cs00 は、ひらがな・カタカナ・漢字などの文字を入力するときに使用するかな漢字変換サーバーです。このマニュアルでは、SolarisTM 上での cs00 を使った文字の入力方法、辞書の編集方法、cs00 の起動方法について説明します。このマニュアルを読む前に、cs00 の最新情報について『Solaris 8 ご使用にあたって』を参照してください。
cs00 の概要とセットアップ方法については、『日本語入力システムの概要とセットアップ』を参照してください。
このマニュアルは、かな漢字変換サーバーとして cs00 を使用する方を対象としています。cs00 のファイル構成や起動方法、文字の入力方法、辞書の編集方法について知りたい場合にご利用ください。
日本語入力モードに入る方法について説明します。
英数字キーボードで、日本語を入力する方法について説明します。
日本語キーボードで、日本語を入力する方法について説明します。
cs00 の辞書ファイルの管理方法について説明します。
漢字候補の表示方法とプレエディットの表示方法のカスタマイズ方法について説明します。
cs00 の文字コード変換機能をカスタマイズする方法を説明します。
第 7 章「かな漢字変換サーバーインタフェースモジュールのカスタマイズ」
かな漢字変換サーバーインタフェースモジュール xci と、cm のカスタマイズについて説明します。
cs00 の起動方法について説明します。
ローマ字かな変換で使用されるつづり方の一覧表です。
cs00 で使用される機能の一覧表です。
『Solaris 8 ご使用にあたって』(該当するプラットフォーム用)
『日本語入力システムの概要とセットアップ』
専門書を扱うインターネットの書店 Fatbrain.com から、米国 Sun MicrosystemsTM, Inc. (以降、SunTM とします) のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリストと注文方法については、http://www1.fatbrain.com/documentation/sun の Sun Documentation Center をご覧ください。
http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索をおこなうこともできます。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
入力するキーを示します。または、参照する書名を示します。 |
『変換キー』でかな漢字変換を行います。詳細については『ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
¥ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define ¥ XV_VERSION_STRING' |
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
マウスボタンの使い方、ウィンドウメニューの使い方については、『OpenWindows ユーザーズガイド』を参照してください。
このマニュアルではキー入力の方法を次のように説明します。
変換キーが押されていない状態の文字列を「入力よみ文字列」、変換キーが押された状態の文字列を「変換文字列」、確定キーが押された状態の文字列を「確定文字列」と呼びます。また、「入力よみ文字列」と「変換文字列」を総称して「未確定文字列」と呼びます。
このマニュアルでは、日本語 OpenWindows 環境の画面例を使用して解説しています。 Solaris 共通デスクトップ環境 (以降「Solaris CDE」とします) の画面とは、ヘッダー表示などに若干の違いがある場合があります。
日本語を入力する場合、キーボードによってキーの操作が異なります。ここでは各種のキーボードを示します。
この章で示す各種キーボードは SPARC 版のキーボードです。IA 版のキーボードを使用している場合は、次の表に従って、SPARC 版のキーを IA 版のキーに読み換えてください。
SPARC 版 | IA 版 |
---|---|
【日本語 ON/OFF】 | |
【確定】 | |
【変換】 | |
【ローマ字 / かな】 | |
【Control】 | |
【Return】 | |
【Delete】 |
キーボードの配列はそれぞれ以下のようになっています。
米国版タイプ 5 キーボード
UNIX タイプ 5 キーボード
日本語タイプ 5 キーボード
英数字キーボードで使用できるキー操作の機能は、すべて日本語キーボードで使用することができます。
このマニュアルでは、「IA」という用語は、Intel 32 ビットのプロセッサアーキテクチャ を意味します。これには、Pentium、Pentium Pro、Pentium II、 Pentium II Xeon、Celeron、Pentium III、Pentium III Xeon の各プロセッサ、 および AMD、Cyrix が提供する互換マイクロプロセッサチップが含まれます。