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Java Platform, Standard Editionインストレーション・ガイド
リリース9
E90921-02
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9 Microsoft WindowsプラットフォームでのJDKおよびJREのインストール

このトピックには、次の項があります。

64ビットWindowsプラットフォームにJDKおよびJREをインストールする場合のシステム要件

JDKおよびJREの64ビットWindowsプラットフォームへのインストールに関し、プロセッサ、ディスク領域およびメモリーの最低要件があります。

64ビットWindowsプラットフォームにJDKまたはJREをインストールする前に、プロセッサ、ディスク領域およびメモリーの最低要件を満たしていることを確認してください。

プロセッサ要件

JDKとJREの両方とも、最低でもPentium 2 266MHzプロセッサが必要です。

ディスク領域要件

JDK 9では、次の機能をインストールするオプションが提供されています。

  • 開発ツール

  • ソース・コード

  • パブリックJava Runtime Environment

64ビットJDKをインストールすると、64ビットのパブリックJREも一緒にインストールされます。次の表にインストールされる機能のディスク要件を示します。

JDK インストール済イメージ
開発ツール: 64ビット・プラットフォーム 500 MB
ソース・コード 54.2 MB
JRE インストール済イメージ
パブリックJava Runtime Environment 200 MB
Java Update 2 MB

メモリー要件

Windows 64ビット・オペレーティング・システムでは、Javaランタイムには最低でも128MBのメモリーが必要です。

注意:

グラフィカル・ベースのアプリケーションを実行するには、最低の物理RAMが必要です。Java Plug-inを使用したブラウザ内で実行するアプレットには、より多くのRAMをお薦めします。少ないメモリーで実行すると、パフォーマンスに重大な影響を及ぼすディスク・スワッピングが発生する場合があります。非常に大規模なプログラムでは、十分なパフォーマンスを得るために多くのRAMが必要になります。

注意:

サポートされているプロセッサおよびブラウザの詳細は、Oracle JDK 9およびJRE 9認定システムの構成を参照してください。

WindowsでのJDKおよびJREのインストール手順の表記

このドキュメントの次の表記を含むテキストに対しては、かわりに適切な更新バージョン番号を使用する必要があります。

minor.security.patch

次に例を示します。

  • 64ビット・システム用のアップデート9、マイナー1、セキュリティ1、パッチ1のJDKインストーラをダウンロードする場合、ファイル名jdk-9.minor.security.patch_windows-x64_bin.exeは、 jdk-9.1.1.1_windows-x64_bin.exeになります。

  • 64ビット・システム用のアップデート9、マイナー1、セキュリティ1、パッチ1のJREインストーラをダウンロードする場合、ファイル名jre-9.minor.security.patch_windows-x64_bin.exeは、jre-9.1.1.1_windows-x64_bin.exeになります。

WindowsでのJDKのインストール手順

自己インストールの実行可能ファイルを実行して、WindowsコンピュータでJDKを解凍およびインストールします。

次の項の手順を実行して、JDKをWindowsコンピュータにインストールします。

JDKインストーラのダウンロード

ブラウザで、Java SE Development Kit 9ダウンロード・ページにアクセスし、ライセンス契約に同意するをクリックします。ダウンロード・メニューで、使用するWindowsのバージョンの.exeに対応するダウンロード・リンクをクリックします。

ファイルjdk-9.minor.security.patch_windows-x64_bin.exeをダウンロードします。

注意:

ファイルが正常にダウンロードされたことを確認するため、ダウンロード・ページとローカル・ドライブ上のファイル・サイズを比較します。

JDKインストーラの実行

Microsoft WindowsにJDKをインストールするには、管理権限が必要です。
JDKインストーラを実行する手順は、次のとおりです。
  1. ダウンロード先の場所でインストーラのアイコンまたはファイル名をダブルクリックし、JDK 9インストーラを起動します。
  2. インストール・ウィザードの指示に従います。
    JDKにはJava FX SDK、プライベートJREおよびJava Mission Controlツール・スイートが含まれています。JavaFX SDKはインストーラによってJDKインストール・ディレクトリに統合されます。
  3. インストールの完了後、ダウンロードしたファイルを削除して、ディスク領域を回復できます。

