モジュール javafx.graphics
パッケージ javafx.scene.effect

列挙型BlendMode

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Comparable<BlendMode>


    public enum BlendMode
    extends Enum<BlendMode>
    ブレンド・モードでは、ブレンド効果の入力を組み合せる方法またはノードをシーンの背景にブレンドする方法を定義します。
    import javafx.scene.*;
    import javafx.scene.effect.*;
    import javafx.scene.paint.*;
    import javafx.scene.shape.*;
    
    Rectangle r = new Rectangle();
    r.setX(50);
    r.setY(50);
    r.setWidth(50);
    r.setHeight(50);
    r.setFill(Color.BLUE);
    
    Circle c = new Circle();
    c.setFill(Color.rgb(255, 0, 0, 0.5));
    c.setCenterX(50);
    c.setCenterY(50);
    c.setRadius(25);
    c.setBlendMode(BlendMode.MULTIPLY);
    
    Group g = new Group();
    g.getChildren().add(r);
    g.getChildren().add(c);
    
    導入されたバージョン:
    JavaFX 2.0
    • 列挙型定数のサマリー

      列挙型定数 
      列挙型定数 説明
      ADD
      最上部の入力の色成分およびアルファ成分が下入力のそれらの成分に加算されます。
      BLUE
      下入力の青色成分が最上部の入力の青色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。
      COLOR_BURN
      下入力の色成分の補数が最上部の入力の色成分で除算され、そのすべてが反転されて結果の色が生成されます。
      COLOR_DODGE
      下入力の色成分が最上部の入力の色成分の補数で除算されて結果の色が生成されます。
      DARKEN
      2つの入力の色成分の暗い方が選択されて結果の色が生成されます。
      DIFFERENCE
      2つの入力の色成分の暗い方が明るい方から減算されて結果の色が生成されます。
      EXCLUSION
      2つの入力の色成分が乗算され、2倍にされてから、下入力の色成分の合計から減算されて結果の色が生成されます。
      GREEN
      下入力の緑色成分が最上部の入力の緑色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。
      HARD_LIGHT
      入力の色成分が最上部の入力の色に応じて乗算またはスクリーン処理されます。
      LIGHTEN
      2つの入力の色成分の明るい方が選択されて結果の色が生成されます。
      MULTIPLY
      最初の入力の色成分が2番目の入力の色成分で乗算されます。
      OVERLAY
      入力の色成分が下入力の色に応じて乗算またはスクリーン処理されます。
      RED
      下入力の赤色成分が最上部の入力の赤色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。
      SCREEN
      両方の入力の色成分が反転されて掛け合わされ、その結果がさらに反転されて結果の色が生成されます。
      SOFT_LIGHT
      入力の色成分が最上部の入力の色に応じて暗くなるか明るくなります。
      SRC_ATOP
      下入力の内部にある最上部の入力の一部が下入力とブレンドされます。
      SRC_OVER
      最上部の入力が下入力の上でブレンドされます。
    • 列挙型定数の詳細

      • SRC_OVER

        public static final BlendMode SRC_OVER
        最上部の入力が下入力の上でブレンドされます。 (Porter-Duff source over destinationルールと同じです。)
      • SRC_ATOP

        public static final BlendMode SRC_ATOP
        下入力の内部にある最上部の入力の一部が下入力とブレンドされます。 (Porter-Duff source atop destinationルールと同じです。)
      • ADD

        public static final BlendMode ADD
        最上部の入力の色成分およびアルファ成分が下入力のそれらの成分に加算されます。 結果は、論理最大値の1.0を超える場合は1.0に固定されます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、イメージング・ソフトウェア・パッケージでは覆い焼き(リニア)と呼ばれることがあります。
      • MULTIPLY

        public static final BlendMode MULTIPLY
        最初の入力の色成分が2番目の入力の色成分で乗算されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、数学的にはSCREENモードと反対です。
        • 結果の色は、常に少なくとも入力の色と同じ暗さになります。
        • 完全に黒い最上部の入力でレンダリングすると黒色が生成され、完全に白い最上部の入力でレンダリングすると、下入力と同じ結果になります。
      • SCREEN

