javax.swing
クラス SizeRequirements

java.lang.Object
  javax.swing.SizeRequirements

すべての実装されたインタフェース:

Serializable

public class SizeRequirements
extends Object
implements Serializable

レイアウトマネージャーの便宜のために、コンポーネントのサイズと位置についての情報を計算します。サイズと位置のすべての計算メソッドは、SizeRequirements の配列を引数として取得するクラスメソッドです。SizeRequirements クラスは 2 種類のレイアウトをサポートします。

tiled

コンポーネントは座標 0 (左端または上端) から始まって両端揃えで配置されるか、あるいは割り当てられたスパンの端を表す座標 (右端または下端) から始まって両端揃えで配置される。

aligned

コンポーネントはそれぞれの揃え方の値 (X または Y) に基づいて整列される

各 SizeRequirements オブジェクトは、1 つのコンポーネントまたは複数のコンポーネントの幅 (と X 揃え) または高さ (と Y 揃え) のどちらかについての情報を保持します。

minimum

コンポーネントまたはコンポーネントグループの適度な最小の幅および高さ (ピクセル単位)

preferred

コンポーネントまたはコンポーネントグループの本来の幅および高さ (ピクセル単位)

maximum

コンポーネントまたはコンポーネントグループの適度な最大の幅および高さ (ピクセル単位)

alignment

コンポーネントまたはコンポーネントグループの X および Y 揃え

警告: このクラスの直列化されたオブジェクトは、今後の Swing リリースと互換ではなくなる予定です。現在の直列化のサポートは、短期間の運用や、同じバージョンの Swing を実行するアプリケーション間の RMI に適しています。JDK Version 1.4 以降、すべての JavaBeans^™ の長期間の運用サポートは、java.beans パッケージに追加されています。詳細は、XMLEncoder を参照してください。

関連項目:

Component.getMinimumSize(), Component.getPreferredSize(), Component.getMaximumSize(), Component.getAlignmentX(), Component.getAlignmentY()

フィールドの概要

float	alignment 0.0 と 1.0 の間の値 (上下限値を含む) で指定される配置です。
int	maximum 可能な最大サイズです。
int	minimum 必要とされる最小サイズです。
int	preferred 適切な (本来の) サイズです。

コンストラクタの概要

SizeRequirements()
最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズをゼロに、配置の値を 0.5 (中央揃え) に設定して、SizeRequirements オブジェクトを作成します。

SizeRequirements(int min, int pref, int max, float a)
指定された最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズ、および配置で、SizeRequirements オブジェクトを作成します。

メソッドの概要

static int[]	adjustSizes(int delta, SizeRequirements[] children) 指定された量で、指定された配列のサイズを調整します。
static void	calculateAlignedPositions(int allocated, SizeRequirements total, SizeRequirements[] children, int[] offsets, int[] spans) コンポーネントのセットを指定の揃え方でレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。
static void	calculateAlignedPositions(int allocated, SizeRequirements total, SizeRequirements[] children, int[] offsets, int[] spans, boolean normal) コンポーネントのセットを指定の揃え方でレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。
static void	calculateTiledPositions(int allocated, SizeRequirements total, SizeRequirements[] children, int[] offsets, int[] spans) コンポーネントのセットを端から端までレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。
static void	calculateTiledPositions(int allocated, SizeRequirements total, SizeRequirements[] children, int[] offsets, int[] spans, boolean forward) コンポーネントのセットを端から端までレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。
static SizeRequirements	getAlignedSizeRequirements(SizeRequirements[] children) コンポーネントのセットを配置するのに必要な合計スペースを判定します。
static SizeRequirements	getTiledSizeRequirements(SizeRequirements[] children) コンポーネントのセットを端から端まで配置するのに必要な合計スペースを判定します。
String	toString() 最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズの要件を記述する文字列を、配置と一緒に返します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait

