エージェントでのカスタマイズの使用について

エージェントでのカスタマイズの使用によって、複数の状況に使用できる汎用エージェントを作成できます。

エージェントでのカスタマイズの使用により、組織で作成する必要のあるエージェントと条件の数を削減できます。これは、特定の状況に必要な特定のアラートを提供することもできます。

エージェントでのカスタマイズは、エージェントで使用されている分析に関連付けられているプロンプト・フィルタの演算子と値のオーバーライドによって実現されます。(プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。プロンプト・フィルタの詳細は、列フィルタの作成を参照してください)

エージェントが次の処理を行うよう指定する場合、エージェントで分析を使用します。

  • 分析に基づいた条件(名前付きまたはインライン)を使用して、条件付きでコンテンツを配信し、アクションを実行します。条件の詳細は、条件の操作を参照してください。

  • コンテンツとして分析を配信します。

プロンプト・フィルタは、関連付けられている分析の使用方法に応じて、様々な時点でカスタマイズできます。

  • 分析が名前付き条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。

    1. 分析内

    2. 名前付き条件内

    3. 条件のエージェント・カスタマイズ内

    4. エージェント条件のサブスクリプション・カスタマイズ内

  • 分析が、エージェントで作成されたインライン条件のベースとして使用される場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります:

    1. 分析内

    2. 条件のエージェント・カスタマイズ内

    3. エージェント条件のサブスクリプション・カスタマイズ内

  • 分析がエージェントの配信コンテンツとして指定されている場合、カスタマイズのチェーンは次のようになります。

    1. 分析内

    2. 配信コンテンツのエージェント・カスタマイズ内

    3. 配信コンテンツのサブスクリプション・カスタマイズ内

エージェントでカスタマイズを使用する場合、次の点に注意してください。

  • フィルタをいったんオーバーライドしたら、カスタマイズ・チェーンでさらにオーバーライドすることはできません。たとえば、配信コンテンツのエージェント・カスタマイズでフィルタをオーバーライドした場合、サブスクライブ者が後で、配信コンテンツのサブスクリプション・カスタマイズでオーバーライドすることはできません。

  • 分析内のフィルタが結合(ANDおよびORを使用して作成)されている場合、このANDとORの構造はカスタマイズに表示されません。

  • 同一フィルタがエージェント内で複数回使用される場合、フィルタの一意のセットのみがカスタマイズ用に表示されます。指定したカスタマイズ値は、繰返しのフィルタのすべてのインスタンスに適用されます。

    例外: 分析がunion演算子に基づいて2つ以上の分析を結合した結果の場合、unionの各部分から一意のフィルタがカスタマイズ用に表示されます。分析の結合の詳細は、集合演算を使用した列の結合を参照してください。

  • チェーンに参加しているエージェント間で渡されるフィルタでは(外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクションで「エージェントの起動」アクションを参照)、カスタマイズはサポートされていません。親エージェントから渡されるフィルタは、サブスクライブ者のカスタマイズなしのフィルタです。子エージェントに渡されたフィルタによって、サブスクライブ者のカスタマイズが適用される前に、各プロンプト・フィルタが置き換えられます。