキシ (PROXY または SOCKS) サーバへの接続を確立できない場合、呼び出し側はプロキシセレクタの connectFailed メソッドを呼び出し、プロキシサーバが利用できないことをプロキシセレクタに通知します。

導入されたバージョン:

1.5

コンストラクタの概要

ProxySelector()

メソッドの概要

abstract void	connectFailed(URI uri, SocketAddress sa, IOException ioe) PROXY または SOCKS サーバへの接続が確立できなかったことを示すために呼び出されます。
static ProxySelector	getDefault() システム全体のプロキシセレクタを取得します。
abstract List<Proxy>	select(URI uri) リソースへのアクセスに使用するプロトコルと宛先アドレスに基づき、適用可能なプロキシをすべて選択します。
static void	setDefault(ProxySelector ps) システム全体のプロキシセレクタを設定 (または設定解除) します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

ProxySelector

public ProxySelector()

メソッドの詳細

getDefault

public static ProxySelector getDefault()

システム全体のプロキシセレクタを取得します。

戻り値:

システム全体の ProxySelector

例外:

SecurityException - セキュリティマネージャがインストールされており、NetPermission("getProxySelector") を拒否した場合

導入されたバージョン:

1.5

関連項目:

setDefault(ProxySelector)

setDefault

public static void setDefault(ProxySelector ps)

システム全体のプロキシセレクタを設定 (または設定解除) します。 注: 非標準プロトコルハンドラは、この設定を無視することがあります。

パラメータ:

ps - HTTP プロキシセレクタ。プロキシセレクタの設定を解除する場合は null

例外:

SecurityException - セキュリティマネージャがインストールされており、NetPermission("setProxySelector") を拒否した場合

導入されたバージョン:

1.5

関連項目:

getDefault()

select

public abstract List<Proxy> select(URI uri)

リソースへのアクセスに使用するプロトコルと宛先アドレスに基づき、適用可能なプロキシをすべて選択します。URI の書式は次のとおり定義されています。

• http 接続の場合、「http URI」
• https 接続の場合、「https URI」
• ftp 接続の場合、「ftp URI」
• tcp クライアントソケット接続の場合、
  socket://host:port

パラメータ:

uri - 接続が必要な URI

戻り値:

プロキシのリスト。リスト内の各要素の型は Proxy。プロキシが利用できない場合、リストには直接接続を表す Proxy 型の 1 要素が含まれる

例外:

IllegalArgumentException - どちらかの引数が null の場合

connectFailed

public abstract void connectFailed(URI uri,
                                   SocketAddress sa,
                                   IOException ioe)

PROXY または SOCKS サーバへの接続が確立できなかったことを示すために呼び出されます。このメソッド実装では、指定されたアドレスや IOException を使用して、プロキシを一時的に削除したり、select(String, String) によって返されるプロキシの順序を変更できます。

パラメータ:

uri - プロキシが処理に失敗した URI

sa - PROXY または SOCKS サーバのソケットアドレス

ioe - 接続に失敗したときにスローされる I/O 例外

例外:

IllegalArgumentException - どちらかの引数が null の場合