カスタム・ファイルをローカルに格納しfmap関数を使用して参照する方法

イメージやヘルプ・ファイルなどのカスタム・ファイルをOracle Business Intelligence環境でローカルに格納し、fmap関数を使用して参照することができます。

たとえば、タイトル・ビューに表示するイメージをローカルに格納できます。そして、「タイトル」エディタでタイトル・ビューに対してそのイメージを指定する場合は、fmap関数を使用してイメージを参照できます。

カスタム・ファイルをローカルに格納するには、次のディレクトリを使用して、組織で使用しているHTTPサーバーの説明に従ってファイルを公開する必要があります。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obipsn/analyticsRes

注意:

analyticsResディレクトリは、移入されるインスタンスごとにレプリケートされるため、カスタム・ファイルはインスタンスごとにレプリケートされる必要があります。

ファイルは、このディレクトリに直接格納するか、このディレクトリのサブディレクトリに格納できます。fmap構文を使用して参照するカスタム・ファイルの名前には、ASCII文字を使用することを強くお薦めします。

注意:

Oracle Business Intelligenceの前のリリース(11gより前)でローカルに格納されたカスタム・ファイルは、手動でリリース11gに移行する必要があります。
analyticsResディレクトリに格納されたカスタム・ファイルを参照するには、次のfmap構文を使用します。
fmap:location/file_name

説明:

  • location/は、(カスタム・ファイルがanalyticsResディレクトリのサブディレクトリにある場合の)カスタム・ファイルがあるサブディレクトリのパスです(例: Images/)。

    注意:

    analyticsResディレクトリにあるロゴ・イメージおよびグラフィックは、すべて同じフォルダ内に格納する必要があります。
  • file_nameはカスタム・ファイルの名前です(例: newlogo.gif)。

次に、fmapコマンドの例を示します。

fmap:mylogo.gif
fmap:Images/newlogo.gif

fmap構文を使用したオブジェクトを保存する場合には、「HTMLマークアップを含むコンテンツの保存」権限が必要になります。権限の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドunresolvable-reference.htmを参照してください。