モジュール java.xml
パッケージ javax.xml.namespace

インタフェースNamespaceContext


  • public interface NamespaceContext
    読込み専用XML名前空間コンテキスト処理のインタフェースです。

    XML名前空間には次のプロパティがあります。

    • 名前空間URI: URIとして表され、接頭辞がバインドされる名前空間名
    • 接頭辞: 構文上、これは名前空間宣言で、XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")に続く属性名の一部

    例: <element xmlns:prefix="http://Namespace-name-URI">

    すべてのget*(*)メソッドは名前空間URIおよび接頭辞の解決の現在のスコープで動作します。

    名前空間URIは現在のスコープ内の複数の接頭辞にバインドできます。 この状況は複数のXMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")名前空間宣言が同じ開始タグ内にあり、同じ名前空間URIを参照している場合に起こる可能性があります。次に例を示します。

     
     <element xmlns:prefix1="http://Namespace-name-URI"
              xmlns:prefix2="http://Namespace-name-URI"> 
     
    さらに、この状況は、論理親要素階層の複数のXMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")名前空間宣言で、同じ名前空間URIを使用している場合にも起こる可能性があります。次に例を示します。
     
     <parent xmlns:prefix1="http://Namespace-name-URI">
       <child xmlns:prefix2="http://Namespace-name-URI">
         ...
       </child>
     </parent> 
     

    接頭辞は現在のスコープ内の単一の名前空間URIにのみバインドできます。

    導入されたバージョン:
    1.5
    関連項目:
    javax.xml.XMLConstants for declarations of common XML values, 「XMLスキーマPart2: データ型」, 「XMLにおける名前空間」
    • メソッドの詳細

      • getNamespaceURI

        String getNamespaceURI​(String prefix)
        現在のスコープ内の接頭辞にバインドされている名前空間URIを取得します。

        接頭辞によって名前空間URIを要求する場合に、次の表に、可能性のあるすべての接頭辞の値に対して、返される名前空間URI値を示します。

        指定されたプレフィクスの戻り値
        接頭辞パラメータ 名前空間URI戻り値
        DEFAULT_NS_PREFIX ("") 現在のスコープ内のデフォルトの名前空間URI、または現在のスコープ内にデフォルトの名前空間URIがない場合は XMLConstants.NULL_NS_URI("")
        バインドされた接頭辞 現在のスコープ内の接頭辞にバインドされた名前空間URI
        バインドされていない接頭辞 XMLConstants.NULL_NS_URI("")
        XMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml") XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace")
        XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns") XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/")
        null IllegalArgumentExceptionがスローされる
        パラメータ:
        prefix - 検索する接頭辞
        戻り値:
        現在のスコープ内の接頭辞にバインドされた名前空間URI
        例外:
        IllegalArgumentException - prefixnullの場合
      • getPrefix

        String getPrefix​(String namespaceURI)
        現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされている接頭辞を取得します。

        現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされているすべての接頭辞を取得するには、getPrefixes(String namespaceURI)を使用します。

        名前空間URIによって接頭辞を要求する場合に、次の表に、すべての名前空間URI値に対して、返される接頭辞の値を示します。

        指定されたネームスペースURIの戻り値
        名前空間URIパラメータ 返される接頭辞の値
        <デフォルトの名前空間URI> XMLConstants.DEFAULT_NS_PREFIX ("")
        バインドされた名前空間URI 現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされた接頭辞。現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされた接頭辞が複数ある場合は、単一の任意の接頭辞(この選択は実装依存)が返される。
        バインドされていない名前空間URI null
        XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace") XMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml")
        XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/") XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")
        null IllegalArgumentExceptionがスローされる
        パラメータ:
        namespaceURI - 検索する名前空間のURI
        戻り値:
        現在のコンテキスト内の名前空間URIにバインドされた接頭辞
        例外:
        IllegalArgumentException - namespaceURInullの場合
      • getPrefixes

        Iterator<String> getPrefixes​(String namespaceURI)
        現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされているすべての接頭辞を取得します。

        String要素のIteratorが任意の実装依存順で返されます。

        Iteratorは変更不可能です。たとえばremove()メソッドはUnsupportedOperationExceptionをスローします。

        名前空間URIによって接頭辞を要求する場合に、次の表に、すべての名前空間URI値に対して、返される接頭辞の値を示します。

        指定されたネームスペースURIの戻り値
        名前空間URIパラメータ 返される接頭辞の値
        <default Namespace URI>を含む、バインドされたネームスペースURI 任意の実装依存順で現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされたIterator
        バインドされていない名前空間URI 空のIterator
        XMLConstants.XML_NS_URI ("http://www.w3.org/XML/1998/namespace") 1つの要素がXMLConstants.XML_NS_PREFIX ("xml")に設定されたIterator
        XMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE_NS_URI ("http://www.w3.org/2000/xmlns/") 1つの要素がXMLConstants.XMLNS_ATTRIBUTE ("xmlns")に設定されたIterator
        null IllegalArgumentExceptionがスローされる
        パラメータ:
        namespaceURI - 検索する名前空間のURI
        戻り値:
        現在のスコープ内の名前空間URIにバインドされているすべての接頭辞のIterator
        例外:
        IllegalArgumentException - namespaceURInullの場合