モジュール javafx.graphics
パッケージ javafx.scene.input

クラスTouchPoint

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable


    public final class TouchPoint
    extends Object
    implements Serializable
    タッチ・ポイントは、単一のマルチタッチ・アクション・ポイント(通常は画面をタッチする1本の指)を表します。 TouchEventに含まれています。

    タッチ・ポイントはそれぞれ座標、状態(TouchPoint.Stateを参照)およびIDを持ちます。 IDは、このタッチ・ポイントの順序番号を示し、単一のマルチタッチ・ジェスチャの対象範囲内で一意です。

    各タッチ・ポイントはデフォルトでは軌道全体を通して単一ノード(押下されたノード)に配信されます。 この動作を変更するには、グラブAPIを使用します。 このことは、タッチ・ポイントが押下されたときに、押下座標の最上位ノードによって自動的にグラブされることを意味します。 ジェスチャ時にはいつでも、grab()およびungrab()メソッドを使用してイベント配信ターゲットを変更できます。 別のノードによってグラブされると、次回そのノードがターゲットとなります。アングラブされると、現在の位置の最上位ノードが常にターゲットとなります。

    導入されたバージョン:
    JavaFX 2.2
    関連項目:
    直列化された形式
    • ネストされたクラスのサマリー

      ネストされたクラス 
      修飾子と型 クラス 説明
      static class  TouchPoint.State
      タッチ・ポイントの現在の状態を表します。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      TouchPoint​(int id, TouchPoint.State state, double x, double y, double screenX, double screenY, EventTarget target, PickResult pickResult)
      TouchPointの新しいインスタンスを作成します。
    • メソッドのサマリー

      すべてのメソッド インスタンス・メソッド 具象メソッド 
      修飾子と型 メソッド 説明
      boolean belongsTo​(EventTarget target)
      特定のノードをターゲットとするタッチ・ポイントまたはその子と、別の場所をターゲットとするタッチ・ポイントを区別します。
      EventTarget getGrabbed​()
      該当するタッチ・ポイントをグラブしたイベント・ターゲットを取得します。
      int getId​()
      このタッチ・ポイントの識別子を取得します。
      PickResult getPickResult​()
      選択内容に関する情報を返します。
      double getSceneX​()
      TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置を取得します。
      double getSceneY​()
      TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置を取得します。
      double getScreenX​()
      タッチ・ポイントの絶対水平位置を取得します。
      double getScreenY​()
      タッチ・ポイントの絶対垂直位置を取得します。
      TouchPoint.State getState​()
      このタッチ・ポイントの状態を取得します。
      EventTarget getTarget​()
      該当するタッチ・ポイントを実行するタッチ・イベントが起動されるイベント・ターゲットを取得します。
      double getX​()
      TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置を取得します。
      double getY​()
      TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置を取得します。
      double getZ​()
      MouseEventのソースの原点に対して相対的なイベントの深度位置。
      void grab​()
      このタッチ・ポイントを現在のイベント・ソースによってグラブします。
      void grab​(EventTarget target)
      該当するタッチ・ポイントを特定のターゲットでグラブします。
      String toString​()
      このTouchPointオブジェクトの文字列表現を返します。
      void ungrab​()
      このタッチ・ポイントをターゲットからアングラブします。
    • コンストラクタの詳細

      • TouchPoint

        public TouchPoint​(int id,
                          TouchPoint.State state,
                          double x,
                          double y,
                          double screenX,
                          double screenY,
                          EventTarget target,
                          PickResult pickResult)
        TouchPointの新しいインスタンスを作成します。
        パラメータ:
        id - 新しいタッチ・ポイントのID
        state - 新しいタッチ・ポイントの状態
        x - シーンに関連するx。
        y - シーンに関連するy。
        screenX - 画面に対して相対的なx座標。
        screenY - 画面に対して相対的なy座標。
        target - ノードまたは他のイベント・ターゲット。
        pickResult - 選択結果。 nullにでき、この場合は、追加の値がない2Dの選択結果が、シーン座標とターゲットに基づいて作成されます。
        導入されたバージョン:
        JavaFX 8.0
    • メソッドの詳細

