Java VisualVM

「Applications」ウィンドウの使用

Java VisualVMを起動すると、Java VisualVMウィンドウの左側に「Applications」ウィンドウが表示されます。「Applications」ウィンドウでは、ローカルJVMソフトウェア・インスタンス上や接続されているリモートJVMソフトウェア・インスタンス上で実行されているアプリケーションをすばやく表示できるように、ツリー構造が使用されています。また、「Applications」ウィンドウには、コア・ダンプとアプリケーション・スナップショットも表示されます。

「Applications」ウィンドウのノード

「Applications」ウィンドウに含まれるノードやサブノードを展開すれば、実行中のアプリケーションや保存されたファイルを表示できます。「Applications」ウィンドウ内のほとんどのノードでは、ノードを右クリックしてポップアップ・メニューから項目を選択することで、追加情報の表示やアクションの実行を行えます。ポップアップ・メニューで使用可能なアクションは、ノードごとに異なります。

VisualVMウィンドウのスクリーン・ショット

「Applications」ウィンドウに含まれるプライマリ・ノードは、次のとおりです。

「Local」ノード

「Local」ノードには、Java VisualVMと同じシステム上で実行されているJavaアプリケーションの名前とプロセスID (PID)が表示されます。Java VisualVMを起動して「Local」ノードを展開すると、現在実行されているJavaアプリケーションが表示されます。Java VisualVMは常に、ローカル・アプリケーションの1つとして表示されます。新しいローカルJavaアプリケーションが起動されると、そのアプリケーションのノードが「Local」ノードの下に表示されます。アプリケーションが終了すると、アプリケーション・ノードが削除されます。

Java VisualVMを使ってアプリケーションのスレッド・ダンプ、ヒープ・ダンプ、またはプロファイル・スナップショットを取ると、そのアプリケーションのノードの下に、それらの項目がサブノードとして表示されます。ダンプまたはスナップショットのサブノードを右クリックすれば、それをローカル・システムに保存できます。アプリケーションに関して収集されたすべての情報を収集してアーカイブし、それをアプリケーション・スナップショットとして保存できます。

ローカル・アプリケーションに関するデータの表示方法の詳細については、次の各ページを参照してください。

「Remote」ノード

あるリモート・ホストにJava VisualVMが接続すると、「Remote」ノードの下にそのリモート・ホストが1つのノードとして表示されます。あるリモート・ホストに接続された状態でそのリモート・ホストのノードを展開すれば、そのホスト上で実行されているJavaアプリケーションを表示できます。リモート・ホスト上でJavaアプリケーションが起動されると、そのアプリケーションのノードがリモート・ホスト・ノードの下に表示されます。

Java VisualVMがリモート・ホストに接続できるようにするには、それらのホストの場所を明示的に追加する必要があります。リモート・ホストが追加されると、Java VisualVMはそのリモート・ホストのアドレスを永続化し、Java VisualVMが起動されるたびにそのホストへの接続を確立します。Java VisualVMが起動時にそのホストに接続しないようにするには、Java VisualVMを終了する前に、そのリモート・ホスト・ノードを右クリックして「Remove」を選択するようにしてください。

注: リモート・ホスト上で実行されているアプリケーションに関する情報を取得して表示するには、そのリモート・ホスト上でjstatdユーティリティが実行されている必要があります。このユーティリティを起動するには、コマンド行で「jstatd」と入力します。jstatdユーティリティはJava Development Kit (JDK) Version 6の一部として含まれています。

リモート・アプリケーションに関するデータの表示方法の詳細については、次の各ページを参照してください。

「VM Coredumps」

Java VisualVMでコア・ダンプ・バイナリ・ファイルを開くと、開いたファイルが「VM Coredumps」ノードに一覧表示されます。コア・ダンプとは、その取得時におけるマシンの実行時のステータスに関する情報を含むバイナリ・ファイルのことです。コア・ダンプがある場合、そこからシステム・プロパティの概要、ヒープ・ダンプ、およびスレッド・ダンプを抽出できます。

注: コア・ダンプのノードが表示されるのは、SolarisまたはLinux上でJava VisualVMが実行されている場合だけです。

詳細については、次のドキュメントを参照してください。

「Snapshots」

「Snapshots」ノードには、Java VisualVM userdir内に保存されたすべてのアプリケーション・スナップショットが、明示的に削除されるまで表示されます。アプリケーション・スナップショットでは、スナップショットを取った時点における、アプリケーションの収集されたヒープ・ダンプ、スレッド・ダンプ、およびプロファイラ・スナップショットが取得されます。アプリケーション・スナップショット・ノードを展開すれば、スナップショットで収集されたデータを表示できます。

アプリケーション・スナップショット・ノードやそのノードの下に表示された任意の項目を右クリックすれば、その選択された項目のオープン、保存、削除、名前変更を可能にするポップアップ・メニューを開くことができます。

スナップショットの取得や保存の詳細については、次のドキュメントを参照してください。


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