```
public interface EventDispatcher
```
EventDispatcherは、イベント・ディスパッチおよび処理エンティティを表します。これは、ターゲットによって指定されたEventDispatchChainを介して、Eventを関連付けられたEventTargetにディスパッチする必要がある場合に使用されます。チェーン内の各EventDispatcherは、イベント・パスおよびイベント自体に影響を及ぼすことができます。 1つのEventDispatcherが複数のチェーンに出現する場合があります。
システムではイベント配信の2つの連続したフェーズが定義されます。最初のフェーズはキャプチャ・フェーズと呼ばれ、イベントがイベント・ターゲットに関連付けられたEventDispatchChainの最初の要素から最後の要素に移動するときに発生します。イベント・ターゲットが階層の一部である場合、このフェーズのイベントの方向は、通常、階層のルート要素からターゲットへの方向に対応します。 2番目のフェーズはバブリング・フェーズと呼ばれ、最初のフェーズと逆の順序で発生します。そのため、このフェーズでは、イベントはEventDispatchChainの最後の要素から最初の要素に戻ります。これは通常、イベント・ターゲットの階層でイベント・ターゲットからルートに戻る方向に対応します。
EventDispatchChainの各EventDispatcherは、イベントのディスパッチ中にイベントを残りのチェーンに転送します。この転送はdispatchEventメソッドで発生し、1つのEventDispatcherが両方のディスパッチ・フェーズ中に単一のdispatchEvent呼出しでイベントを参照できるようにする、ネストされた呼出しのチェーンを形成します。
dispatchEvent実装のテンプレート。
```
public Event dispatchEvent(Event event, EventDispatchChain tail) {
    // capturing phase, can handle / modify / substitute / divert the event

    if (notHandledYet) {
        // forward the event to the rest of the chain
        event = tail.dispatchEvent(event);

        if (event != null) {
            // bubbling phase, can handle / modify / substitute / divert
            // the event
        }
    }

    return notHandledYet ? event : null;
```
}
導入されたバージョン:

JavaFX 2.0

メソッドのサマリー

すべてのメソッドインスタンス・メソッド抽象メソッド
修飾子と型	メソッド	説明
`Event`	`dispatchEvent(Event event, EventDispatchChain tail)`	この`EventDispatcher`によって指定されたイベントをディスパッチします。

- メソッドの詳細
  - dispatchEvent
```
Event dispatchEvent(Event event,
                    EventDispatchChain tail)
```
    このEventDispatcherによって指定されたイベントをディスパッチします。必要なイベント処理を実行します。イベントとその以降のパスの両方をこのメソッドで変更できます。キャプチャ・フェーズ中にイベントが処理/消費されない場合、イベントを残りのチェーンにディスパッチする必要があります(event = tail.dispatch(event);)。
    
    パラメータ:
    
    event - ディスパッチを実行するイベント
    
    tail - イベントをディスパッチする残りのチェーン
    
    戻り値:
    
    戻りイベント、またはイベントが処理/消費された場合は、null

インタフェースEventDispatcher

メソッドのサマリー

メソッドの詳細

dispatchEvent