        public static final BlendMode SCREEN
        両方の入力の色成分が反転されて掛け合わされ、その結果がさらに反転されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、数学的にはMULTIPLYモードと反対です。
        • 結果の色は、常に少なくとも入力の色と同じ明るさになります。
        • 完全に白い最上部の入力でレンダリングすると白色が生成され、完全に黒い最上部の入力でレンダリングすると、下入力と同じ結果になります。
      • OVERLAY

        public static final BlendMode OVERLAY
        入力の色成分が下入力の色に応じて乗算またはスクリーン処理されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは、下入力の色に応じてSCREENおよびMULTIPLYを組み合せたものです。
        • このモードは、数学的にはHARD_LIGHTモードと反対です。
        • このモードでは、最上部の入力の色が下入力に重ねられますが、後者のハイライトと影は保持されます。
      • DARKEN

        public static final BlendMode DARKEN
        2つの入力の色成分の暗い方が選択されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、数学的にはLIGHTENモードと反対です。
      • LIGHTEN

        public static final BlendMode LIGHTEN
        2つの入力の色成分の明るい方が選択されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、数学的にはDARKENモードと反対です。
      • COLOR_DODGE

        public static final BlendMode COLOR_DODGE
        下入力の色成分が最上部の入力の色成分の補数で除算されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。
      • COLOR_BURN

        public static final BlendMode COLOR_BURN
        下入力の色成分の補数が最上部の入力の色成分で除算され、そのすべてが反転されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。
      • HARD_LIGHT

        public static final BlendMode HARD_LIGHT
        入力の色成分が最上部の入力の色に応じて乗算またはスクリーン処理されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは、最上部の入力の色に応じてSCREENおよびMULTIPLYを組み合せたものです。
        • このモードは、数学的にはOVERLAYモードと反対です。
      • SOFT_LIGHT

        public static final BlendMode SOFT_LIGHT
        入力の色成分が最上部の入力の色に応じて暗くなるか明るくなります。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードはOVERLAYに似ていますが、通常はOVERLAYより明るい結果になります。
      • DIFFERENCE

        public static final BlendMode DIFFERENCE
        2つの入力の色成分の暗い方が明るい方から減算されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、下入力イメージの一部を反転したり、2つのイメージをすばやく比較するために使用できます(ピクセルが同じ場合は黒色になります)。
        • 完全に白い最上部の入力でレンダリングすると下入力が反転され、完全に黒い最上部の入力でレンダリングすると、下入力と同じ結果になります。
      • EXCLUSION

        public static final BlendMode EXCLUSION
        2つの入力の色成分が乗算され、2倍にされてから、下入力の色成分の合計から減算されて結果の色が生成されます。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。

        注意:

        • このモードは可換性があります(入力はどのような順序でもかまいません)。
        • このモードは、下入力の一部を反転するために使用できます。
        • このモードでは、コントラストが低い以外はDIFFERENCEと同じ結果になります。
        • 完全に白い最上部の入力でレンダリングすると下入力が反転され、完全に黒い最上部の入力でレンダリングすると、下入力と同じ結果になります。
      • RED

        public static final BlendMode RED
        下入力の赤色成分が最上部の入力の赤色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。
      • GREEN

        public static final BlendMode GREEN
        下入力の緑色成分が最上部の入力の緑色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。
      • BLUE

        public static final BlendMode BLUE
        下入力の青色成分が最上部の入力の青色成分で置き換えられ、他の色成分は影響を受けません。 アルファ成分は、SRC_OVER方程式に従ってブレンドされます。
    • メソッドの詳細

      • values

        public static BlendMode[] values​()
        この列挙型の定数を含む配列を、宣言されている順序で返します。 このメソッドは、次のようにして定数を反復するために使用できます。
        for (BlendMode c : BlendMode.values())
            System.out.println(c);
        
        戻り値:
        この列挙型の定数を含む配列(宣言されている順序)
      • valueOf

        public static BlendMode valueOf​(String name)
        指定された名前を持つ、この型の列挙型定数を返します。 文字列は、この型の列挙型定数を宣言するのに使用した識別子と厳密に一致している必要があります。 (不適切な空白文字は許可されません。)
        パラメータ:
        name - 返される列挙型定数の名前。
        戻り値:
        指定された名前を持つ列挙型定数
        例外:
        IllegalArgumentException - 指定された名前を持つ定数をこの列挙型が持っていない場合
        NullPointerException - 引数がnullの場合