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Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README
11g リリース2(11.2)
B56292-13
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Oracle Pro*C/C++ README

原典情報: $ORACLE_HOME/precomp/doc/proc/readme.doc


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このファイルには、リリース11.2.0.2.0のOracle Databaseに対応するプリコンパイラ・リリースであるPro*C/C++リリース11.2.0.2.0に関する重要な情報が含まれています。内容は次のとおりです。

互換性と移行の問題点

Pro*C/C++の新機能

以前のリリースの新機能

既知の不具合

修正された不具合

サポート


1 互換性と移行の問題点

この項では、以前のリリースのPro*C/C++から移行する際の互換性の問題点について説明します。

1.1 32ビット実装と64ビット実装の間の互換性

32ビット実装と64ビット実装の両方をサポートするプラットフォームでは、64ビット・バイナリとリンクする前に、EXEC SQL INCLUDE文を介してsqlcaをインクルードするアプリケーションを再度プリコンパイルする必要があります。#includeプリプロセッサ文を介してsqlca.hをインクルードするアプリケーションの場合は、64ビット・バイナリと再リンクする前に再コンパイルして、64ビットのsqlca.hをインクルードする必要があります。

将来は、実装間で生成コードの互換性をサポートするために、32ビット・バイナリと64ビット・バイナリの両方をサポートするポートでは、1バージョン、つまり64ビット・バージョンのsqlca.hのみが提供される可能性があります。

1.2 Pro*C/C++構成ファイル

Pro*C/C++構成ファイル、つまり、precomp/admin/pcscfg.cfgにはデフォルトのオプションが含まれていますが、ユーザーは使用する前に「pcscfg.cfg」ファイルを検証して更新する必要があります。リリース11g リリース2から、構成ファイルでOS環境変数も使用できるようになりました。たとえば、ORACLE_HOMEはUNIXプラットフォームでは$ORACLE_HOMEと表記し、Windowsプラットフォームでは%ORACLE_HOME%と表記します。RHEL 4 with gccバージョン4.1.2では、環境変数のORACLE_HOMEを構成ファイルで次のように使用できます。

sys_include=($ORACLE_HOME/precomp/public,/usr/include,/usr/lib/gcc/i386-redhat-linux/4.1.2/include)
include=($ORACLE_HOME/precomp/public,$ORACLE_HOME/precomp/hdrs)

1.3 LTYPE=SHORT

LTYPE=SHORTオプションを設定すると、.lisファイルの生成には、プログラム全体がリストされる公開形式ではなく詳細形式が使用されます。

2 Pro*C/C++の新機能

この項では、Pro*C/C++リリース11.2で導入された新機能の概要を説明します。

2.1 8バイト整数のサポート

Pro*C/C++では、C固有のlong long intデータ型がサポートされるようになりました。32ビット・プラットフォームと64ビット・プラットフォームで18桁までの整数を使用できます。

2.2 DECLARE CURSOR文のオプションのWITH HOLD句

DECLARE CURSOR文の新しいWITH HOLD句では、COMMIT後のオープン状態を維持する保持されたカーソルが指定されます。

3 以前のリリースの新機能

この項では、以前のリリースのPro*C/C++で導入された新機能を示します。

3.1 Pro*C/C++ 11.1製品版の新機能

4 既知の不具合

次の項では、Pro*C/C++の既知の不具合を示します。説明の後にあるカッコ内の番号は、オラクル社のBugデータベース内のBug番号です。

4.1 Pro*C/C++リリース11.2の既知の不具合

5 修正された不具合

次の項では、Pro*C/C++の修正された不具合を示します。説明の後にあるカッコ内の番号は、オラクル社のBugデータベース内のBug番号です。

5.1 Pro*C/C++リリース11.2.0.2.0で修正された不具合

5.2 Pro*C/C++リリース11.2.0.1.0で修正された不具合

6 サポート

Pro*C/C++のサポートについては、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

 

 

 

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