JDKのサイレント・インストール

JDKインストーラをダブルクリックしたり開いたりせずに、コマンド行引数を使用して、サイレントで非対話型のJDKインストールを実行できます。

次の表に、インストール・シナリオ例と、それを実行するために必要なコマンドを示します。表記jdkは、ダウンロードされたインストーラ・ファイルのベース名(jdk-9_windows-x64_bin.exeなど)を略したものです。

インストール・シナリオ コマンド
JDKとパブリックJREをサイレント・モードでインストールする
jdk.exe /s
サイレント・モードでの開発ツールおよびソース・コードのインストール(パブリックJREはインストールしない)
jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature"
サイレント・モードでの開発ツール、ソース・コードおよびパブリックJREのインストール
jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature,PublicjreFeature"
パブリックJREを指定されたディレクトリC:\testにサイレント・モードでインストールする
jdk.exe /s /INSTALLDIRPUBJRE=C:\test

PATH環境変数の設定

PATH変数をJDK 9用に永続的に設定し、再起動後もJDK 9が維持されるようにしておくと便利です。

注意:

JRE用のPATH変数は自動的に設定されます。この項はJDKにのみ適用されます。

PATH変数を設定しないと、実行可能ファイルを実行するたびに、そのファイルへのフルパスを指定する必要があります。次に例を示します。

C:\> "C:\Program Files\Java\jdk-9\bin\javac" MyClass.java
PATH変数を永続的に設定するには、jdk-9\binディレクトリのフルパスをPATH変数に追加します。一般的なフル・パスは次のとおりです。
C:\Program Files\Java\jdk-9\bin
Microsoft WindowsでPATH変数を設定する手順は、次のとおりです。
  1. 「コントロール パネル」「システム」を選択します。
  2. 「詳細設定」「環境変数」の順にクリックします。
  3. JDKインストールのbinフォルダの場所を、「システム環境変数」PATH変数に追加します。

    注意:

    PATH環境変数は、セミコロン(;)で区切られた一連のディレクトリで、大/小文字を区別しません。Microsoft Windowsでは、PATHディレクトリ内のプログラムを左から右へ順番に探します。

    一度にパスに含めることができるJDKのbinディレクトリは、1つのみです。最初のインスタンスより後のものは無視されます。

    JDKパスを追加する場所がわからない場合、場所を追加します。

    PATH変数の設定後に開いた新しい各コマンド・ウィンドウで、新しいパスが有効になります。

    PATH変数の一般的な値は次のとおりです。

    C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS;"C:\Program Files\Java\jdk-9\bin"

WindowsでのJREのインストール手順

WindowsコンピュータにJREをインストールするときには、使用するWindowsシステムに適したJREインストーラを選択する必要があります。

64ビットWindowsオペレーティング・システムには、Webページの表示用に標準(デフォルト)で64ビットInternet Explorer (IE)ブラウザが使用されます。

次の項の手順を実行して、JREをWindowsコンピュータにインストールします。

JREのプロキシ設定および認証

Windowsオンライン・インストーラを使用するには、インターネットに接続する必要があります。

プロキシ・サーバーの背後で実行している場合、プロキシ設定が正しく構成されている必要があります。これが構成されていないか、または正しく構成されていない場合、インストーラは次のメッセージとともに終了します。

The installer cannot proceed with the current Internet Connection settings. Please visit the following website for more information. 
https://www.java.com/en/download/help/

このメッセージが表示された場合は、プロキシ設定を確認してください。

「コントロール パネル」「インターネット オプション」をダブルクリックし、「接続」タブを選択して「LAN の設定」をクリックします。

正しい設定がわからない場合、インターネット・プロバイダまたはシステム管理者に確認してください。

JREインストーラのダウンロード

JREインストーラはJava SE Runtime Environment 9ダウンロード・ページにあります。

  1. ブラウザで、Java SE Runtime Environment 9ダウンロード・ページに移動します。

    次のJREインストーラをダウンロードできます。

    • Windowsオフライン: jre-9.minor.security.patch_windows-x64_bin.exe

    • Windows: jre-9.minor.security.patch_windows-x64_bin.tar.gz

  2. 要件に従ってJREインストーラをダウンロードします。

    注意:

