列フィルタの作成

列に名前付きまたはインライン・フィルタを作成して特定のデータを表示できます。

フィルタを編集用に開く方法の詳細は、列フィルタの編集を参照してください。

列フィルタを作成するには:

注意:

リポジトリが二重列用に構成されていて、次と等しい/次に存在する次と等しくない/次に存在しないまたは次の間にある以外の演算子を使用し、表示値ではなくコード値を指定する場合、表示列ではなく、コード列を明示的に選択する必要があります。

二重列の詳細は、二重列機能の理解を参照してください。

  1. 名前付きフィルタを作成する場合、次の手順を使用します。

    1. Oracle Business Intelligenceホーム・ページで、「新規」メニューにポインタを合せ、メニューから「フィルタ」を選択すると、グローバル・ヘッダーに移動します。「サブジェクト領域の選択」ダイアログが表示されます。

    2. 「サブジェクト領域の選択」ダイアログから、フィルタの作成対象のサブジェクト領域を選択します。「フィルタ」エディタが表示されます。

    3. 「サブジェクト領域」ペインで、フィルタを作成する列をダブルクリックします。「新規フィルタ」ダイアログが表示されます。

  2. インライン・フィルタを作成する場合、次の手順を使用します。

    1. 新規分析を作成するか、フィルタの作成対象の既存の分析にアクセスします。「基準」タブをクリックします。

    2. 「フィルタ」ペインに移動し、フィルタ」ペインのツールバーで「現在のサブジェクト領域のフィルタを作成」ボタンをクリックします。分析の選択された列がカスケード・メニューに表示されます。

    3. メニューから列名を選択します。あるいは、「列を増やす」オプションを選択して、サブジェクト領域から列を選択できる「列の選択」ダイアログにアクセスします。

      列を選択すると、「新規フィルタ」ダイアログが表示されます。

      注意:

      別のサブジェクト領域にある列のフィルタを追加する場合、「サブジェクト領域」ペインの「サブジェクト領域の追加/削除」ボタンをクリックし、まず、そのサブジェクト領域を分析に追加する必要があります。
  3. 「演算子」フィールドで、フィルタの演算子を選択します。選択した列のタイプに基づいて値が移入された演算子リストから選択します。「プロンプトで使用」「別の分析の結果に基づく」演算子オプションなどの各演算子の詳細は、演算子の項を参照してください。

  4. 「値」フィールドに、フィルタまたは条件を適用する際に使用する1つ以上の価を指定します。次のことが可能です:

    • 値の区切りにセミコロンを使用して、値を入力します。

    • リストまたはカレンダから値を選択します。

      特定の値を検索するには、リスト・ボックスで「検索」をクリックします。「値の選択」ダイアログが表示され、値を検索して選択できます。

    リポジトリが二重列用に構成されていて、表示列にフィルタを作成する場合、デフォルトでは表示値を指定します。ただし、組織によってコード値の表示が許可されている場合は、次に示す演算子のいずれかを使用した場合にかぎり、表示値ではなくコード値を指定できます。

    • 次と等しい/次に存在する

    • 次と等しくない/次に存在しない

    • 次の間にある

    コード値を指定するには、「コード列による選択」チェック・ボックスを選択し、値を指定します。

  5. リポジトリが二重列用に構成されていて、表示列にフィルタを作成し、コード値ではなく表示値をフィルタする場合、「コード列によるフィルタ」チェック・ボックスを選択解除します。

  6. 「詳細オプションの追加」ボタンをクリックし、フィルタにSQL式、セッション変数、リポジトリ変数、プレゼンテーション変数またはグローバル変数を追加します。SQL式または変数を使用してフィルタの値を設定する場合は、「値」フィールドを空のままにします。変数の詳細は、変数の使用を参照してください。

  7. 「フィルタの保護」チェック・ボックスを選択して、一致するプロンプトの値によって、あるいはユーザーが分析内の別のレポートに移動した際、フィルタの値がオーバーライドされないようにします。分析内のあるレポートから別のレポートに移動すると、最初のレポートで指定したプロンプト値が2つ目のレポートに転送されることがあります。

  8. フィルタをSQL文に変換するには、「このフィルタをSQLに変換する」チェック・ボックスを選択します。「高度なSQLフィルタ」ダイアログが表示されます。

    注意:

    これは、1方向の変換です。「このフィルタをSQLに変換する」ボックスを選択した後は、「フィルタの編集」ダイアログでフィルタを表示または編集できなくなります。フィルタをSQL文に変換した後は、フィルタ・アイテムは「高度なSQLフィルタ」ダイアログでSQL文としてのみ表示および編集できます。

    このオプションの詳細は、分析の列フィルタに対するSQL文の作成または編集を参照してください。

  9. フィルタの基準の指定が終わったら、「OK」をクリックします。

  10. 次のいずれかの方法でフィルタを保存します。

    • 「分析」エディタから「分析の保存」をクリックし、フィルタをインライン・フィルタとして保存します。

    • 「フィルタ」エディタから「フィルタの保存」をクリックし、フィルタを名前付きフィルタとして保存します。

    詳細は、インラインまたは名前付きでのオブジェクトの保存を参照してください。