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iPlanet Calendar Server 管理者ガイド |
第 7 章 Calendar Server コマンド行ユーティリティ
iPlanet Calendar Server には、バッチ、シェル、および Perl などのスクリプトプログラムから起動できる、コマンド行管理ユーティリティが一式用意されています。これらのユーティリティは、ics.conf 構成ファイルに定義されているデフォルト値を必要に応じて使用します。コマンド行ユーティリティは、server-root/cal/bin ディレクトリに入っています。
コマンド行ユーティリティの実行
コマンド行ユーティリティの構文
コマンド行ユーティリティの解説 (表)
csattribute
csbackup
cscal
cscomponents
csdb
csexport
csplugin
csresource
csrestore
csschedule
csstart
csstats
csstop
cstool
csuser
コマンド行ユーティリティの実行
UNIX システムでコマンド行ユーティリティを実行するには、インストール時に指定した iPlanet Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (デフォルトは icsuser と icsgroup)、または root としてログインします。Windows NT システムでコマンド行ユーティリティを実行するには、完全な管理者権限を持っている必要があります。ほとんどの場合、ユーティリティが存在しているディレクトリ (server-root/cal/bin) に移動する必要があります。例:
Solaris の場合
Solaris 以外の UNIX システムの場合
- /opt/SUNWics5/cal/bin
Windows NT システムの場合
- /opt/iPlanet/CalendarServer5/cal/bin
- c:\ProgramFiles\iPlanet\CalendarServer5\cal\bin
コマンド行ユーティリティの構文
Calendar Server コマンド行ユーティリティでは、次の構文を使用します。
utility [ -option [ value ] ] command [ target ] utility は、cscal や csuser などのユーティリティの実行可能ファイル名です。
option は、コマンドが実行する動作を指定します。オプションは、-d のように、ハイフン (-) の後に小文字で指定します。角括弧 ([]) で囲まれたオプションは、省略可能です。同時に複数のオプションを使用できる場合、その旨が指示されます。
value は、-d オプションで使用する説明など、option によって指定した動作を修飾します。角括弧 ([]) で囲まれた値は、省略可能です。スペースを含む値は、二重引用符 (" ") で囲む必要があります。複数の値を指定する場合は、二重引用符 ("") で囲み、各値を空白文字で区切る必要があります。ただし、区切り文字としてセミコロンを使用するように指示されることもあります。
command は、list や create といった、ユーティリティが実行する動作です。複数のコマンドが縦棒 (|) で区切られている場合、いづれか 1 つのコマンドが使用できることを示しています (両方を同時に使用することはできません)。
target は、カレンダー ID やユーザ ID など、コマンドの実行対象となるオブジェクトです。
コマンド行ユーティリティの使用規則
次の規則は、コマンド行ユーティリティを使用するときの一般的なガイドラインです。
コマンドを指定しない場合、すべてのオプションとコマンドが使用例とともに一覧表示されます。
必須パスワードを指定しない場合、パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。
-v (冗長モード) オプションと -q (非出力モード) オプションは、すべてのユーティリティで使用できます。
コマンドが危険を伴う場合 (データを消失する可能性がある場合) は、コマンドを実行する前に確認を求めるプロンプトが表示されます。カレンダーを削除できる cscal やユーザを削除できる csuser は、その例です。ただし、-q (非出力モード) オプションを指定すると、確認プロンプトが無効になります。
コマンド行ユーティリティの解説
表 7-1    iPlanet Calendar Server コマンド行ユーティリティの要約
ユーティリティ
説明
実行中 Calendar Server インスタンスを ping したり、Calendar Server 構成を再読み込みしたりする
csattribute
csattribute ユーティリティは、LDAP サーバの Calendar Server 属性を管理します。次のコマンドを使用できます。
add。指定のターゲット (ユーザまたはリソースオブジェクト) に LDAP 属性と値を追加する。
要件
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX マシンの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
表 7-2 は、csattribute で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-2    csattribute ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
表 7-3 は、csattribute ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています
表 7-3    csattribute ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
tchang の値を持つ LDAP 属性 icsCalendar をユーザ ID TChang に追加します。
TChang から LDAP 属性 icsCalendar を削除します。
- csattribute -a icsCalendar=tchang add TChang
TChang の属性を表示します。
- csattribute -a icsCalendar delete TChang
- csattribute list TChang
csbackup
csbackup ユーティリティは、カレンダーデータベース、指定のカレンダー、またはユーザのデフォルトカレンダーをバックアップします。次のコマンドを使用できます。指定したバックアップディレクトリにある caldb.conf バージョンファイルは、バックアップしたカレンダーデータベースのバージョン番号を示します。