フィールドの詳細

minimum

public int minimum

必要とされる最小サイズです。コンポーネント comp では、このサイズは comp.getMinimumSize().width または comp.getMinimumSize().height のどちらかに等しくなければいけません。

preferred

public int preferred

適切な (本来の) サイズです。コンポーネント comp では、このサイズは comp.getPreferredSize().width または comp.getPreferredSize().height のどちらかに等しくなければいけません。

maximum

public int maximum

可能な最大サイズです。コンポーネント comp では、このサイズは comp.getMaximumSize().width または comp.getMaximumSize().height のどちらかに等しくなければいけません。

alignment

public float alignment

0.0 と 1.0 の間の値 (上下限値を含む) で指定される配置です。中央揃えを指定するには、配置の値は 0.5 である必要があります。

コンストラクタの詳細

SizeRequirements

public SizeRequirements()

最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズをゼロに、配置の値を 0.5 (中央揃え) に設定して、SizeRequirements オブジェクトを作成します。

SizeRequirements

public SizeRequirements(int min,
                        int pref,
                        int max,
                        float a)

指定された最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズ、および配置で、SizeRequirements オブジェクトを作成します。

パラメータ:

min - 最小サイズ >= 0

pref - 適切なサイズ >= 0

max - 最大サイズ >= 0

a - 配置 >= 0 .0f && <= 1.0f

メソッドの詳細

toString

public String toString()

最小サイズ、適切なサイズ、最大サイズの要件を記述する文字列を、配置と一緒に返します。

オーバーライド:

クラス Object 内の toString

戻り値:

文字列

getTiledSizeRequirements

public static SizeRequirements getTiledSizeRequirements(SizeRequirements[] children)

コンポーネントのセットを端から端まで配置するのに必要な合計スペースを判定します。その各コンポーネントの必要事項は、渡された SizeRequirements 配列のエントリによって表現されます。返された SizeRequirements オブジェクトは、0.5 (中央揃え) という配置の値を持ちます。スペース要件は、Integer.MAX_VALUE より大きくはなりません。

パラメータ:

children - コンポーネントのセットのスペース要件。ベクトルの長さはゼロでもよく、その場合はデフォルトの SizeRequirements オブジェクトのインスタンスが渡される

戻り値:

合計スペースの要件

getAlignedSizeRequirements

public static SizeRequirements getAlignedSizeRequirements(SizeRequirements[] children)

コンポーネントのセットを配置するのに必要な合計スペースを判定します。その各コンポーネントの必要事項は、渡された SizeRequirements 配列のエントリによって表現されます。必要な合計スペースは、Integer.MAX_VALUE より大きくはなりません。

パラメータ:

children - 子の要件のセット。長さが 0 の場合、 SizeRequirements のデフォルトインスタンスが返される

戻り値:

合計スペースの要件

calculateTiledPositions

public static void calculateTiledPositions(int allocated,
                                           SizeRequirements total,
                                           SizeRequirements[] children,
                                           int[] offsets,
                                           int[] spans)

コンポーネントのセットを端から端までレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。このメソッドは、割り当てスペース量の合計、配置する各コンポーネントのサイズ要件 (SizeRequirements の配列で指定される)、コンポーネントセットの合計サイズの要件をユーザーが指定することを要求します。合計サイズの要件を取得するには、getTiledSizeRequirements メソッドを呼び出します。コンポーネントは、0 からオフセット分を増やしながら順方向にタイリングされます。

パラメータ:

allocated - 割り当てる合計スパン >= 0

total - 子の要求の合計。この引数はオプションであり、null の場合がある

children - 各コンポーネントのサイズ要件

offsets - スパンが割り当てられた各子の 0 からのオフセット (スパンの配置を指定する)

spans - 各子に割り当てられたスパンで、 合計ターゲットスパンを構成する

calculateTiledPositions

public static void calculateTiledPositions(int allocated,
                                           SizeRequirements total,
                                           SizeRequirements[] children,
                                           int[] offsets,
                                           int[] spans,
                                           boolean forward)

