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Java Platform, Standard Editionツール・リファレンス
リリース9
E91918-01
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unpack200

unpack200コマンドは、Webデプロイメント用にパック・ファイルをJARファイルに変換する場合に使用します。

形式

unpack200 [ options  ] input-file JAR-file
options

コマンド行オプションです。「unpack200コマンドのオプション」を参照してください。

input-file

入力ファイルの名前です。入力ファイルは、pack200 gzipファイルまたはpack200ファイルです。また、0を設定すればpack200で作成されたJARファイルも入力ファイルとして使用できます。この場合、入力ファイルの内容がpack200マーカーとともに出力JARファイルにコピーされます。

JAR-file

出力JARファイル名。

説明

unpack200コマンドは、Webデプロイメント用にpack200で作成されたパック・ファイルをJARファイルに変換するネイティブ実装です。一般的な使用例を次に示します。次の例では、unpack200コマンドのデフォルト設定で、myarchive.pack.gzからmyarchive.jarファイルが作成されます。

unpack200 myarchive.pack.gz myarchive.jar

unpack200コマンドのオプション

-Hまたは--deflate -hint=value

JARファイル内のすべてのエントリにtruefalsekeepとしてデフレーションを設定します。デフォルト・モードはkeepです。値がtrueまたはfalseの場合、--deflate=hintオプションはデフォルトの動作をオーバーライドして、出力JARファイル内のすべてのエントリにデフレーション・モードを設定します。

-rまたは--remove-pack-file

入力パック・ファイルを削除します。

-vまたは--verbose

最小限のメッセージを表示します。このオプションを複数指定すると、より詳細なメッセージが表示されます。

-qまたは--quiet

メッセージを表示せずに動作します。

-l filenameまたは--log-file=filename

出力メッセージのログが記録されるログ・ファイルを指定します。

-?-hまたは--help

unpack200コマンドに関するヘルプ情報を出力します。

-Vまたは--version

unpack200コマンドに関するバージョン情報を出力します。

-Joption

Java仮想マシンにオプションを渡します。ここでoptionは、Javaアプリケーションランチャのリファレンス・ページに記載されているいずれかのオプションです。たとえば、-J-Xms48mと指定すると、スタートアップ・メモリーは48Mバイトに設定されます。

このコマンドとunpackコマンドを混同しないでください。これらは別製品です。

JDKに付属するJava SE API仕様との相違が見つかった場合には、仕様を優先してください。

終了ステータス

終了値(正常に完了した場合は0、エラーが発生した場合は0よりも大きい値)が返されます。