内容は次のとおりです

• Java Access Bridge
• Java Accessibility API
• Java Accessibilityユーティリティ
• プラガブルなLook & Feel

Java Access Bridge

Java Access Bridgeは、特定のJavaアプリケーションをMicrosoft Windows上のユーザー補助テクノロジに対して可視にできるテクノロジです。Java Access Bridgeの有効化とテストを参照してください。

Java Accessibility API

Java Accessibility API (JAAPI)は、javax.accessibilityパッケージに含まれており、Java Foundation Classes (JFC)のコア・パーツの1つです。JFCは、グラフィカル・ユーザー・インタフェース・コンポーネントの包括セットで、インターネット、イントラネット、およびデスクトップ・アプリケーションの配備を容易にするために設計された基幹サービスです。JAAPIにより、体の不自由な方が利用可能なJavaアプリケーションを作成できます。Accessible Javaアプリケーションは、画面リーダー、画面拡大機能、音声認識システム、および点字ディスプレイなどのユーザー補助テクノロジに対応しています。JAAPIはGUIコンポーネント情報をユーザー補助テクノロジから利用できるようにすることで、ユーザーにJavaアプリケーションの代替表現および制御を提供します。

JAAPIのサポートは、Swingコンポーネントに組み込まれています。Javaチュートリアル(Java SE 8以前)のユーザー補助テクノロジのサポート方法を参照してください。

Java Accessibilityユーティリティ

Java Accessibilityユーティリティは、パッケージcom.sun.java.accessibility.utilに含まれ、Java Accessibility APIを実装するGUIツールキットへのアクセスをユーザー補助テクノロジが提供できるように支援するユーティリティ・クラスのセットです。Java Accessibilityユーティリティは、UIコンポーネントに関連するイベントをモニターします。また、ユーザー補助テクノロジがGUIに関する追加情報(マウスの現在位置、現在フォーカスを持つウィンドウなど)を取得するのを支援します。Java Accessibilityユーティリティの概要を参照してください。

プラガブルなLook & Feel

Java Foundation ClassesはプラガブルなLook & Feelアーキテクチャを実装します。このアーキテクチャは、ユーザー・インタフェースの非視覚表現によってアプリケーションの視覚表現を置き換えたり拡張したりできます。ユーザー・インタフェースの表現は、各コンポーネントの基盤となる構造およびデータから分離されています。これは、コンポーネントのユーザー・インタフェースをそのモデルから分離することで実現されています。コンポーネントのモデルとは、ユーザー・インタフェースによってユーザーに提示される状態と情報をカプセル化する構造のことです。このアーキテクチャの詳細は、Javaチュートリアル(Java SE 8以前)のJFCとSwingについてを参照してください。