Expression
オブジェクトは、"a.getFoo()"
のように、ターゲットと一連の引数に単一のメソッドが適用されて、結果が返されるプリミティブな式を表します。
Expression
オブジェクトは、スーパー・クラスのプロパティだけでなく、値 (この式の評価時に返されるオブジェクト)も提供します。 通常、この戻り値は呼出し元から提供されるのではなく、メソッドを動的に検索し、初めてgetValue
を呼び出すときにそのメソッドを呼び出すことによって計算されます。
- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
-
コンストラクタのサマリー
コンストラクタ説明Expression
(Object value, Object target, String methodName, Object[] arguments) 指定されたターゲット・オブジェクトの指定された値を使って新しいExpression
オブジェクトを作成して、名前、および引数の配列で指定されたメソッドを呼び出します。Expression
(Object target, String methodName, Object[] arguments) 指定されたターゲット・オブジェクトの新しいExpression
オブジェクトを作成して、名前、および引数の配列で指定されたメソッドを呼び出します。 -
メソッドのサマリー
クラス java.beans.Statementで宣言されたメソッド
getArguments, getMethodName, getTarget
-
コンストラクタの詳細
-
Expression
@ConstructorProperties({"target","methodName","arguments"}) public Expression(Object target, String methodName, Object[] arguments) 指定されたターゲット・オブジェクトの新しいExpression
オブジェクトを作成して、名前、および引数の配列で指定されたメソッドを呼び出します。target
およびmethodName
の値をnull
にしないでください。 そうしない場合、このExpression
の実行を試みると、NullPointerException
が発生します。arguments
値がnull
の場合は、空の配列がarguments
プロパティの値として使用されます。- パラメータ:
target
- この式のターゲット・オブジェクトmethodName
- 指定されたターゲットに対して呼び出すメソッドの名前arguments
- 指定されたメソッドを呼び出す引数の配列- 関連項目:
-
Expression
指定されたターゲット・オブジェクトの指定された値を使って新しいExpression
オブジェクトを作成して、名前、および引数の配列で指定されたメソッドを呼び出します。value
値がvalue
プロパティの値として使用されるため、getValue()
メソッドはこのExpression
を実行せずにそれを返します。target
およびmethodName
の値をnull
にしないでください。 そうしない場合、このExpression
の実行を試みると、NullPointerException
が発生します。arguments
値がnull
の場合は、空の配列がarguments
プロパティの値として使用されます。- パラメータ:
value
- この式の値target
- この式のターゲット・オブジェクトmethodName
- 指定されたターゲットに対して呼び出すメソッドの名前arguments
- 指定されたメソッドを呼び出す引数の配列- 関連項目:
-
-
メソッドの詳細
-
execute
public void execute() throws Exceptionexecute
メソッドは、methodName
プロパティと同じ名前のメソッドを検索し、ターゲットに対してそのメソッドを呼び出します。 ターゲットのクラスが指定の名前で複数のメソッドを定義している場合、実装は『Java言語仕様(15.11)』に規定されているアルゴリズムを使って、もっとも本質的なメソッドを選択しなければいけません。 コンパイル時の型情報の代わりにターゲットと引数の動的クラスが使用され、Method
クラスそのものと同様に、プリミティブ値とその関連ラッパー・クラス間の変換は内部で処理されます。次のメソッド型は、特殊なケースとして処理されます。
- クラス・オブジェクトをターゲットとして使用することにより静的メソッドが呼び出される。
-
予約されたメソッド名「new」を使用し、あたかもすべてのクラスが静的な「new」メソッドを定義しているかのようにクラスのコンストラクタを呼び出す。 通常、コンストラクタの呼出しは値を返すため、
Statement
ではなくExpression
とみなされます。 -
List
インタフェースに定義されているメソッド名「get」および「set」が配列のインスタンスにも適用されて、Array
クラスにある同じ名前の静的メソッドにマッピングされます。
呼び出されたメソッドが正常に完了した場合は、そのメソッドが返した値が
value
プロパティにコピーされます。 基本となるメソッドの戻り型がvoid
の場合は、value
プロパティにnull
が設定されます。- オーバーライド:
execute
、クラス:Statement
- 例外:
NullPointerException
-target
またはmethodName
プロパティの値がnull
の場合NoSuchMethodException
- 一致するメソッドが見つからない場合SecurityException
- セキュリティ・マネージャが存在し、それがメソッドの呼出しを拒否する場合Exception
- 呼び出されたメソッドによってスローされます- 導入されたバージョン:
- 1.7
- 関連項目:
-
getValue
このインスタンスのvalueプロパティがまだ設定されていない場合、このメソッドは引数を使って、ターゲット上の指定されたmethodNameからメソッドを動的に検索し、呼び出します。 このメソッド呼出しの結果は、この式のvalueプロパティにコピーされたあと、getValue
の結果として返されます。 valueプロパティがすでに設定されている場合は、setValue
の呼び出しか、以前のgetValue
の呼出しにより、valueプロパティが返されます。この場合、メソッドの検索や呼出しは不要です。デフォルトでは、
Expression
のvalueプロパティは非公開の一意の値(null
以外)になり、メソッドがまだ呼び出されていないことを内部的に示します。 戻り値null
は、その他の値と同様にこのデフォルト値を置き換えます。このため、式の評価回数が2回以上になることはありません。ターゲットおよび引数の動的な型によるメソッドの選択方法の詳細については、
execute
メソッドを参照してください。- 戻り値:
- このメソッドを引数に適用した結果。
- 例外:
Exception
- 指定されたmethodNameを持つメソッドが例外をスローした場合- 関連項目:
-
setValue
public void setValue(Object value) この式の値をvalue
に設定します。 この値はgetValueメソッドから返されます。このとき、この式に関連付けられているメソッドが呼び出されることはありません。- パラメータ:
value
- この式の値。- 関連項目:
-
toString
public String toString()Javaスタイルの構文を使って、この式の値を出力します。
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