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Java Platform, Standard Editionインストレーション・ガイド
リリース9
E90921-02
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11 JREインストールに関するオプション: Windowsシステム管理者およびベンダー

このトピックでは、Windows Java Runtime Environmentのインストール、構成およびログ・ファイルの作成のオプションについて説明します。

JREインストールのオプションの概要

この項では、Java SE Runtime Environment (JRE) 9をWindowsプラットフォームにインストールする場合のオプションを説明します。対象読者は次のとおりです。

  • ユーザーの操作なしにイントラネット内の複数のPCにJava Web Startテクノロジを含むJREをデプロイするシステム管理者。

  • JREを必要とする製品を持つベンダー。JREは、サイレント(コマンド行から非対話的)に製品にインストールできます。

JREインストーラは、Microsoft Windowsインストーラ(MSI) テクノロジを使用して構築されています。MSIには、サイレント・インストール用のビルトイン・サポートと、MSIを実行する.exeファイルを使用してJREを手動でインストールする手順が含まれています。

JREのコマンド行インストール

この項では、JRE Windowsオフライン・インストーラのコマンド行オプションについて説明します。

JREインストーラを次のように実行します。

jre[INSTALLCFG=configuration_file_path] [options]

  • jreはJRE Windowsオフライン・インストーラのベース・ファイル名(jre-9.0.1.1_windows-x64_bin.exeなど)を表します。

  • INSTALLCFG=configuration_file_path は、インストーラ構成ファイルのパスを指定します。構成ファイルを使用したJREのインストールを参照してください。

  • optionsは、空白で区切られた指定値です。構成ファイルのオプションに示されているオプションを使用します。サイレント・インストールを実行するには、JRE Windowsオフライン・インストーラでオプション/sを使用します。

JREの静的インストール

JREの静的なインストールを実行する(コマンド行または構成ファイル・オプションSTATIC=1を指定して)場合、Java自動更新機能によって、Java Updateの実行中もそのJREはインストールされたままになります。

静的JREのデフォルトのインストール・ディレクトリは、C:\Program Files\Java\jre-nで、nはJava SEのフル・リリースおよび更新番号です(たとえば、リリース9マイナー1、セキュリティ1、パッチ1の場合はn = 9.1.1.1です)。

ログ・ファイルの作成

ログ・ファイルを使用して、インストールが成功したことを確認します。

インストールのログ・ファイルを作成するには、インストール・アクション・コマンドに/L C:\<path>\setup.logを付加し、ログ・ファイルの末尾までスクロールしてインストールのステータスを確認します。

ログ・ファイルの作成の例を次に示します。

jre-9-windows-x64_bin.exe /s /L C:\<path>\setup.log

ログ・ファイルがC:\<path>\setup.logファイルに書き込まれます。