Java VisualVM - リモート・アプリケーションの操作

Java VisualVMは、リモート・ホスト上で実行されているアプリケーションに関するデータにアクセスし、そのデータを表示できます。リモート・ホストへ接続が完了すると、Java VisualVMは、アプリケーションの実行環境に関する全般データを表示したり、メモリー・ヒープやスレッド・アクティビティをモニターしたりできます。

注: Java VisualVMは、リモート・アプリケーションのモニタリング情報を取得することはできますが、リモート・アプリケーションのプロファイリングを行うことはできません。

リモート・ホストへの接続

接続されたリモート・ホストは、「Applications」ウィンドウ内の「Remote」ノードの下のノードとして表示されます。あるリモート・ホストへの接続が完了すると、Java VisualVMは、そのホスト上で実行されているアプリケーションをサブノードとして表示し、それらのリモート・アプリケーションのステータスを自動更新します。具体的には、停止されたアプリケーションの削除と開始されたアプリケーションの追加を行います。

リモート・ホストを追加するには、「Applications」ウィンドウの「Remote」ノードを右クリックして「Add Remote Host」を選択し、「Add Remote Host」ダイアログ・ボックスでホスト名またはIPアドレスを入力します。(表示名を指定することもできます。この表示名は、「Remote」ノードの下に表示されるホストを参照するために使用されます。)

「Add Remote Host」ダイアログ・ボックス

注: リモート・ホスト上で実行されているアプリケーションに関する情報を取得して表示するには、そのリモート・ホスト上でjstatdユーティリティが実行されている必要があります。jstatdユーティリティを起動するには、コマンド行で「jstatd」と入力します。jstatdユーティリティはJava Development Kit (JDK) Version 6の一部として含まれています。jstatdの詳細は、そのマニュアル・ページ(Solaris、Linux、またはMac OS X用あるいはWindows用)を参照してください。

Java VisualVMがリモート・ホストに接続されると、そのリモート・ホストのノードが、「Applications」ウィンドウの「Remote」ノードの下に表示されます。リモート・ホストのノードを展開すれば、そのリモート・ホスト上で実行されているアプリケーションを表示できます。

「Applications」ウィンドウの「Remote」ノード

アプリケーション・データの表示

Java VisualVMでは、実行中の各リモート・アプリケーションに関するデータが、メイン・ウィンドウの専用タブ内に表示されます。アプリケーション・タブを開くには、「Applications」ウィンドウでアプリケーション・ノードを右クリックし、「Open」を選択します。(あるいは、アプリケーション・ノードをダブルクリックすることもできる。)「Open」をクリックすると、メイン・ウィンドウでアプリケーション・タブの「Overview」タブが開かれます。

リモート・アプリケーションの「Overview」タブ

アプリケーション・タブのサブタブを使えば、アプリケーションに関する詳細情報を表示できます。
詳細については、次のドキュメントを参照してください。


Copyright © 1993, 2020, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.