エージェントでのカスタマイズの使用によって、複数の状況に使用できる汎用エージェントを作成できます。
エージェントでのカスタマイズの使用により、組織で作成する必要のあるエージェントと条件の数を削減できます。これは、特定の状況に必要な特定のアラートを提供することもできます。
エージェントでのカスタマイズは、エージェントで使用されている分析に関連付けられているプロンプト・フィルタの演算子と値のオーバーライドによって実現されます。(プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。プロンプト・フィルタの詳細は、列フィルタの作成を参照してください)
エージェントが次の処理を行うよう指定する場合、エージェントで分析を使用します。
分析に基づいた条件(名前付きまたはインライン)を使用して、条件付きでコンテンツを配信し、アクションを実行します。条件の詳細は、条件の操作を参照してください。
コンテンツとして分析を配信します。
プロンプト・フィルタは、関連付けられている分析の使用方法に応じて、様々な時点でカスタマイズできます。
分析が名前付き条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。
分析内
名前付き条件内
条件のエージェント・カスタマイズ内
エージェント条件のサブスクリプション・カスタマイズ内
分析が、エージェントで作成されたインライン条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります:
分析内
条件のエージェント・カスタマイズ内
エージェント条件のサブスクリプション・カスタマイズ内
分析がエージェントの配信コンテンツとして指定されている場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。
分析内
配信コンテンツのエージェント・カスタマイズ内
配信コンテンツのサブスクリプション・カスタマイズ内
エージェントでカスタマイズを使用する場合、次の点に注意してください。
フィルタをいったんオーバーライドしたら、カスタマイズ・チェーンでさらにオーバーライドすることはできません。たとえば、配信コンテンツのエージェント・カスタマイズでフィルタをオーバーライドした場合、サブスクライブ者が後で、配信コンテンツのサブスクリプション・カスタマイズでオーバーライドすることはできません。
分析内のフィルタが結合(ANDおよびORを使用して作成)されている場合、このANDとORの構造はカスタマイズに表示されません。
同一フィルタがエージェント内で複数回使用される場合、フィルタの一意のセットのみがカスタマイズ用に表示されます。指定したカスタマイズ値は、繰返しのフィルタのすべてのインスタンスに適用されます。
例外: 分析がunion演算子に基づいて2つ以上の分析を結合した結果の場合、unionの各部分から一意のフィルタがカスタマイズ用に表示されます。分析の結合の詳細は、集合演算を使用した列の結合を参照してください。
チェーンに参加しているエージェント間で渡されるフィルタでは(外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクションで「エージェントの起動」アクションを参照)、カスタマイズはサポートされていません。親エージェントから渡されるフィルタは、サブスクライブ者のカスタマイズなしのフィルタです。子エージェントに渡されたフィルタによって、サブスクライブ者のカスタマイズが適用される前に、各プロンプト・フィルタが置き換えられます。