java.lang.Object
java.security.Permission
java.security.BasicPermission
java.sql.SQLPermission
- すべての実装されたインタフェース:
Serializable
,Guard
public final class SQLPermission extends BasicPermission
SecurityManager
が有効なアプリケーションを実行しているコードが、DriverManager.deregisterDriver
メソッド、DriverManager.setLogWriter
メソッド、DriverManager.setLogStream
(deprecated)メソッド、SyncFactory.setJNDIContext
メソッド、SyncFactory.setLogger
メソッド、Connection.setNetworkTimeout
メソッドまたはConnection.abort
メソッドを呼び出すときに、SecurityManager
がチェックするアクセス権。 SQLPermission
オブジェクトがない場合、これらのメソッドは実行時例外としてjava.lang.SecurityException
をスローします。
SQLPermission
オブジェクトには名前(「ターゲット名」とも呼ばれる)は含まれますが、アクション・リストは含まれません。したがって、名前付きアクセス権が存在するか、存在しないかのどちらかになります。 ターゲット名には、アクセス権(下記を参照)の名前を指定します。 命名規約は、階層的なプロパティ命名規約に従います。 また、ターゲット名のあとにアスタリスクを指定し(「.」のあとに指定するか、単独で指定)、ワイルドカード・マッチングを表すこともできます。 たとえば、loadLibrary.*
や*
はワイルドカード・マッチングを表しますが、*loadLibrary
やa*b
は無効です。
SQLPermission
に指定できるターゲット名を次の表に示します。 表には、アクセス権により許可される操作、およびそのアクセス権をコードに与えた場合のリスクが示されます。
アクセス権ターゲット名 | アクセス権により許可される操作 | このアクセス権を許可した場合のリスク |
---|---|---|
setLog | ロギング・ストリームの設定 | このアクセス権を与えるのは危険です。 ログの内容には、ユーザー名とパスワード、SQL文、およびSQLデータが含まれます。 |
callAbort | Connection メソッドabort 呼出しを許可します |
データベースへの物理的な接続を終了させることをアプリケーションに許可します。 |
setSyncFactory | SyncFactory メソッドsetJNDIContext およびsetLogger の呼出しを許可します |
SyncProvider 実装の取得元として使用可能なJNDIコンテキストと、SyncProvider 実装によって使用されるログ・オブジェクトを指定することをアプリケーションに許可します。 |
setNetworkTimeout | Connection メソッドsetNetworkTimeout の呼出しを許可します |
アプリケーションで、Connection またはConnection から作成されたオブジェクトが、データベースが任意の1つの要求に応答するのを待つ最大期間を指定することを許可します。 |
deregisterDriver | DriverManager のメソッドderegisterDriver の呼出しを許可します |
アプリケーションに登録済のドライバのリストからJDBCドライバを削除し、そのリソースを解放することを許可します。 |
- 導入されたバージョン:
- 1.3
- 関連項目:
-
コンストラクタのサマリー
コンストラクタ説明SQLPermission
(String name) 指定された名前を使用して、新しいSQLPermission
オブジェクトを作成します。SQLPermission
(String name, String actions) 指定された名前を使用して、新しいSQLPermission
オブジェクトを作成します。 -
メソッドのサマリー
クラスjava.security.BasicPermissionで宣言されたメソッド
equals, getActions, hashCode, implies, newPermissionCollection
クラスjava.security.Permissionで宣言されたメソッド
checkGuard, getName, toString
-
コンストラクタの詳細
-
SQLPermission
public SQLPermission(String name) 指定された名前を使用して、新しいSQLPermission
オブジェクトを作成します。 この名前はSQLPermission
のシンボリック名です。- パラメータ:
name
- このSQLPermission
オブジェクトの名前。setLog
、callAbort
、setSyncFactory
、deregisterDriver
またはsetNetworkTimeout
のいずれかである必要がある- 例外:
NullPointerException
-name
がnull
の場合。IllegalArgumentException
-name
が空である場合。
-
SQLPermission
指定された名前を使用して、新しいSQLPermission
オブジェクトを作成します。 名前はSQLPermission
のシンボリック名です。アクションString
は現在使用されていないため、null
にしてください。- パラメータ:
name
- このSQLPermission
オブジェクトの名前。setLog
、callAbort
、setSyncFactory
、deregisterDriver
またはsetNetworkTimeout
のいずれかである必要があるactions
-null
にすること- 例外:
NullPointerException
-name
がnull
の場合。IllegalArgumentException
-name
が空である場合。
-