コンポーネントのセットを端から端までレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。このメソッドは、割り当てスペース量の合計、配置する各コンポーネントのサイズ要件 (SizeRequirements の配列で指定される)、コンポーネントセットの合計サイズの要件をユーザーが指定することを要求します。合計サイズの要件を取得するには、getTiledSizeRequirements メソッドを呼び出します。 このメソッドでは、コンポーネントを順方向に (0 からオフセット分増やしながら) タイリングするか、逆方向に (割り当てスペースの端からオフセット分減らしながら) タイリングするかをフラグで指定します。順方向は、コンポーネントを左から右または上から下にタイリングすることを表し、逆方向は、コンポーネントを右から左または下から上にタイリングすることを表します。

パラメータ:

allocated - 割り当てる合計スパン >= 0

total - 子の要求の合計。この引数はオプションであり、null の場合がある

children - 各コンポーネントのサイズ要件

offsets - スパンが割り当てられた各子の 0 からのオフセット (スパンの配置を指定する)

spans - 各子に割り当てられたスパンで、 合計ターゲットスパンを構成する

forward - true の場合、0 からオフセット分増やしながらタイリングし、 false の場合、割り当てスペースの端からオフセット分減らしながら タイリングする

導入されたバージョン:

1.4

calculateAlignedPositions

public static void calculateAlignedPositions(int allocated,
                                             SizeRequirements total,
                                             SizeRequirements[] children,
                                             int[] offsets,
                                             int[] spans)

コンポーネントのセットを指定の揃え方でレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。結果として得られるスパン割り当ては、指定の合計割り当てにそれぞれが収まるか可能なかぎり収まる状態でオーバーラップします。このメソッドは、割り当てスペース量の合計、配置する各コンポーネントのサイズ要件 (SizeRequirements の配列で指定される)、コンポーネントセットの合計サイズの要件 (実際に使用される配置フィールドだけ) をユーザーが指定することを要求します。合計サイズの要件を取得するには、getAlignedSizeRequirements メソッドを呼び出します。 通常の配置は、配置の値を 0.0f (コンポーネントの左上端を表す) に設定して実行されます。

パラメータ:

allocated - 割り当てる合計スパン >= 0

total - 子の要求の合計

children - 各コンポーネントのサイズ要件

offsets - スパンが割り当てられた各子の 0 からのオフセット (スパンの配置を指定する)

spans - 各子に割り当てられたスパンで、 合計ターゲットスパンを構成する

calculateAlignedPositions

public static void calculateAlignedPositions(int allocated,
                                             SizeRequirements total,
                                             SizeRequirements[] children,
                                             int[] offsets,
                                             int[] spans,
                                             boolean normal)

コンポーネントのセットを指定の揃え方でレイアウトする方法を表す、多くのオフセット/スパンのペアを作成します。結果として得られるスパン割り当ては、指定の合計割り当てにそれぞれが収まるか可能なかぎり収まる状態でオーバーラップします。このメソッドは、割り当てスペース量の合計、配置する各コンポーネントのサイズ要件 (SizeRequirements の配列で指定される)、コンポーネントセットの合計サイズの要件 (実際に使用される配置フィールドだけ) をユーザーが指定することを要求します。合計サイズの要件を取得するには、getAlignedSizeRequirements メソッドを呼び出します。 このメソッドでは、通常の配置と逆の配置のどちらを行うかをフラグで指定します。通常の配置の値 0.0f は配置するコンポーネントの左上端を表し、逆の配置の 0.0f は右下端を表します。

パラメータ:

allocated - 割り当てる合計スパン >= 0

total - 子の要求の合計

children - 各コンポーネントのサイズ要件

offsets - スパンが割り当てられた各子の 0 からのオフセット (スパンの配置を指定する)

spans - 各子に割り当てられたスパンで、 合計ターゲットスパンを構成する

normal - true の場合、配置の値 0.0f は左上端を示し、 false の場合は右下端を示す

導入されたバージョン:

1.4

adjustSizes

public static int[] adjustSizes(int delta,
                                SizeRequirements[] children)

指定された量で、指定された配列のサイズを調整します。

パラメータ:

delta - サイズの差を表す int 値

children - SizeRequirements オブジェクトの配列

戻り値:

各項目の最終サイズが格納されている int の配列