モジュール java.base

パッケージjava.nio.charset


パッケージjava.nio.charset
byteとUnicode文字の相互変換を行うため、文字セット、デコーダ、およびエンコーダを定義します。
このパッケージの文字セット、デコーダおよびエンコーダのサマリー
クラス名 説明
Charset 文字とバイト間の指定された マッピング
CharsetDecoder バイトから文字へのデコード
CharsetEncoder 文字からバイトへのエンコード
CoderResult コーダーの結果の説明
CodingErrorAction コーディング・エラーが検出されたときに 実行するアクションの説明

文字セットは、「RFC 2278」で定義されている、16ビットUnicode文字シーケンスとバイト・シーケンスとの間の指定マッピングです。 デコーダは、特定の文字セットで表現されたバイトを文字に変換するエンジンです。エンコーダは、文字をバイトに変換するエンジンです。 エンコーダとデコーダは、byteバッファやcharバッファを操作します。 この2つをまとめてコーダーと呼びます。

Charsetクラスは、特定の文字セット用のコーダーを作成するメソッドや、文字セットに関連したさまざまな名前を取得するメソッドを定義します。 さらに、特定の文字セットがサポートされているかどうかをテストするstaticメソッド、名前から文字セットのインスタンスを検索するstaticメソッド、現在のJava仮想マシンでサポートされているすべての文字セットのマップを構築するstaticメソッドも定義します。

ほとんどのユーザーは、これらのクラスを直接使用する代わりに、Stringクラスにある既存の文字セット関連のコンストラクタおよびメソッドと、既存のInputStreamReaderクラスおよびOutputStreamWriterクラスを使用します。これらの実装はすべて、このパッケージで定義されている文字セット機能を活用できるように作り直されました。 特に、InputStreamReaderクラスとOutputStreamWriterクラスには、そのインスタンスの構築時に明示的に文字セット・オブジェクトを指定できるように、若干の変更が加えられています。

新しい文字セットのサポートは、java.nio.charset.spiパッケージのCharsetProviderクラスで定義されているインタフェースを介して利用できます。

導入されたバージョン:
1.4
  • クラス
    説明
    文字のエンコード・エラーやデコード・エラーが発生したときにスローされるチェック例外です。
    16ビットUnicode コード単位のシーケンスとバイト・シーケンス間の指定マップです。
    特定の文字セットで表現されたバイト・シーケンスを16ビットUnicode文字のシーケンスに変換するエンジンです。
    16ビットUnicode文字のシーケンスを特定の文字セットで表現されたバイト・シーケンスに変換するエンジンです。
    CharsetDecoderdecodeLoopメソッドまたはCharsetEncoderencodeLoopメソッドから予期しない例外がスローされたときにスローされるエラーです。
    コーダーの結果状態の説明です。
    コーディング・エラーが発生したときに実行するアクションの型保証された列挙です。
    ある文字列が、正当な文字セット名ではないのに正当であるかのように使用された場合にスローされる非チェック例外です。
    入力バイト・シーケンスが指定文字セットにとって正当でない場合、または入力文字シーケンスが16ビットの正規Unicodeシーケンスでない場合にスローされるチェック例外です。
    標準charsets用の定数定義。
    入力文字(またはバイト)シーケンスは有効だが出力バイト(または文字)シーケンスにマップできない場合にスローされるチェック例外です。
    要求された文字セットがサポートされない場合にスローされる非チェック例外です。