    Windowsオフライン・インストーラおよびWindowsインストーラには、JREのインストールに必要なものがすべて含まれています。

    ユーザーが企業全体にJREをインストールできる、Microsoft Windowsインストーラ(MSI) Enterprise JREインストーラも使用可能です。本番で使用するには、商用ライセンスが必要です。

  3. ライセンス契約に同意するをクリックし、ダウンロード・メニューで、使用するWindowsのバージョンのインストーラに対応するリンクをクリックします。
  4. ダウンロード・ページに記載されているファイル・サイズをメモしておき、ダウンロード完了後に、完全なファイルをダウンロードしたことを確認します。

JREインストーラの実行

Microsoft WindowsにJREをインストールするには、管理権限が必要です。
JREインストーラを実行する手順は、次のとおりです。
  1. ダウンロード先の場所でインストーラのアイコンまたはファイル名をダブルクリックし、JRE 9インストーラを起動します。
  2. インストール・ウィザードの指示に従います。
    インストーラは、JavaコンテンツがWebブラウザで無効化されているかどうかを通知し、それを有効化する手順を提供します。以前にアプレットおよびJava Web Startアプリケーションの一部のセキュリティ・プロンプトを非表示にするよう選択した場合、インストーラによりプロンプトを復元するオプションが提供されます。
  3. インストールの完了後、ダウンロードしたファイルを削除して、ディスク領域を回復できます。

    注意:

    JDKでインストールされたプライベートJREは登録されません。JREを登録するには、JAVA_HOME\binを指すようにPATH環境変数を設定します。JAVA_HOMEはプライベートJREをインストールした場所です。PATH環境変数の設定を参照してください。

    デフォルトでは、Java Access Bridgeは無効です。有効にするには、Java Platform, Standard Edition Javaアクセシビリティ・ガイドのJava Access Bridgeの有効化およびテストを参照してください。

    Microsoft Windows 7およびWindows 10マシンで、必須のJava情報および機能にアクセスするには、インストール後、「スタート」メニューをクリックし、「Java」を選択します。Javaディレクトリからヘルプや更新の確認、Javaの構成にアクセスできます。

    Microsoft Windows 8およびWindows 8.1には「スタート」メニューがありません。Java情報は次のStartディレクトリから確認できます: %ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

Windowsレジストリの設定

Microsoft WindowsバージョンのJava SE Runtime Environment用インストレーション・プログラムでは、レジストリを使用してパスとバージョンの情報を格納します。

次のレジストリ・キーを作成します。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\JRE

    このキーには、文字列CurrentVersionと、システム上のもっとも高いインストール済バージョンの値が含まれています。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\JRE\<version>

    このキーには、次の文字列値が含まれています。
    • JavaHome: JREがインストールされているデイレクトリのフルパス名

    • RuntimeLib: JavaランタイムDLLのフルパス名

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Web Start\

    このキーはJava Web Start用に作成されています。

システムにJDKまたはJREの2つのバージョンがインストールされている場合、一方がJDK 9で導入された新しいバージョン文字列形式を使用していて、もう一方が古いバージョン形式を使用している場合、異なる2つのCurrentVersionレジストリ・キー値が存在します。たとえば、JDK 1.8.0およびJDK 9がインストールされている場合、次のレジストリ・キーが作成されます。

JDK 1.8.0用の"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit"およびJDK 9用の"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\JDK"

この例のレジストリ・レイアウトは次のとおりです。

"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\JDK\9"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\JDK"
	"@CurrentVersion" = 9
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit\1.8"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit\1.8.0"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Development Kit"
	"@CurrentVersion" = 1.8

@CurrentVersionは、"JDK"または"Java Development Kit"キーのレジストリ文字列です。

同様の例で、JREがインストールされている場合のレジストリ・レイアウトは次のとおりです。

"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\JRE\9"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\JRE"
	"@CurrentVersion" = 9
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Runtime Environment\1.8"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Runtime Environment\1.8.0"
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft\Java Runtime Environment"
	"@CurrentVersion" = 1.8

@CurrentVersionは、"JRE"または"Java Runtime Environment"キーのレジストリ文字列です。

JDKの使用の開始

Windowsの「スタート」メニューの「Java」項目を使用して、Javaの必須の情報や機能(ヘルプ、APIドキュメント、Javaコントロール・パネル、更新の確認、Java Mission Controlなど)にアクセスできます。

