- 型パラメータ:
T
- この列挙によって返される要素のタイプ
- すべてのスーパー・インタフェース:
Enumeration<T>
list()、listBindings()、search()などのメソッドがNamingEnumerationを返すと、発生したどの例外もすべての結果が返されるまで保持されます。 列挙の終わりに、例外が(hasMore()によって)スローされます。
たとえば、list()が部分的な回答のみを返している場合は、それに対応する例外はPartialResultExceptionになります。list()は最初にNamingEnumerationを返します。 その結果の最後がNamingEnumerationのnext()で返されたときに、hasMore()を呼び出すとPartialResultExceptionがスローされます。
別の例として、search()メソッドが、サイズを'n'に制限指定して呼び出されたとします。 回答が'n'より多くなった場合、search()は最初にNamingEnumerationを返します。 n番目の結果がNamingEnumerationでnext()を呼び出して返されたときは、hasMore()を呼び出すとSizeLimitExceedExceptionがスローされます。
プログラムでNamingEnumerationを繰り返さずに、hasMoreElements()およびnextElement()を使用すると、これらのメソッドは例外をスローできないため、例外はスローされません。 代わりに、前の例で、n番目の結果がnextElement()によって返されたあとにhasMoreElements()を呼び出すとfalseが返されます。
また、列挙内に要素が残っていない場合は、プログラムでnext()またはnextElement()を呼び出すとNoSuchElementExceptionがスローされます。 プログラムでは、列挙の終わりに到達したかどうかを確認するhasMore()およびhasMoreElements()を使用してこの例外を常に回避できます。
列挙中に例外がスローされると、列挙は無効になります。 列挙上でどのメソッドを次に呼び出しても、結果は保証されません。
- 導入されたバージョン:
- 1.3
- 関連項目:
-
メソッドのサマリー
インタフェースjava.util.Enumerationで宣言されたメソッド
asIterator, hasMoreElements, nextElement
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メソッドの詳細
-
next
T next() throws NamingException列挙内の次の要素を検索します。 このメソッドでは、アプリケーションによって次に取得および処理される要素を検索するときに、ネーミング例外を検出できます。また、
next()
はランタイム例外NoSuchElementExceptionをスローして、コール元が列挙の終わりを超えて列挙しようとしていることを示すことができます。 これは、参照やサーバーの使用不可などのために、次の要素の取得時に問題が発生したことを表示するNamingExceptionとは異なります。- 戻り値:
- 列挙内の要素(nullの場合もある)。nullは、nullを返すことができる列挙に対してだけ有効(たとえば、Attribute.getAll()は属性値の列挙を返すが、属性値はnullの場合もある)。
- 例外:
NamingException
- 次の要素の取得中にネーミング例外が見つかった場合。 可能性のあるネーミング例外については、NamingExceptionとそのサブクラスを参照。NoSuchElementException
- 使用できる要素がないときに次の要素を取得しようとしている場合。- 関連項目:
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hasMore
boolean hasMore() throws NamingException列挙内にほかの要素があるかどうかを判定します。 このメソッドでは、アプリケーションで取得および処理されるその他の要素があるかどうか判定している間に、ネーミング例外が発生します。- 戻り値:
- 列挙内にほかの要素がある場合はtrue、そうでない場合はfalse。
- 例外:
NamingException
- 列挙内にその他の要素があるかどうかを判定している間に、ネーミング例外が発生した場合発生する可能性がある。 可能性のあるネーミング例外については、NamingExceptionとそのサブクラスを参照。- 関連項目:
-
close
void close() throws NamingExceptionこの列挙を閉じます。 この列挙でこのメソッドを呼び出すと、列挙は無効になり、次にそのメソッドのいずれかを呼び出しても、結果は保証されません。 このメソッドは、列挙を中止してリソースを解放するために使用されます。 列挙が最後まで進む場合、つまり、hasMoreElements()
またはhasMore()
がfalse
を返すまで -- リソースは自動的に解放され、明示的にclose()
をコールする必要はありません。このメソッドは、列挙に関連するリソースを自由に解放できることをサービス・プロバイダに示し、また未処理要求の取消しをサーバーに通知できます。
close()
メソッドは、リソースを管理するための実装のヒントです。 クライアントがclose()
コールを省略した場合、実装では適切なアルゴリズムを使用してリソースを管理することをお薦めします。- 例外:
NamingException
- 列挙を閉じている間に、ネーミング例外が発生する場合。- 導入されたバージョン:
- 1.3
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