-
public interface Name
XML名の表現です。 このインタフェースは、ローカル名と名前空間修飾名を取得するメソッドや、名前の名前空間に関連付けられた接頭辞を取得するメソッドを提供します。 また、名前空間のURIを取得することも可能です。以下は、要素内のネームスペース宣言の例です。
<wombat:GetLastTradePrice xmlns:wombat="http://www.wombat.org/trader">
("xmlns"は"XMLネームスペース"の略です。)Name
インタフェースのメソッドが返すものは次のとおりです。getQualifiedName
は"prefix:LocalName" = "WOMBAT:GetLastTradePrice"を返すgetURI
は"http://www.wombat.org/trader"を返すgetLocalName
は"GetLastTracePrice"を返すgetPrefix
は"WOMBAT"を返す
XMLの名前空間を使用すると、アプリケーション固有の識別子から発生するSOAP識別子間の差異をなくすことができます。
Name
オブジェクトは、2つのバージョンのSOAPEnvelope.createName
メソッドにより作成されます。 1つはローカル名、名前空間の接頭辞、名前空間のURIを使用してName
オブジェクトを作成し、もう1つは、ローカル名のみを使用してName
オブジェクトを作成するメソッドです。 次のコード行(seはSOAPEnvelope
オブジェクト)では、3つすべてを使用して新しいName
オブジェクトを作成します。
次のコードで、Name name = se.createName("GetLastTradePrice", "WOMBAT", "http://www.wombat.org/trader");
Name
オブジェクトの使用例を示します。 変数elementはSOAPElement
オブジェクトを意味します。 この例では、指定の名前でSOAPElement
オブジェクトを新しく作成し、elementにそれを追加しています。element.addChildElement(name);
Name
インタフェースは、javax.xml.namespace.QName
との関係で、SAAJの将来のリリースで非推奨になる可能性があります。- 導入されたバージョン:
- 1.6
- 関連項目:
SOAPEnvelope.createName
,SOAPFactory.createName
-
-
メソッドのサマリー
すべてのメソッド インスタンス・メソッド 抽象メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 String
getLocalName()
このName
オブジェクトが表すXML名のローカル名の部分を取得します。String
getPrefix()
このName
オブジェクトが初期化された際に、指定された接頭辞を返します。String
getQualifiedName()
このName
オブジェクトが表すXML名の名前空間修飾名を取得します。String
getURI()
このName
オブジェクトが表すXML名の名前空間のURIを返します。
-
-
-
メソッドの詳細
-
getLocalName
String getLocalName()
このName
オブジェクトが表すXML名のローカル名の部分を取得します。- 戻り値:
- ローカル名を提供する文字列
-
getQualifiedName
String getQualifiedName()
このName
オブジェクトが表すXML名の名前空間修飾名を取得します。- 戻り値:
- 文字列の名前空間修飾名
-
getPrefix
String getPrefix()
このName
オブジェクトが初期化された際に、指定された接頭辞を返します。 この接頭辞はName
オブジェクトが表すXML名の名前空間に関連付けられています。- 戻り値:
- 文字列の接頭辞
-
getURI
String getURI()
このName
オブジェクトが表すXML名の名前空間のURIを返します。- 戻り値:
- 文字列のURI
-
-