モジュール java.desktop
パッケージ java.awt

クラスCanvas

  • すべての実装されたインタフェース:
    ImageObserver, MenuContainer, Serializable, Accessible


    public class Canvas
    extends Component
    implements Accessible
    Canvasコンポーネントは、アプリケーションが描画したり、アプリケーションがユーザーからの入力イベントをトラップしたりすることのできる画面の空白の矩形領域を表します。

    カスタム・コンポーネント生成などの便利な機能を使うためには、アプリケーションでCanvasクラスをサブクラス化する必要があります。 キャンバスでカスタム・グラフィックスを実行するためには、paintメソッドをオーバーライドする必要があります。

    導入されたバージョン:
    1.0
    関連項目:
    直列化された形式
    • コンストラクタの詳細

      • Canvas

        public Canvas​()
        新しいキャンバスを構築します。
      • Canvas

        public Canvas​(GraphicsConfiguration config)
        GraphicsConfigurationオブジェクトで新しいCanvasを構築します。 nullが渡された場合、デフォルトのGraphicsConfigurationが使用されます。
        パラメータ:
        config - GraphicsConfigurationオブジェクトへの参照またはnull
        関連項目:
        GraphicsConfiguration, Component.getGraphicsConfiguration()
    • メソッドの詳細

      • addNotify

        public void addNotify​()
        キャンバスのピアを生成します。 このピアによって、キャンバスの機能を変更することなく、そのユーザー・インタフェースの変更が可能になります。
        オーバーライド:
        addNotify、クラス: Component
        関連項目:
        Component.getToolkit()
      • paint

        public void paint​(Graphics g)
        このキャンバスをペイントします。

        Canvasをサブクラス化するほとんどのアプリケーションでは、便利な操作を実行するためにこのメソッドをオーバーライドすることになります。キャンバスのカスタム・ペイントが典型的な例です。 既定の操作は単純なキャンバスのクリアです。 このメソッドをオーバーライドするアプリケーションでは、super.paint(g)を呼び出す必要はありません。

        オーバーライド:
        paint、クラス: Component
        パラメータ:
        g - 指定されたGraphicsコンテキスト
        関連項目:
        update(Graphics), Component.paint(Graphics)
      • update

        public void update​(Graphics g)
        このキャンバスを更新します。

        このメソッドはrepaintの呼出しに反応して呼び出されます。 キャンバスは最初に背景色でクリアされ、このキャンバスのpaintメソッドを呼び出して完全に再描画されます。 注: このメソッドをオーバーライドするアプリケーションはsuper.update(g)を呼び出すか、先に述べた機能をコードに追加してください。

        オーバーライド:
        update、クラス: Component
        パラメータ:
        g - 指定されたGraphicsコンテキスト
        関連項目:
        paint(Graphics), Component.update(Graphics)
      • createBufferStrategy

        public void createBufferStrategy​(int numBuffers)
        このコンポーネントの新しいマルチバッファリング方法を作成します。 マルチバッファリングは描画のパフォーマンスに有効です。 このメソッドは、指定されたバッファ数で使用できる最善の方式を作成しようとします。 常に、その数のバッファを使用してBufferStrategyを作成します。 最初にページ反転方式が試行され、次に高速バッファを使ってBlit方式が試行されます。 最後に、非高速Blit方式が試行されます。

        このメソッドが呼び出されるごとに、このコンポーネントに対する既存のバッファ方式は破棄されます。

        パラメータ:
        numBuffers - 作成するバッファの数(フロント・バッファを含む)
        例外:
        IllegalArgumentException - numBuffersが1より小さい場合。
        IllegalStateException - コンポーネントを表示できない場合
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        Component.isDisplayable(), getBufferStrategy()
      • createBufferStrategy

        public void createBufferStrategy​(int numBuffers,
                                         BufferCapabilities caps)
                                  throws AWTException
        必要なバッファ機能を持つこのコンポーネントのマルチバッファリングの新しい方式を作成します。 これは、たとえば高速メモリーまたはページ反転だけが必要な場合に有効です(バッファ機能として指定されます)。

        このメソッドが呼び出されるごとに、このコンポーネントに対する既存のバッファ方式は破棄されます。

        パラメータ:
        numBuffers - 作成するバッファの数
        caps - バッファ方式を作成するために必要な機能。nullにはできない
        例外:
        AWTException - 指定された機能をサポートまたは満足できなかった場合。これは、たとえば、現在使用可能な高速メモリーが十分に存在しない場合や、ページ反転が指定されたが、実行できない場合に発生する可能性があります。
        IllegalArgumentException - numBuffersが1より小さい場合、またはcapsがnullである場合
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        getBufferStrategy()
      • getBufferStrategy

        public BufferStrategy getBufferStrategy​()
        このコンポーネントによって使用されるBufferStrategyを返します。 BufferStrategyがまだ作成されていないか、または破棄された場合、このメソッドはnullを返します。
        戻り値:
        このコンポーネントで使用されるバッファ方式
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        createBufferStrategy(int)
      • getAccessibleContext

        public AccessibleContext getAccessibleContext​()
        このCanvasに関連したAccessibleContextを取得します。 Canvasの場合、AccessibleContextはAccessibleAWTCanvasの形式を取ります。 必要に応じて新規のAccessibleAWTCanvasインスタンスが作成されます。
        定義:
        getAccessibleContext、インタフェース: Accessible
        オーバーライド:
        getAccessibleContext、クラス: Component
        戻り値:
        このCanvasのAccessibleContextとして機能するAccessibleAWTCanvas
        導入されたバージョン:
        1.3