csrestore については、「csrestore」を参照してください。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csbackup [-q|-v] -f database target
csbackup [-q|-v] -c calid calendar target
csbackup [-q|-v] -a userid [-b basedn] defcal target 表 7-4 は、csbackup で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-5 は、csbackup ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-5    csbackup ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
バックアップするカレンダーユーザのユーザ ID。defcal コマンドを使用する場合、このオプションは必須。デフォルトはなし
このユーザに使用するベース DN。デフォルトは、ics.conf ファイルに定義されている local.ugldapbasedn から取得される
ベース DN (識別名) は、検索の開始点として使用する LDAP ディレクトリのエントリである
たとえば、ベース DN として ou=people、o=sesta.com を指定すると、Calendar Server が行う LDAP 検索では常に o=sesta.com ディレクトリツリー内の ou=people サブツリーだけが調べられる
バックアップするカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合、このオプションは必須。デフォルトはなし
詳細については、「カレンダー識別子 (calid)」を参照
現行リリースでは、バックアップターゲットディレクトリがすでに存在する場合、このディレクトリがたとえ空であっても -f オプションを使用する必要がある
SolsticeTM BackupTM または Legato NetworkerTM のバックアッププログラムを使用できるようにバックアップファイルを準備する。詳細については、第 6 章「Calendar Server データの バックアップと復元」を参照
backupdir というディレクトリにカレンダーデータベースをバックアップします。
カレンダー ID tchang を持つカレンダーを text/calendar としてファイル tchang.ics にバックアップします。
- csbackup database backupdir
tchang のデフォルトカレンダーを text/xml としてファイル tchang.xml にバックアップします。
- csbackup -c tchang calendar tchang.ics
- csbackup -a tchang defcal tchang.xml
cscal
cscal ユーティリティは、カレンダーとそのプロパティを管理します。次のコマンドを使用できます。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
表 7-6 は、cscal で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-6    cscal ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
表 7-7 は、cscal ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-7    cscal ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
指定のカレンダーに関するアクセス制御エントリ (ACE)。ACE は、グループスケジューリング用のカレンダーへのアクセス権、および作成、削除、読み取り、書き込みといった権限のタイプを決定する。ACE 文字列やアクセス制御リスト (ACL) は、二重引用符 ("") で囲む必要がある
デフォルトは、ics.conf ファイル内の calstore.calendar.default.acl パラメータ
ACE 形式の詳細については、第 4 章「Calendar Server アクセス制御の管理」を参照
カテゴリ。複数のカテゴリを指定する場合は、二重引用符 ("") で囲み、空白文字で区切る必要がある。デフォルトはカテゴリなし
カレンダーに対して二重予約を許可するかどうか。yes の場合は、カレンダーの同じ時間枠に複数のイベントスケジュールを設定できる。デフォルトは、ics.conf ファイルに定義されている user.allow.doublebook から取得される
他のカレンダー所有者。複数の所有者を指定する場合は、二重引用符 ("") で囲み、空白文字で区切る必要がある。デフォルトは他の所有者なし
TChang を主な所有者とし、表示名 Public_Calendar を持ち、デフォルトのアクセス制御値 (ics.conf ファイル内の calstore.calendar.default.acl によって定義)を使用する、カレンダー ID tchang のカレンダーを作成します。
すべてのユーザに「読み取り」と「書き取り」のアクセス権を許可するようにカレンダー chang を変更します。このカレンダーはカテゴリ sports に属しており、JSmith によって共同所有されています。
- cscal -o TChang -n Public_Calendar create tchang
カレンダー ID tchang を持つカレンダーを無効にします (ユーザはユーザインタフェースを使用してこのカレンダーに読み取り、書き込み、または検索を行うことができなくなります)。
- cscal -a "@^a^rw^g" -g sports -y JSmith modify tchang
カレンダー ID tchang を持つカレンダーを有効にします (ユーザはユーザインタフェースを使用してこのカレンダーへの読み取りと書き込みを行えます)。 ただし、二重予約は許可されません。
- cscal disable tchang
tchangのプロパティを一覧表示します。
- cscal -k no enable tchang
tchangのプロパティをすべて一覧表示します。
- cscal list tchang
データベース内のカレンダーをすべて一覧表示します。
- cscal -v list tchang
カレンダー ID tchang を持つカレンダーをデフォルト構成設定値にリセットします。
- cscal list
