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『Java Management Extensions (JMX) Remote API Specification』では、既存の検出、検索インフラストラクチャを使用してJMX APIエージェントを通知したり検索したりする方法が説明されています。この仕様では、JMXテクノロジ固有の検出、検索APIについては定義されていません。
この章では、JMXテクノロジで使用できる既存の検出、検索インフラストラクチャの概要を、次のセクションで簡単に説明します。
これらのインフラストラクチャについての詳細は、『Java Management Extensions Remote API 1.0 Specification』の「References」セクションを参照してください。
検索サービスはJMXエージェントとJMXクライアントが使用します。1つのJava VMには、多数のJMXエージェントやJMXクライアントが含まれている場合があります。
『Java Management Extensions (JMX)テクノロジのチュートリアル』と付属の例では、検索サービスを使用してJMXエージェントを通知したり検索したりする方法が示されています。3つのインフラストラクチャの手順は似ています。大きく異なる点は、SLPとJNDIの場合は、検索サービスでエージェントが登録するのはアドレスですが、Jiniネットワーク・テクノロジを使用した場合に登録するのはJMXコネクタ・スタブです。
Service Location Protocol (SLP)では、企業ネットワーク内でネットワーク化されたサービスの存在、位置、および構成をネットワーク機能アプリケーションが検出できるフレームワークを提供します。
次の手順は、SLP検索サービスを使用してJMXエージェントを通知および検索するための、JMX Remote API仕様で定義された手順をまとめたものです。
JMX Remote API仕様では、SLPプロトコルに準拠したURLスキームを定義しています。『Java Management Extensions (JMX) Remote API Specification』を参照してください。仕様では、登録時に指定される、必須およびオプションのSLP検索属性も定義しています。
Jiniネットワーク・テクノロジは、オープンなソフトウェア・アーキテクチャで、開発者はネットワークの変化に対応可能なサービスを作成できます。Jiniの仕様では、標準の検索サービスがあります。実行中のJini検索サービスは、簡単なAPI呼出しで検出できます。
次の手順は、Jini検索サービスを使用してJMXエージェントを通知および検索するための、JMX Remote API仕様で定義された手順をまとめたものです。
JMX Remote API仕様では、Jiniテクノロジベースのエントリによるバインドを定義しています。『Java Management Extensions (JMX) Remote API Specification』を参照してください。仕様では、エージェント・コネクタの登録時に指定する、必須およびオプションのエントリも定義しています。
Java Naming and Directory Interface(JNDI) APIは、Javaプラットフォームの標準の機能拡張です。Javaテクノロジ対応のアプリケーションに、さまざまなネームおよびディレクトリ・サービスに対する統一的なインタフェースを提供します。
JMX Remote API仕様では、LDAPサーバーを使用して、JMXエージェントに公開されたJMXコネクタの情報を格納および取得する方法を詳細に定めています。
次の手順は、JNDI検索サービスを使用するための、JMX Remote API仕様で定義された手順をまとめたものです。
JMX Remote APIでは、アドレスを登録するためのLDAPスキーマを定義し、また登録したエージェントをクライアントが検出する方法について説明しています。詳細は、「JMX 1.4仕様」を参照してください。仕様では、リース・メカニズムも定義しています。
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