JDKによってインストールされるJavaスタート・メニュー

JDKのインストール中、Javaメニュー項目がWindowsの「スタート」メニューに追加されるため、Javaリソースに簡単にアクセスできるようになり、次の項目が含まれている「Java Development Kit」フォルダがWindowsの「スタート」メニューに作成されます。

  • 参照ドキュメント: オンラインAPIドキュメントWebページが開きます。

  • Java Mission Control: Java Mission Controlプロファイリングおよび診断ツールのスイートが開きます。

注意:

Java Mission Controlは、Java SE上級ライセンスを持つユーザーが使用可能な商用機能です。

JDKのインストールおよびアンインストールのプロセス中に、システム上のJDKの最新バージョンに関連付けるために適切なスタート・メニュー項目が更新されます。

注意:

Windows 7およびWindows 10には「スタート」メニューがありますが、Windows 8およびWindows 8.1にはこのメニューがありません。Windows 8およびWindows 8.1の場合、JDKおよびJava情報は次のStartディレクトリから確認できます: %ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

JREによってインストールされるJavaスタート・メニュー

JREのインストール中、Javaメニュー項目がWindowsの「スタート」メニューに追加されるため、Javaリソースに簡単にアクセスできるようになり、次の項目が含まれている「Java」フォルダがWindowsの「スタート」メニューに作成されます。

  • Javaについて: Javaコントロール・パネル「一般」タブにフォーカスを設定して開きます。このタブには、システムにインストールされている最新のJREバージョンが表示されます。

  • 更新の確認: Javaコントロール・パネル「更新」タブにフォーカスを設定して開きます。

  • Javaの構成: Javaコントロール・パネル「一般」タブにフォーカスを設定して開きます。

  • ヘルプを表示: 「Javaヘルプ・センター」を開きます。

  • Java.comにアクセスします: Javaのダウンロード・ページを開きます。

JREのインストールおよびアンインストールのプロセス中に、システム上のJREの最新バージョンに関連付けるために適切なスタート・メニュー項目が更新されます。

注意:

Windows 7およびWindows 10には「スタート」メニューがありますが、Windows 8およびWindows 8.1にはこのメニューがありません。Windows 8およびWindows 8.1の場合、JREおよびJava情報は次のStartディレクトリから確認できます: %ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

Java Web Start

Java Web Startは、Webブラウザ上でクリックするだけでフル装備のアプリケーションを実行できる機能を提供する、アプリケーション配備のためのテクノロジです。

Java Web Startを利用すれば、表計算プログラムやインターネット・チャット・クライアントなどのアプリケーションを、複雑なインストール手順を踏まずに、簡単にダウンロードして実行できるようになります。Java Web Startでは、Webページ上のリンクをクリックするだけで、アプリケーションを実行できます。そのアプリケーションがコンピュータに存在しない場合は、Java Web Startにより、必要なすべてのファイルが自動的にダウンロードされます。ダウンロード後は、ファイルがコンピュータ上にキャッシュされるため、デスクトップ上のアイコンかブラウザ上のリンクを使用して、必要なときにいつでも実行できるようになります。どの方法でアプリケーションを実行しても、常に最新で使用可能なバージョンのアプリケーションが実行されます。

以前のバージョンからのアップグレード

以前のバージョンのJava Web Startがある場合、それはアンインストールしません。アンインストールすると、ダウンロード・キャッシュがクリアされ、以前にインストールされたすべてのJava Web Startアプリケーション・データを再度ダウンロードする必要があります。新しいバージョンによって、以前のインストールが上書きされ、新しいバージョンを使用するようにブラウザが自動的に更新されます。Java Web Startで使用される構成ファイルおよびプログラム・ファイルのフォルダは変更されますが、Java Web Startでは設定を新しい形式に変換するため、アップグレード後もすべての設定はそのまま保持されます。

アンインストール

Java Web Startをアンインストールする唯一の方法は、JDKまたはJREをアンインストールすることです。しかし、JDKまたはJREをアンインストールしても、Java Web Startの以前のバージョンのキャッシュは削除されません。以前のリリースには、Java Web Startの別のアンインストール手順があります。