カレンダー ID tchang を持つカレンダーから記述を削除します。
- cscal reset tchang
カレンダー ID tchang を持つカレンダーからすべてのカテゴリを削除します。
- cscal -d "" modify tchang
カレンダー ID tchang を持つカレンダーから他の所有者を削除します。
- cscal -g "" modify tchang
カレンダーデータベースから tchang を削除します。
- cscal -y "" modify tchang
1 次所有者が TChang であるカレンダーすべてをカレンダーデータベースから削除します。
- cscal delete tchang
- cscal -o TChang delete
cscomponents
cscomponents ユーティリティは、カレンダーコンポーネント (イベントと仕事
(予定)) を管理します。次のコマンドを使用できます。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
cscomponents [-v|-q] [-e endtime] [-s starttime] [-t event|task]
delete|list calid表 7-8 は、cscomponent で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-8    cscomponent ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
表 7-9 は、cscomponent ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-9    cscomponent ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
カレンダー ID tchang を持つカレンダーから 2000 年のイベントをすべて削除します。
カレンダー ID tchang を持つカレンダー内のすべてのイベントと仕事を、詳細とともに一覧表示します。
- cscomponents -s 20000101T000000Z -e 20001231T000000Z delete tchang
- cscomponents -v list tchang
csdb
csdb ユーティリティは、カレンダーデータベース (カレンダー、セッション、および統計) を管理します。次のコマンドを使用できます。
create。新しいデータベースを作成する (サーバの起動時にデータベースが存在しない場合は、Calendar Server がデータベースを自動的に作成する)。
delete。カレンダーデータベースを削除する。オープン状態 (Calendar Server が実行中) のデータベースを削除することはできない。
check。カレンダーデータベースが破壊したかどうかを確認する。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
create、delete、または rebuild のコマンドを使用するには、Calendar Server を停止する必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csdb [-q|-v] [-t caldb|sessdb|statdb] create|delete [dbdir] csdb [-q|-v] [-t caldb|sessdb|statdb] list [dbdir] csdb [-q|-v] [-f] [-t caldb|sessdb|statdb] recover [dbdir] csdb check|rebuild [dbdir] 表 7-10 は、csdb で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-11 は、csdb ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-11    csdb ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
注:-t が指定されていない場合、csdb はすべてのデータベースに対して処理を行う。ただし、check コマンドと rebuilt コマンドは caldb (calendar) だけを処理対象とする
新しい空のデータベースを現在のディレクトリに作成します。
現在のディレクトリにあるデータベースを削除します。
- csdb -t caldb create
現在のディレクトリにあるカレンダーデータベースに関する情報を一覧表示します。
- csdb -t caldb delete
現在のディレクトリにある破壊したデータベースすべてを回復しようとします。
- csdb -v -t caldb list
現在のディレクトリにあるセッションデータベースに関する情報を一覧表示します。
- csdb recover
現在のディレクトリにある破損した統計データベースを回復しようとします。
- csdb -t sessdb list
- csdb -t statdb recover
csexport
csexport ユーティリティは、iCalendar (.ics) 形式または XML (.xml) 形式でカレンダーをファイルにエクスポートします。次のコマンドを使用できます。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csexport [-v|-q] -c calid calendar outputfile 表 7-12 は、csexport で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-12    csexport ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
指定の出力ファイルにカレンダーをエクスポートする。ファイルのデータ形式は、指定のファイル名拡張子によって決まる
表 7-13 は、csexport ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-13    csexport ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
エクスポートするカレンダーのカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションは必須。デフォルトはなし
カレンダー ID が tchang であるカレンダーを、ファイル tchang.ics に iCalendar (text/calendar) 形式でエクスポートします。
