このトピックには、次の項があります。
Server JRE 10は、Oracle Solaris SPARC (64-bit)、バージョン11またはそれ以降でサポートされています。
サポートされているプロセッサおよびブラウザの詳細は、Oracle JDKの動作保証済システム構成を参照してください。
JDKまたはJREのインストール手順にはinterim.update.patch
という表記が含まれています。この表記により更新のバージョン番号を表します。
表記interim.update.patch
を含むJDKおよびJREのインストール手順では、かわりに適切な更新バージョン番号を使用します。たとえば、JDK 10一時0、更新2、パッチ1をインストールする場合、このバンドルの名前は次の文字列で表現されます。
JDK-10.interim.update.patch_solaris-sparcv9_bin.tar.gz
この文字列は次のようになります。
JDK-10.0.2.1_solaris-sparcv9_bin.tar.gz
JRE 10一時0、更新2、パッチ0をインストールする場合、このバンドルの名前は次の文字列で表現されます。
jre-10.interim.update.patch_solaris-sparcv9_bin.tar.gz
この文字列は次のようになります。
jre-10.0.2_solaris-sparcv9_bin.tar.gz
アーカーブ・バイナリ(.tar.gz
)およびSolaris Update RepositoryであるImage Packaging System (IPS)を使用して、Oracle SolarisプラットフォームにJDK 10をインストールできます。
ダウンロード・ファイル: jdk-10.interim.update.patch_solaris-sparcv9_bin.tar.gz
アーキテクチャ: 64-bit SPARC
インストールを実行できるユーザー: すべてのユーザー
これらのファイルを使用するインストール手順を.tar.gz
ファイル別にまとめてあります。この方法では、他のJDKインストールに影響を与えることなく、現在のユーザーのJDKのプライベート・バージョンを任意の場所にインストールできます。ただし、一部の機能を使用できるようにするため手動の手順が必要になることがあります。
注意:
推奨される方法は、IPSパッケージを使用したOracle Solaris11へのJDKのインストールを参照してください。アーカイブ・バイナリを使用したOracle SolarisへのJDKのインストール
書込み可能な任意の場所にJDKアーカイブ・バイナリをインストールできます。Oracle Solaris OSによって提供されるシステム・バージョンのJavaプラットフォームはこれに置き換えられません。.tar.gz
)からJDKをインストールする手順は、次のとおりです。IPSパッケージを使用してOracle SolarisにJDK 10をインストールできます。
jdk-10
パッケージを使用してOracle Solaris 11にJDK 10をインストールする手順は、次のとおりです。書込み可能な任意の場所にJRE 10アーカイブ・バイナリをインストールできます。このインストールでは、Oracle Solaris OSによって提供されるシステム・バージョンのJavaプラットフォームは置換されません。
.tar.gz
)からOracle SolarisにJRE 10をインストールする手順は、次のとおりです。IPSパッケージを使用してOracle SolarisにJRE 10をインストールできます。
同じイメージ上に複数のJavaバージョンがインストールされている場合、メディエータを使用してデフォルトまたは優先するJavaバージョンを指定できます。メディエータにはアプリケーションの複数の実装へのリンクが含まれています。どのリンクもメディエータ名とリンク・パスは同じですが、ターゲット・リンク・パスが異なります。
現在のデフォルト・バージョンの表示
pkg mediator
コマンドを使用して、イメージ内のすべてのメディエータと現在のデフォルトのJavaバージョンを表示します。$ /usr/bin/pkg mediator | grep java
デフォルトのJavaバージョンの設定
pkg set-mediator
コマンドを使用して、Java 10をデフォルトまたは優先するバージョンに設定します。 $ usr/bin/pkg set-mediator -V 10 java