モジュール java.desktop
パッケージ javax.sound.midi

クラスSequencer.SyncMode

java.lang.Object
javax.sound.midi.Sequencer.SyncMode
含まれているインタフェース:
Sequencer

public static class Sequencer.SyncMode
extends Object
SyncModeオブジェクトは、MIDIシーケンサで扱われている時間をマスターまたはスレーブ・デバイスと同期化する方法の1つを表します。 シーケンサをマスターと同期化する場合、シーケンサはその現在の時間をマスターのメッセージに合わせて修正します。 シーケンサにスレーブがある場合は、同じようにシーケンサからスレーブのタイミングを制御するためのメッセージが送信されます。

シーケンサが利用できるマスターを指定する定義済モードは3つあります。INTERNAL_CLOCKMIDI_SYNC、およびMIDI_TIME_CODEです。 後ろの2つは、シーケンサが別のデバイスからMIDIメッセージを受信する場合に機能します。 この2つのモードは、それぞれシステムのリアルタイム・クロック・メッセージまたはMIDIタイム・コード(MTC)メッセージに基づいてシーケンサの時間を再設定します。 これら2つのモードはスレーブ・モードとしても使用できます。その場合は、シーケンサがマスターからメッセージを受信しているかどうかには関係なく、シーケンサから対応するタイプのMIDIメッセージがレシーバに送信されます。 第4のモードであるNO_SYNCは、シーケンサからレシーバのタイミングを制御しないことを示します。

関連項目:
Sequencer.setMasterSyncMode(SyncMode), Sequencer.setSlaveSyncMode(SyncMode)
  • フィールドのサマリー

    フィールド 
    修飾子と型 フィールド 説明
    static Sequencer.SyncMode INTERNAL_CLOCK
    シーケンサがタイミング情報を内蔵クロックから取得するマスター同期モードです。
    static Sequencer.SyncMode MIDI_SYNC
    MIDIクロック・メッセージを使うように指定するマスターまたはスレーブ同期モードです。
    static Sequencer.SyncMode MIDI_TIME_CODE
    MIDIタイム・コードを使うように指定するマスターまたはスレーブ同期モードです。
    static Sequencer.SyncMode NO_SYNC
    レシーバにタイミング情報を送信しないことを示すスレーブ同期モードです。
  • コンストラクタのサマリー

    コンストラクタ 
    修飾子 コンストラクタ 説明
    protected SyncMode​(String name)
    同期モードを構築します。
  • メソッドのサマリー

    修飾子と型 メソッド 説明
    boolean equals​(Object obj)
    指定されたオブジェクトがこの同期モードと等しいかどうかを示し、オブジェクトが同じ場合はtrueを返します。
    int hashCode()
    この同期モードのハッシュ・コード値を返します。
    String toString()
    この同期モードの名前をモードの文字列表現で指定します。

    クラス java.lang.Objectで宣言されたメソッド

    clonefinalizegetClassnotifynotifyAllwaitwaitwait
  • フィールド詳細

    • INTERNAL_CLOCK

      public static final Sequencer.SyncMode INTERNAL_CLOCK
      シーケンサがタイミング情報を内蔵クロックから取得するマスター同期モードです。 これはスレーブ同期モードとしては使用できません。
    • MIDI_SYNC

      public static final Sequencer.SyncMode MIDI_SYNC
      MIDIクロック・メッセージを使うように指定するマスターまたはスレーブ同期モードです。 このモードをマスター同期モードとして使用すると、シーケンサはタイミング情報をシステムのリアルタイムMIDIクロック・メッセージから取得します。 マスター同期モードは、それ自身がMIDIレシーバでもあるシーケンサに対してだけ適用できます。 このモードをスレーブ同期モードとして使用すると、シーケンサはレシーバにシステムのリアルタイムMIDIクロック・メッセージを送信します。 MIDIクロック・メッセージは、四分音符1つに24回のレートで送信されます。
    • MIDI_TIME_CODE

      public static final Sequencer.SyncMode MIDI_TIME_CODE
      MIDIタイム・コードを使うように指定するマスターまたはスレーブ同期モードです。 このモードをマスター同期モードとして使用すると、シーケンサはタイミング情報をMIDIタイム・コード・メッセージから取得します。 マスター同期モードは、それ自身がMIDIレシーバでもあるシーケンサに対してだけ適用できます。 このモードをスレーブ同期モードとして使用すると、シーケンサはレシーバにMIDIタイム・コード・メッセージを送信します。 (MIDIタイム・コードについては、「MIDI 1.0 Detailed Specification」を参照。)
    • NO_SYNC

      public static final Sequencer.SyncMode NO_SYNC
      レシーバにタイミング情報を送信しないことを示すスレーブ同期モードです。 これはマスター同期モードとしては使用できません。
  • コンストラクタの詳細

    • SyncMode

      protected SyncMode​(String name)
      同期モードを構築します。
      パラメータ:
      name - 同期モードの名前
  • メソッドの詳細

    • equals

      public final boolean equals​(Object obj)
      指定されたオブジェクトがこの同期モードと等しいかどうかを示し、オブジェクトが同じ場合はtrueを返します。
      オーバーライド:
      equals 、クラス:  Object
      パラメータ:
      obj - 比較対象の参照オブジェクト
      戻り値:
      指定されたオブジェクトがこの同期モードと等しい場合はtruefalseそうでなければ
      関連項目:
      Object.hashCode()HashMap
    • hashCode

      public final int hashCode()
      この同期モードのハッシュ・コード値を返します。
      オーバーライド:
      hashCode 、クラス:  Object
      戻り値:
      この同期モードのハッシュ・コード値
      関連項目:
      Object.equals(java.lang.Object), System.identityHashCode(java.lang.Object)
    • toString

      public final String toString()
      この同期モードの名前をモードの文字列表現で指定します。
      オーバーライド:
      toString 、クラス:  Object
      戻り値:
      この同期モードの名前