カレンダー ID が tchang であるカレンダーを、ファイル tchang.xml に XML (text/xml) 形式でエクスポートします。
- csexport -c tchang calendar tchang.ics
- csexport -c tchang calendar tchang.xml
csimport
csimport ユーティリティは、csexport ユーティリティによって保存したカレンダーを、iCalendar (ics) 形式または XML 形式でファイルからインポートします。次のコマンドを使用できます。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csimport [-v|-q] -c calid calendar inputfile 表 7-14 は、csimport で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-14    csimport ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
表 7-15 は、csimport ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-15    csimport ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
インポートするカレンダーのカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションは必須
指定のカレンダー ID がすでに存在する場合、インポートしたデータは現在のカレンダーにマージされる。デフォルトはなし
詳細については、「カレンダー識別子 (calid)」を参照
iCalendar (text/calendar ファイル) 形式と予想されるファイル tchang.ics から、カレンダー ID が tchang であるカレンダーをインポートします。
XML (text/xml ファイル) 形式で保存されたファイル tchang.xml から、カレンダー ID が tchang であるカレンダーをインポートします。
- csimport -c tchang calendar tchang.ics
- csimport -c tchang calendar tchang.xml
csplugin
csplugin は、Calendar Server に設定された CSAPI プラグインを管理します。次のコマンドを使用できます。
activate。指定のプラグインを読み込んで起動する。
deactivate。指定のプラグインのタイプおよび名前を停止して無効にする
(サポートされているプラグインタイプについては、表 7-17 の「-t」オプションを参照)。
要件
Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csplugin [-q|-v] [-r] -t ac|attr|auth|locate|lookup|xlate
activate|deactivate plugin
csplugin [-q|-v] list 表 7-16 は、csplugin ユーティリティで使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-16    csplugin ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
指定のプラグインのタイプおよび名前を読み込んで有効にする (サポートされているプラグインタイプについては、表 7-17 の「-t」オプションを参照)
指定のプラグインのタイプおよび名前を停止して無効にする (サポートされているプラグインタイプについては、表 7-17 の「-t」オプションを参照)
サポートされているすべてのプラグインのタイプ、名前、および起動ステータスを一覧表示する (サポートされているプラグインタイプについては、表 7-17 の「-t」オプションを参照)
表 7-17 は、csplugin ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています
表 7-17    csplugin ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
activate コマンドで使用した場合は、Calendar Server の plugin ディレクトリにプラグインが物理的にコピーされる
deactivate コマンドで使用した場合は、Calendar Server の plugin ディレクトリからプラグインが削除される
サポートされているすべてのプラグインに関する詳細を一覧表示します。このサーバインスタンス用に構成されている各プラグインのタイプ、名前、および起動ステータスが含まれます。
タイプが lookup で、ファイル名が mylookup のプラグインを読み込んで有効にします。
- csplugin -v list
タイプが lookup で、ファイル名が mylookup のプラグインを無効にし、plugin ディレクトリから削除します。
- csplugin activate -t lookup mylookup
- csplugin deactivate -t lookup mylookup -r
csresource
csresource ユーティリティは、LDAP サーバや Calendar Server データベースに格納されている会議室や各種備品といったリソースのカレンダーを管理します。 (csresource ユーティリティ を使用できるのは、リソースに関連付けられているカレンダーにおいてだけであり、ユーザのカレンダーに対して実行するとエラーが出力されます。)次のコマンドを使用できます。
create。指定のカレンダー ID (calid) に新しいリソースを追加する。
delete。特定のリソースまたはすべてのリソースを削除する。
disable。特定のリソースまたはすべてのリソースを無効にする。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csresource [-q|-v] [-a aces] [-b basedn] -c calid [-d description]
[-k yes|no] [-o owner] [-y otherowners] create name
csresource [-q|-v] [-b basedn] delete|disable|enable|list [name] 表 7-18 は、csresource で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-18    csresource ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