      • belongsTo

        public boolean belongsTo​(EventTarget target)
        特定のノードをターゲットとするタッチ・ポイントまたはその子と、別の場所をターゲットとするタッチ・ポイントを区別します。 これにより、特定のノードに対する関連性について、1つのタッチ・イベントによって実行されるすべてのタッチ・ポイントをテストできます。
        パラメータ:
        target - テスト対象のノードまたはその他のイベント・ターゲット
        戻り値:
        このタッチ・ポイントが特定のターゲットまたはその子をターゲットとしている場合はtrue
      • getGrabbed

        public EventTarget getGrabbed​()
        該当するタッチ・ポイントをグラブしたイベント・ターゲットを取得します。
        戻り値:
        現在グラブしているターゲット、またはnull (タッチ・ポイントがグラブされていない場合)
      • grab

        public void grab​()
        このタッチ・ポイントを現在のイベント・ソースによってグラブします。 このタッチ・ポイントを扱う次のイベントのターゲットは、このメソッドを呼び出したイベント・ハンドラが存在するノードと同じになります。
      • grab

        public void grab​(EventTarget target)
        該当するタッチ・ポイントを特定のターゲットでグラブします。 このタッチ・ポイントを扱う次のイベントはこのターゲットに配信されます。
        パラメータ:
        target - タッチ・ポイントをグラブするターゲット
      • ungrab

        public void ungrab​()
        このタッチ・ポイントをターゲットからアングラブします。 次のイベント以降、このタッチ・ポイントは、再びグラブされるか、解放されるまで、該当する位置で選択された最上位ノードに配信されます。
      • getId

        public final int getId​()
        このタッチ・ポイントの識別子を取得します。 この番号の連続性と一意性は単一のマルチタッチ・ジェスチャの対象範囲内で保証されます。 最初に押下されたタッチ・ポイントのidが1になり、それ以降に押下されたタッチ・ポイントには次の序数が割り当てられます。これは、すべてのタッチ・ポイントが解放されてカウンタがリセットされるまで続きます。
        戻り値:
        このタッチ・ポイントの識別子。
      • getState

        public final TouchPoint.State getState​()
        このタッチ・ポイントの状態を取得します。
        戻り値:
        このタッチ・ポイントの状態
      • getX

        public final double getX​()
        TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置を取得します。
        戻り値:
        TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置。
      • getY

        public final double getY​()
        TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置を取得します。
        戻り値:
        TouchEventのソースの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置。
      • getZ

        public final double getZ​()
        MouseEventのソースの原点に対して相対的なイベントの深度位置。
        戻り値:
        MouseEventのソースの原点に対して相対的なイベントの深度位置。
        導入されたバージョン:
        JavaFX 8.0
      • getScreenX

        public final double getScreenX​()
        タッチ・ポイントの絶対水平位置を取得します。
        戻り値:
        タッチ・ポイントの絶対水平位置
      • getScreenY

        public final double getScreenY​()
        タッチ・ポイントの絶対垂直位置を取得します。
        戻り値:
        タッチ・ポイントの絶対垂直位置
      • getSceneX

        public final double getSceneX​()
        TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置を取得します。 ノードがScene内にない場合は、TouchEventのノードの最もルートに近い親のboundsInParentに対して相対的な値になります。 3Dシーンでは、これは投影変換の適用後にフラットな座標を表します。
        戻り値:
        TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対水平位置
      • getSceneY

        public final double getSceneY​()
        TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置を取得します。 ノードがScene内にない場合は、TouchEventのノードの最もルートに近い親のboundsInParentに対して相対的な値になります。 3Dシーンでは、これは投影変換の適用後にフラットな座標を表します。
        戻り値:
        TouchEventのソースが含まれているSceneの原点に対するタッチ・ポイントの相対垂直位置
      • getPickResult

        public final PickResult getPickResult​()
        選択内容に関する情報を返します。
        戻り値:
        選択内容に関する情報を含む新しいPickResultオブジェクト
        導入されたバージョン:
        JavaFX 8.0
      • getTarget

        public EventTarget getTarget​()
        該当するタッチ・ポイントを実行するタッチ・イベントが起動されるイベント・ターゲットを取得します。
        戻り値:
        このタッチ・ポイントのイベント・ターゲット
      • toString

        public String toString​()
        このTouchPointオブジェクトの文字列表現を返します。
        オーバーライド:
        toString 、クラス:  Object
        戻り値:
        このTouchPointオブジェクトの文字列表現