次を行った場合、誤解を招くメッセージが表示されることがあります。

  • JDKまたはJREでJava Web Startアプリケーションをダウンロードおよびキャッシュする。

  • Windowsの「コントロール パネル」「プログラムの追加と削除」を使用してJDKまたはJREを削除する。

  • 「プログラムの追加と削除」を使用してJava Web Startアプリケーションを削除する。

アプリケーションを削除しようとすると、次のメッセージを含むアンインストーラ・エラー・ダイアログ・ボックスが表示されます。

Javaアプリケーションnameを削除しようとしてエラーが発生しました。これはすでにアンインストールされている可能性があります。Javaアプリケーションnameを「プログラムの追加と削除」リストから削除しますか。

「はい」を選択すると、さらに別のアンインストーラ・エラー・ダイアログ・ボックスが表示され、次のメッセージが表示されます。

Javaアプリケーション:nameを「プログラムの追加と削除」リストから削除するためのアクセス権が不十分です。システム管理者に連絡してください。

これはJDKまたはJREのアンインストールでJava Web Startアプリケーションを削除した場合に表示されるメッセージですが、これは「プログラムの追加と削除」に反映されていません。[F5]を押して「プログラムの追加と削除」をリフレッシュするか、パネルを開き直します。

このような誤解を招くメッセージが表示されないようにするには、[F5]を押すか、ダイアログ・ボックスを開き直します。JDKまたはJREでダウンロードおよびキャッシュされたJava Web Startアプリケーションは、現在インストールされているプログラムのリストには表示されなくなります。

Java Plug-in

Java Plug-inテクノロジは、JREの一部として含まれており、一般的なブラウザおよびJavaプラットフォーム間の接続を確立します。この接続により、Webサイトのアプレットをデスクトップのブラウザ内で実行できます。

Java Plug-inは、JREのインストール中に、サポートされているWebブラウザに対して自動的に有効化されます。ユーザー側の操作は必要ありません。

注意:

Java SE 9では、Java SE 6 Update 10より前のJREのバージョンで使用可能なJava Plug-inのバージョンは、推奨されていません。ただし、以前のバージョンのJava Plug-inは、互換性の目的でJava SE 9に付属していますが、完全にはサポートされていません。これは、将来のリリースでは削除される予定です。

「JREが古い」という警告を無効にするオプション

インストールされたJREがセキュリティ・ベースラインを下回っているか、組み込まれた有効期限が過ぎている場合、インストールされたJREを最新バージョンに更新するよう、ユーザーに追加の警告が表示されます。更新プロセスを一元管理するためにユーザーが個別にJREを更新しようとすると、問題が発生します。

デプロイメント・プロパティdeployment.expiration.check.enabledを使用して、「JREが古い」という警告を無効にできます。この特定の警告メッセージを抑制するには、次のエントリをデプロイメント・プロパティ・ファイルに追加します。

deployment.expiration.check.enabled=false

自動更新を無効にするには、Javaコントロール・パネルの「更新」タブで「更新を自動的にチェック」チェック・ボックスの選択を解除します。

WindowsでのJDKのアンインストール

JDK 9をアンインストールするには、Microsoft Windowsの「コントロール パネル」「プログラムの追加と削除」ユーティリティを使用します。

WindowsでのJREのアンインストール

次のいずれかの方法でJREをアンインストールできます。

  • Microsoft Windowsの「コントロール パネル」「プログラムの追加と削除」ユーティリティに移動し、古いバージョンのJREをアンインストールします。

  • オンラインのJavaアンインストール・ツールを使用してJREを削除します。

Java Removal ToolはJREインストーラに統合されました。jre-9のインストール後、Java削除ツールにより、システム内の古いJavaバージョンがリストされるようになるため、削除が簡単になりました。

注意:

