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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$ARCHIVE_DEST

V$ARCHIVE_DESTは、現行インスタンスについて、Data Guard構成内のすべての宛先を示します。各宛先の現在の設定値、モード、状態などが示されます。

データ型 説明
DEST_ID NUMBER ログ・アーカイブ先パラメータの識別子(1から31)
DEST_NAME VARCHAR2(256) ログ・アーカイブ先パラメータの名前
STATUS VARCHAR2(9) アーカイブ先の現在の状態を識別する値:
  • VALID - 初期化され、使用可能

  • INACTIVE - 宛先情報なし

  • DEFERRED - ユーザーの手動による使用禁止

  • ERROR - オープンまたはコピー時のエラー

  • DISABLED - エラー発生後、使用禁止

  • BAD PARAM - パラメータがエラー

  • ALTERNATE - 宛先が代替状態

  • FULL - 宛先の割当てサイズを超過

BINDING VARCHAR2(9) アーカイブ操作に対する障害の影響:
  • MANDATORY - アーカイブの成功が必須

  • OPTIONAL - 成功が必須ではない(LOG_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTによって異なる)

NAME_SPACE VARCHAR2(7) パラメータ設定の有効範囲:
  • SYSTEM - システム定義

  • SESSION - セッション定義

TARGET VARCHAR2(7) アーカイブ先がプライマリ・データベースに対してローカルまたはリモートのどちらなのか:
  • PRIMARY - ローカル

  • STANDBY - リモート

ARCHIVER VARCHAR2(10) 問合せが発行されたデータベースと相対のアーカイバ・プロセス:
  • ARCn

  • FOREGROUND

  • LGWR

  • RFS

SCHEDULE VARCHAR2(8) この宛先のアーカイブがINACTIVEPENDINGACTIVELATENTのいずれであるか
DESTINATION VARCHAR2(256) アーカイブREDOログがアーカイブされる場所
LOG_SEQUENCE NUMBER 最後にアーカイブされるアーカイブREDOログの順序番号
REOPEN_SECS NUMBER エラー発生後の再試行の時間(秒)
DELAY_MINS NUMBER アーカイブREDOログがスタンバイ・データベースに自動的に適用されるまでの遅延間隔(分)
MAX_CONNECTIONS NUMBER 接続の最大数
NET_TIMEOUT NUMBER ログ・ライター・プロセスが、発行したネットワーク操作についてネットワーク・サーバーからの状態を待機する秒数
PROCESS VARCHAR2(10) プライマリ・データベースと相対のアーカイバ・プロセス(問合せがスタンバイ・データベースで発行された場合も含む):
  • ARCn

  • FOREGROUND

  • LGWR

REGISTER VARCHAR2(3) アーカイブREDOログがリモートの宛先制御ファイルに登録されているかどうか(YES | NO)。アーカイブREDOログが登録されている場合は、ログ適用サービスに使用可能。
FAIL_DATE DATE 前回のエラー発生の日時
FAIL_SEQUENCE NUMBER 前回のエラー発生時にアーカイブされたアーカイブREDOログの順序番号
FAIL_BLOCK NUMBER 前回のエラー発生時にアーカイブされたアーカイブREDOログのブロック番号
FAILURE_COUNT NUMBER 宛先に連続して発生したアーカイブ操作障害の現在の数
MAX_FAILURE NUMBER ログ転送サービスが通信の再確立を試行し、障害がある宛先でのアーカイブ操作を再開する回数を制御する
ERROR VARCHAR2(256) エラー・テキストを表示する
ALTERNATE VARCHAR2(256) 存在する場合は代替の宛先
DEPENDENCY VARCHAR2(256) 将来の使用のために予約済
REMOTE_TEMPLATE VARCHAR2(256) 記録する場所の導出に使用するテンプレート
QUOTA_SIZE NUMBER 宛先の割当て制限(バイト)
QUOTA_USED NUMBER 指定された宛先に現在格納されているすべてのアーカイブREDOログのサイズ
MOUNTID NUMBER インスタンスのマウント識別子
TRANSMIT_MODE VARCHAR2(12) ネットワーク送信モード:
  • SYNCHRONOUS

  • PARALLELSYNC

  • ASYNCHRONOUS

ASYNC_BLOCKS NUMBER ASYNC属性に指定されたブロック数
AFFIRM VARCHAR2(3) ディスクI/Oモード
TYPE VARCHAR2(7) アーカイブ・ログのアーカイブ先定義がPUBLICまたはPRIVATEのどちらなのか。ALTER SYSTEM SETまたはALTER SESSION SET文を使用して実行時に変更できるのは、PUBLICのアーカイブ先のみである。デフォルトでは、すべてのアーカイブ・ログのアーカイブ先がPUBLICである。
VALID_NOW VARCHAR2(16) アーカイブ先がアーカイブ操作に有効かどうか:
  • YES - この宛先のREDOログ・タイプおよびデータベース・ロールは現行のデータベースに対して有効

  • WRONG VALID_TYPE - この宛先に指定されているREDOログ・タイプは現行のデータベースに対して無効。たとえば、VALID_FOR=(STANDBY_LOGFILE,STANDBY_ROLE)属性が指定されている宛先がスタンバイ・データベース・ロールで実行されているが、スタンバイREDOログが実装されていない場合に、WRONG VALID_TYPEが戻される。

  • WRONG VALID_ROLE - この宛先に指定されているデータベース・ロールは現在実行中のデータベースのロールではない。たとえば、VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILE,STANDBY_ROLE)属性が定義されている宛先がプライマリ・データベース・ロールで実行中の場合に、WRONG VALID_ROLEが戻される。

  • INACTIVE - 宛先がアクティブではない(エラーが原因と考えられる)。

VALID_TYPE VARCHAR2(15) 宛先で有効な1つまたは複数のREDOログ・タイプ:
  • ONLINE_LOGFILE

  • STANDBY_LOGFILE

  • ALL_LOGFILES

VALID_ROLE VARCHAR2(12) 宛先で有効な1つまたは複数のデータベース・ロール:
  • PRIMARY_ROLE

  • STANDBY_ROLE

  • ALL_ROLES

DB_UNIQUE_NAME VARCHAR2(30) 一意のデータベース名
VERIFY VARCHAR2(3) LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータのVERIFY属性の値が検証済かどうか(YES | NO)
COMPRESSION VARCHAR2(7) ネットワーク圧縮が使用可能(ENABLED)または使用禁止(DISABLED)のいずれであるか
APPLIED_SCN脚注 1 NUMBER フィジカル・スタンバイ・データベースまたはロジカル・スタンバイ・データベースに対応する宛先の場合は、最後に適用されたREDOのSCN。スナップショット・スタンバイ・データベースに対応する宛先の場合は、スナップショット・スタンバイ・データベースへの変換前に最後に適用されたREDOのSCN。この列は、プライマリ・スタンバイ・データベースまたはカスケード・スタンバイ・データベース上の、有効かつアクティブなスタンバイ・データベース宛先に対してのみ有効です。

脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。