- java.lang.Object
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- org.omg.PortableServer.Servant
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- 直系の既知のサブクラス:
BindingIteratorPOA,DynamicImplementation,NamingContextExtPOA,NamingContextPOA,ServantActivatorPOA,ServantLocatorPOA
public abstract class Servant extends Object
ネイティブなServant型を定義します。 Javaでは、Servant型はJavaのorg.omg.PortableServer.Servantクラスにマップされます。 このクラスは、すべてのPOAサーバント実装の基底クラスとして機能し、アプリケーション・プログラマが呼び出すことのできるいくつかのメソッドのほかに、POAそのものによって呼び出され、サーバントの動作を制御するためにユーザーがオーバーライドできるメソッドも提供します。 IDL - Java間の仕様 (CORBA V 2.3.1) ptc/00-01-08.pdfに準拠しています。
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コンストラクタのサマリー
コンストラクタ コンストラクタ 説明 Servant()
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メソッドのサマリー
すべてのメソッド インスタンス・メソッド 抽象メソッド 具象メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 abstract String[]_all_interfaces(POA poa, byte[] objectId)ORBがサーバントから完全な型情報を取得するために使用します。POA_default_POA()サーバントに関連付けられたORBインスタンスからルートPOAを返します。Delegate_get_delegate()ORBベンダー固有のPortableServer::Servant実装を取得します。Object_get_interface_def()Servantによって実装されたCORBA::Objectの実行時の型を定義するCORBA::ObjectとしてInterfaceDefオブジェクトを返します。boolean_is_a(String repository_id)指定されたrepository_idが、_all_interfaces()によって返されたリストに含まれているか、それともジェネリックCORBAオブジェクトのrepository_idであるかを確認します。boolean_non_existent()Objectの存在を確認します。byte[]_object_id()共通のメソッドを簡単に実行できるようにします(PortableServer::Current::get_object_idを呼び出すのと同じ)。ORB_orb()Servantに現在関連付けられているORBのインスタンスを返します(簡易メソッド)。POA_poa()共通のメソッドを簡単に実行できるようにします(PortableServer::Current:get_POAと同じ)。void_set_delegate(Delegate delegate)委譲を介してORBの移植性をサポートするクラスをメソッドに提供することにより、Java ORBの移植性のあるインタフェースをサポートします。Object_this_object()サーバントが、その要求に対して生成しているターゲットのCORBAオブジェクトのオブジェクト参照を取得できるようにします。Object_this_object(ORB orb)サーバントが、その要求に対して生成しているターゲットのCORBAオブジェクトのオブジェクト参照を取得できるようにします。
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メソッドの詳細
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_get_delegate
public final Delegate _get_delegate()
ORBベンダー固有のPortableServer::Servant実装を取得します。- 戻り値:
_delegateORBベンダー固有のPortableServer::Servant実装。
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_set_delegate
public final void _set_delegate(Delegate delegate)
委譲を介してORBの移植性をサポートするクラスをメソッドに提供することにより、Java ORBの移植性のあるインタフェースをサポートします。- パラメータ:
delegate- ORBベンダー固有のPortableServer::Servant実装。
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_this_object
public final Object _this_object()
サーバントが、その要求に対して生成しているターゲットのCORBAオブジェクトのオブジェクト参照を取得できるようにします。- 戻り値:
this_objectリクエストに関連付けられたObject参照。
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_this_object
public final Object _this_object(ORB orb)
サーバントが、その要求に対して生成しているターゲットのCORBAオブジェクトのオブジェクト参照を取得できるようにします。- パラメータ:
orb- サーバントが関連付けられているORB。- 戻り値:
- リクエストに関連付けられた
_this_object参照。
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_orb
public final ORB _orb()
Servantに現在関連付けられているORBのインスタンスを返します(簡易メソッド)。- 戻り値:
orbServantに現在関連付けられているORBのインスタンス。
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_poa
public final POA _poa()
共通のメソッドを簡単に実行できるようにします(PortableServer::Current:get_POAと同じ)。- 戻り値:
poaサーバントに関連付けられたPOA。
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_object_id
public final byte[] _object_id()
共通のメソッドを簡単に実行できるようにします(PortableServer::Current::get_object_idを呼び出すのと同じ)。- 戻り値:
object_idこのサーバントに関連付けられたObjectID。
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_default_POA
public POA _default_POA()
サーバントに関連付けられたORBインスタンスからルートPOAを返します。 サブクラスはこのメソッドをオーバーライドして、別のPOAを返すことができます。- 戻り値:
default_POAServantに関連付けられたPOA。
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_is_a
public boolean _is_a(String repository_id)
指定されたrepository_idが、_all_interfaces()によって返されたリストに含まれているか、それともジェネリックCORBAオブジェクトのrepository_idであるかを確認します。- パラメータ:
repository_id- リポジトリ・リストに存在すること、またはジェネリックCORBAオブジェクトのIDであることを確認するrepository_id。- 戻り値:
is_a指定されたrepository_idがリポジトリ・リストに含まれているか、ジェネリックCORBAオブジェクトと同じであるかを示すboolean。
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_non_existent
public boolean _non_existent()
Objectの存在を確認します。Servantは、派生サーバントによってオーバーライドできる_non_existent()のデフォルト実装を提供します。- 戻り値:
non_existent該当するオブジェクトが存在しない場合はtrue、存在しない場合はfalse。
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_get_interface_def
public Object _get_interface_def()
Servantによって実装されたCORBA::Objectの実行時の型を定義するCORBA::ObjectとしてInterfaceDefオブジェクトを返します。_get_interface_defの呼出し側では、その結果をInterfaceDefにナロー変換してから使用する必要があります。_get_interface_def()のデフォルトの実装は、デフォルトの動作が適切でない場合に派生サーバントによってオーバーライドできます。 CORBA 2.3.1仕様のセクション11.3.1に定義されているように、_get_interface_def()のデフォルトの動作は、静的サーバントの最上位の派生インタフェースまたは動的サーバントから取り出された最上位の派生インタフェースを使用してInterfaceDefを取得することです。 この動作は、Servantを実装するDelegateによってサポートされている必要があります。- 戻り値:
get_interface_defServantによって実装されたCORBA::Objectの実行時の型を定義するCORBA::ObjectとしてのInterfaceDefオブジェクト。
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