システム管理者が組織のデプロイメント・ルール・セットを指定した場合、Javaアンインストール・ツールは実行されません。

デプロイメント・ルール・セットによって、企業は、Javaデスクトップ環境を直接管理し、JavaアプレットやJava Web Startアプリケーションのセキュリティ・ポリシーがかつてないほど厳しくなっている環境の下で、レガシー・ビジネス・アプリケーションを使用し続けることができます。デプロイメント・ルール・セットによって、管理者は、アプレットやJava Web Startアプリケーションのルールを指定できます。これらのルールは、特定のJREバージョンを使用する必要があることを指定できます。したがって、必要なJREがアンインストールされていないことを確認するデプロイメント・ルール・セットが検出された場合、Javaアンインストール・ツールは実行されません。

Java Platform, Standard Editionデプロイメント・ガイドデプロイメント・ルール・セットを参照してください。

JDKインストールのトラブルシューティング

以降の項では、インストール手順の実行中に発生することがある問題の解決方法のヒントを紹介します。

解凍中のシステム・エラー

system error during decompressionというエラー・メッセージが表示される場合、TEMPディレクトリが含まれるディスクに十分な領域がない可能性があります。

DOSモードで実行できないプログラム

This program cannot be run in DOS modeというエラー・メッセージが表示される場合、次を実行します。

  1. MS-DOSシェルまたは「コマンド プロンプト」ウィンドウを開きます。

  2. タイトル・バーを右クリックします。

  3. 「プロパティ」を選択します。

  4. 「プログラム」タブを選択します。

  5. 「詳細」をクリックします。

  6. 項目「MS-DOS プログラムに Windows を検出させない」が選択されていないことを確認します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「OK」を再度選択します。

  9. MS-DOSシェルを終了します。

  10. コンピュータを再起動します。

メモ帳でのソース・ファイル

Microsoft Windowsでは、Microsoftのメモ帳で新しいファイルを作成し、最初にそれを保存すると、通常、メモ帳によりファイル名に.txt拡張子が追加されます。そのため、Test.javaと名前を付けたファイルは実際にはTest.java.txtとして保存されます。Microsoft Windowsエクスプローラの「フォルダ オプション」「登録されている拡張子は表示しない」の選択を解除して、ファイル拡張子の表示をオンにしないと、.txt拡張子は表示できないことに注意してください。.txt拡張子を付けないようにするには、「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスに情報を入力する際、"Test.java"のようにファイル名を引用符で囲みます。

システム・コード・ページに含まれていない文字

システム・ロケールのコード・ページに含まれていない文字を使用して、ディレクトリに名前を付けている可能性があります。このようなディレクトリがインストール・パスに含まれていると、一般エラー1722が発生し、インストールは完了しません。エラー1722はWindowsインストーラのエラー・コードです。これは、インストールが失敗したことを示します。現時点で、このエラーの原因は解明されていません。

この問題を回避するには、ユーザーとシステムのロケールが同一で、システム・ロケールのコード・ページに含まれている文字のみがインストール・パスに含まれていることを確認します。ユーザーとシステムのロケールは、「コントロール パネル」の「地域オプション」または「地域の設定」で設定できます。

関連付けられているバグ番号は4895647です。

Windowsオンライン・インストールおよびJava Updateに関するFAQ

WindowsコンピュータでJDK 9とJRE 9のオンライン・インストールおよびJava更新を実施する場合のよくある質問が記載されています。

1. インストーラをダウンロードしましたが、サイズが1MB未満です。こんなに小さいのはなぜですか。

JREのWindowsオンライン・インストーラの場合、さらに多くのインストーラ・ファイルがダウンロードされます。このインストーラを使用すると、ユーザーは不要なファイルをダウンロードしなくて済みます。

2. Java UpdateのためにJavaコントロール・パネルを開き、「バージョン情報」タブにはコンピュータにインストールされているJREのバージョンが表示されました。その後、Java Updateを実行しても、Javaコントロール・パネルに表示されるJREのバージョンが変更されていません。なぜですか。

Javaコントロール・パネルを閉じてから再起動して、更新されたコントロール・パネルを取得する必要があります。

3. Java Plug-inを使用するとNetscape/Mozillaが正しく動作しません。なぜですか。

まず、すべてのブラウザ・セッションを閉じます。これで動作しない場合は、システムを再起動してからやりなおしてください。

4. D:\ドライブにインストールしようとしましたが、Java Updateでは引き続きファイルをC:\ドライブにインストールしています。なぜですか。

別のターゲット・ディレクトリが選択されたかどうかに関係なく、Java Updateでは、一部の更新ファイルをWindowsのシステム・ドライブにインストールする必要があります。

