Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

dirtracer スクリプトの使用

dirtracer ツールは、Directory Server プロセスの実行、ハングアップ、または停止に関するデバッグ情報を収集するシェルスクリプトです。この情報は、Sun サポートが問題の診断に使用できます。これらのスクリプトは、オペレーティングシステム設定、Directory Server 設定、実行時データ要素、およびログファイル、データベース、コア、gcores、pstack 出力に関する情報を収集します。収集される情報のタイプは、発生している問題のタイプによって異なります。

dirtracer スクリプトは、BigAdmin (http://www.sun.com/bigadmin/scripts/) で入手できます。

superuser として、dirtracer スクリプトを次のように実行します。


#./ dirtracer -f ./dirtracer.config

dirtracer.config ファイルには、dirtracer スクリプトが出力を生成するために使用する構成パラメータが含まれます。dirtracer スクリプトは、コンフィギュレータと呼ばれる、この設定ファイルを生成するツールに付属しています。この対話型シェルスクリプトは、発生している問題のタイプに対応する設定ファイルを自動的に作成します。コンフィギュレータは、ログの収集やコアの収集のパラメータ、およびその他の多数のパラメータを設定します。