原典情報: $ORACLE_HOME/srvm/doc/README.doc
目次
SRVCTLで、リスナーの起動と停止だけでなく、リスナー構成の追加と削除もサポートされるようになりました。srvctl add/remove/modify listener -hを参照してください。
SRVCTLで、ASM構成のOracleホームを変更できるようになりました。 srvctl modify asmの-oフラグを参照してください。
EMによる管理用にクラスタ・データベースを設定する方法の詳細は、次のマニュアルを参照してください。
Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストレーションおよび構成ガイド
『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』
CRSのインストール後はホスト名を変更しないでください。これには、ドメイン修飾の追加や削除も含まれます。かわりに、MetaLinkのNote 276434.1を使用して、影響を受けるノードを削除して再度追加してください。
Oracle Bug#4675276: SRVCTLを使用してサービスを削除すると関連するオブジェクトがすべて削除されないPRKP-1029
説明: サービスの優先インスタンスおよび使用可能インスタンスの両方と同じインスタンスを使用してサービスを作成すると、srvctl add service -d mydb -s myservice -r inst1 -a inst1の場合と同じように、このサービスを削除しても一部のCRSリソースが残ることがあります。 これらのリソースは、後から同じサービスを再作成する際に妨げとなる可能性があります。
回避策: 優先インスタンスおよび使用可能インスタンスの両方と同じインスタンスを指定しないでください。
Oracle Bug#3377903: SQL*Plusからインスタンスを停止して起動するとインスタンスがオフラインになる
説明: SQL*Plusを使用して、インスタンスを停止後すぐに再度起動すると、停止処理中のために、そのインスタンスのCRSリソースが開始されない場合があります。この場合、srvctl status instance -d <name> -i <sid>では、インスタンスが実行中ではないと誤ってレポートされます。
回避策: srvctl start instance -d <name> -i <sid>でインスタンスのCRSリソースを開始してください。
Oracle Bug#4417761: ONS環境でCRS_HOMEの位置設定が必要
説明: TNSリスナーは、srvctlではなくlsnrctlを使用して起動すると、ONSと通信できません。これによって、TNSリスナーは、失敗したノード上でインスタンスのサービス・ハンドラの削除に失敗します。これは、通常、ONSイベント通知を受信して実行されるためです。
回避策: TNSリスナーをlsnrctlを使用して起動する場合は、最初に環境変数ORACLE_CONFIG_HOMEをCRSホームに設定します。または、srvctl start listenerコマンドを使用してリスナーを起動します。
Oracle Bug#4241481: データベースの起動時にCRSでTZとしてNULLが渡される
説明: OSのローカル・タイムゾーンが、Oracleユーザーの環境変数TZで指定したタイムゾーンと異なる場合、CRSによって起動したすべてのデータベース・インスタンスはOSのローカル・タイムゾーンを使用します。これは、CRSがインスタンスを起動するとき、OracleユーザーのTZではなく空のTZを使用するためです。
回避策: 次の3つの回避策があります。
任意のデフォルト・タイムゾーンを使用するように/etc/localtimeを変更します。このファイルによって、TZが未定義の場合の動作を制御できます。
srvctl setenv database -d <name> -T TZ=<val>
これによって、指定のデータベースのインスタンスを起動するときに常に使用されるTZの値を指定できます。
Oracle Universal Installerを起動してCRSまたはRAC用のOracle Database 10g Enterprise Editionのインストールを開始する前に、次の手順を実行してください。
ローカル・ノードを含め、クラスタのすべてのノード上でOracleユーザーに相当するユーザーを設定します。
/var/opt/oracle/srvConfig.locファイルが存在する場合は、インストールを実行するユーザーにこのファイルの読取り権限があることを確認します。権限がない場合は、% chmod 644 /var/opt/oracle/srvConfig.locを使用して権限を変更します。このファイルのグループは、OSDBAグループである必要があります。
リリース9.2以前のGSD(存在する場合)を停止します。