5. インストールしたバージョンのJava Updateをどうしたらアンインストールできますか。

JREをアンインストールするには、Microsoft Windowsの「プログラムの追加と削除」ユーティリティを使用します。「コントロール パネル」を選択し、「アプリケーションの追加と削除」を選択します。

6. JREブートストラップ・インストーラをダウンロードして実行すると、次のメッセージが表示されます。なぜですか。システムの現在のインターネット接続の設定では、このインストーラを続行できません。Windowsの「コントロール パネル」で「インターネット オプション」 -> 「接続」を選択して、設定およびプロキシ情報が正しいことを確認してください。

JREブートストラップ・インストーラでは、他のファイルをダウンロードするためにWebに接続する際に、システムのインターネット接続設定を使用します。ファイアウォールの背後にいてプロキシ設定が必要な場合は、「インターネット オプション」または「インターネットのプロパティ」(「スタート」「コントロール パネル」「インターネット オプション」/「インターネットのプロパティ」「接続」「LAN の設定」の順に選択)のプロキシ設定が正しく設定されていることを確認してください。外部のWeb(たとえばファイアウォールの外側)をInternet Explorerでブラウズできる場合、プロキシ設定は正しく設定されています。インストーラでは、Netscape/Mozillaで指定したプロキシ設定は認識されません。

7. JREのインストール後に、システムのバックグラウンドで実行しているjusched.exeが見つかりました。シャットダウンする方法はありますか。

jusched.exeはJava Updateのスケジューラ・プロセスです。このプロセスは自動的に実行されます。Javaコントロール・パネル「更新」タブでシャットダウンするには、「更新を自動的にチェック」チェック・ボックスの選択を解除します。

8. Javaコントロール・パネルの「今すぐ更新」ボタンをクリックすると、システムが「オフライン」であるとのメッセージが表示されます。これはどういう意味ですか。

Java Updateは、システムがネットワークに接続されている場合のみ実行できます。ネットワークに接続されていないシステムは「オフライン」であるとして参照されます。「今すぐ更新」をクリックすると、システムのオンライン/オフライン・ステータスがチェックされます。コンピュータがインターネットに接続していない場合は、エラー・メッセージが表示されます。システムが現在インターネットに接続していることを確認し、再試行してください。

9. 指示に従って特定のバージョンのJREをインストールしました。インストール後に、ダウンロード可能な更新があることを知らせるメッセージがシステムトレイから表示されました。どうすればよいでしょうか。

このメッセージは、Java自動更新メカニズムの一部で、ユーザーのログイン時に新しいバージョンのJREがダウンロードできるかどうかを検出します。システムトレイのJava Updateアイコンをクリックすると、更新がダウンロードされインストールされます。

10. Java SEインストーラを実行中に、次のエラーが発生しました。このインストール・パッケージを開くことができませんでした。アプリケーション・ベンダーに連絡して、これが有効なWindowsインストーラ・パッケージであることを確認してください。

このエラーは次が原因で発生する可能性があります。

  • ネットワーク接続の失敗。

  • ダウンロード・マネージャ・ソフトウェアによるダウンロード・プロセスの妨害。

  • 別のアプリケーション(ウィルス対策アプリケーションなど)によるインストール・プロセスの妨害。

これらの問題に対処するには、サードパーティ製のダウンローダ・アプリケーションがオフになっていて、ネットワーク接続が正しく構成されていることを確認してください。プロキシが使用中の場合は、プロキシ認証がオフになっていることも確認してください。

11. 次のエラーが発生しました。エラー1722。このWindowsインストーラ・パッケージには問題があります。セットアップの一部として実行されるプログラムを正しく完了しませんでした。サポート担当者またはパッケージ・ベンダーに連絡してください。

エラー1722。このWindowsインストーラ・パッケージには問題があります。を参照してください。他のエラーや問題が発生した場合は、Javaヘルプ・センターにアクセスできます。ここには、システムにJavaをダウンロードおよびインストールするときに発生する可能性がある問題の解決策が記載されています。エラー番号で解決策を検索できます。"エラー1722"を検索すると、この問題の解決策が表示されます。