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サービス書式設定済み印刷データ

クライアントは、MIMEタイプを使用して印刷データ書式を記述するのではなく、Javaオブジェクトを指定することもできます。印刷サービスは、このJavaオブジェクトから印刷データ書式を決定します。たとえば、JavaオブジェクトはPostScriptドキュメントをカプセル化できます。クライアントは、MIMEタイプを使用してドキュメントをPostScriptとして明示的に記述する代わりに、そのドキュメントへの参照をJavaオブジェクト内にラップすることができます。印刷サービスは、この参照を検査して書式がPostScriptであることを判定します。印刷データはJavaオブジェクト経由で印刷サービスに渡されるため、Javaオブジェクトが実装するクラスはその表現クラスになります。

DocFlavorクラスには、サービス書式設定済み印刷データを表すDocFlavorオブジェクト定数が組み込まれたDocFlavor.SERVICE_FORMATTEDと呼ばれる内部クラスが含まれています。これらの各定数は、表現クラスとして名前が付けられたインタフェースを実装するJavaオブジェクトへの参照をクライアントが指定することを示す「application/x-java-jvm-local-objectref」のMIMEタイプを持っています。

DocFlavor.SERVICE_FORMATTEDに含まれている3つのDocFlavorオブジェクト定数はそれぞれ、サービス書式設定済み印刷データとともに使用される一般的な表現クラス名を表します。



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