モジュール javafx.graphics

パッケージjavafx.scene.effect

JavaFXシーン・グラフ・ノードのグラフィカルなフィルタ効果をアタッチするクラスのセットを提供します。

効果は、通常はソース・イメージの変更としてイメージを生成するグラフィカル・アルゴリズムです。 effect属性を設定することで効果をシーングラフのNodeに関連付けることができます。 ソース・ピクセルの色プロパティを変更する効果(ColorAdjustなど)、複数のイメージを組み合せる効果(Blendなど)、ソース・イメージのピクセルを歪めたり移動する効果(DisplacementMap、PerspectiveTransformなど)などがあります。 すべての効果には少なくとも1つの入力が定義され、その入力を別の効果に設定して効果を連結したり結果を組み合せることができます。未指定のままにすることもできますが、その場合、効果はアタッチされているノードのグラフィカルなレンダリング上で動作します。

クラスのサマリー

クラス	説明
Blend	事前定義されたBlendModeの1つを使用して2つの入力をブレンドする効果です。
Bloom	構成可能なしきい値に基づいて、入力イメージが光って見える輝度の高い部分を作成する高度な効果です。
BoxBlur	簡単なボックス・フィルタ・カーネルを使用するぼかし効果で、両次元に個別に構成可能なサイズと、生成されたぼかしの品質を制御する反復パラメータを指定します。
ColorAdjust	色相、彩度、明度およびコントラストをピクセルごとに調整できる効果です。
ColorInput	指定されたPaintで塗りつぶされた矩形領域をレンダリングする効果です。
DisplacementMap	指定されたFloatMapの最初の2つのバンドで指定された距離だけ各ピクセルを移動する効果です。
DropShadow	指定された色、半径およびオフセットで特定のコンテンツの後ろにそのコンテンツの影をレンダリングする高度な効果です。
Effect	すべての効果実装の抽象ベース・クラスです。
FloatMap	DisplacementMapなどの効果のパラメータとして使用される浮動小数点データが格納されるバッファです。
GaussianBlur	構成可能な半径を使用したガウス畳込みカーネルを使用するぼかし効果です。
Glow	構成可能なしきい値に基づいて、入力イメージが光って見えるようにする高度な効果です。
ImageInput	指定されたImageを変更せずに単純に入力として別のEffectに渡すソース効果の型です。
InnerShadow	指定された色、半径およびオフセットで特定のコンテンツの端の内側に影をレンダリングする高度な効果です。
Light	すべての光実装の抽象ベース・クラスです。
Light.Distant	遠光源を表します。
Light.Point	3Dスペース内の特定の位置の光源を表します。
Light.Spot	構成可能な方向および焦点を使用して3Dスペース内の特定の位置の光源を表します。
Lighting	特定のコンテンツを照らす光源をシミュレートし、これにより、平坦なオブジェクトにより現実的な3次元の外観を与えることができる効果です。
MotionBlur	構成可能な半径および角度を使用したガウス畳込みカーネルを使用するモーションぼかし効果です。
PerspectiveTransform	入力コンテンツの非アフィン変換を提供する効果です。
Reflection	実際の入力コンテンツの下に入力コンテンツの反射されたバージョンをレンダリングする効果です。
SepiaTone	アンティーク写真のようなセピア・トーンの効果を生成するフィルタです。
Shadow	輪郭がぼやけた入力のモノクロの複製を作成する効果です。

列挙型のサマリー

列挙型	説明
BlendMode	ブレンド・モードでは、ブレンド効果の入力を組み合せる方法またはノードをシーンの背景にブレンドする方法を定義します。
BlurType	Shadow効果を和らげるために使用されるぼかしアルゴリズムのタイプを表します。