注 上記のコマンドで name に空白文字が含まれる場合は、二重引用符 (" ") で囲む必要がある。
表 7-19 は、csresource ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています
表 7-19    csresource ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
指定のカレンダーに関するアクセス制御エントリ (ACE)。ACE は、グループスケジューリング用のカレンダーへ誰がアクセスできるか、および作成、削除、読み取り、書き込みといった権限のタイプを決定する。ACE 文字列やアクセス制御リスト (ACL) は、二重引用符 ("") で囲む必要がある
デフォルトは、ics.conf ファイル内の resource.default.acl パラメータ
ACE 形式の詳細については、第 4 章「Calendar Server アクセス制御の管理」を参照
icsCalendar 属性。create コマンドを使用する場合、このオプションは必須。詳細については、「カレンダー識別子 (calid)」を参照
会議などのリソースに関連付けられたカレンダーに対して、二重予約を許可するかどうかを指定する。yes の場合は、カレンダーの同じ時間枠に複数のイベントスケジュールを持つことができる
デフォルトは、ics.conf ファイルに定義されている resource.allow.doublebook の設定から取得される
デフォルトは、ics.conf ファイルに定義されている service.admin.calmaster.useridn から取得される
他の所有者。複数の所有者を指定する場合は、二重引用符 ("") で囲み、空白文字で区切る必要がある。デフォルトは他の所有者なし
すべてのリソースカレンダーとその LDAP 属性のリストを表示します。
カレンダー ID (calid) が room100、表示名 (LDAP cn 属性) が MeetingRoom100 であるリソースカレンダーを作成します。
- csresource -v list
表示名が MeetingRoom100 であるリソースカレンダーの LDAP 属性を表示します。
- csresource -c room100 create MeetingRoom100
表示名が MeetingRoom100 であるリソースカレンダーを無効にします。
- csresource -v list MeetingRoom100
表示名が MeetingRoom100 であるリソースカレンダーを有効にし、二重予約を許可します。
- csresource disable MeetingRoom100
表示名が MeetingRoom100 であるリソースカレンダーを削除します。
- csresource -k yes enable MeetingRoom100
- csresource delete MeetingRoom100
csrestore
csrestore ユーティリティは、csbackup または csexport を使用して保存された カレンダーデータベース、特定のカレンダー、またはユーザのデフォルトカレンダーを復元します。次のコマンドを使用できます。
database。カレンダーデータベースを復元する。
指定したバックアップディレクトリにある caldb.conf バージョンファイルは、バックアップしたカレンダーデータベースのバージョン番号を示します。
Calendar Server 5.x の csrestore と 2.x の csrestore には互換性がありません。データが消失する可能性があるため、Calendar Server 2.x の csrestore によってバックアップしたカレンダーデータを復元することは避けてください。
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
カレンダーデータベースを復元する際は、Calendar Server を停止する必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csrestore [-v|-q] [-f] database inputdir
csrestore [-v|-q] -c calid calendar inputfile
csrestore [-v|-q] -a userid [-b basedn] defcal inputfile 表 7-20 は、csrestore で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-21 は、csrestore ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-21    csrestore ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
指定のユーザ ID に使用する LDAP ベース DN (識別名)。デフォルトは、ics.conf ファイルに定義されている local.ugldapbasedn から取得される
復元するカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合、このオプションは必須。デフォルトはなし
詳細については、「カレンダー識別子 (calid)」を参照
csbackup によってディレクトリ backupdir に保存されていたカレンダーデータベースを復元します。
csbackup または csexport によって iCalendar (text/calendar ファイル) 形式で保存されていたカレンダー ID tchang のカレンダーをディレクトリ backupdir にある tchang.ics から復元します。
- csrestore database backupdir
csbackup によってディレクトリ backupdir に保存されていたカレンダーデータベースから tchang を復元します。
- csrestore -c tchang calendar backupdir/tchang.ics
csbackup または csexport によって、iCalendar (text/calendar ファイル) 形式で保存されていた TChang が所有するデフォルトカレンダーをディレクトリ backupdir にある TChang.ics から復元します。
- csrestore -c tchang calendar backupdir
- csrestore -a TChang defcal backupdir/TChang.ics
csschedule
csschedule ユーティリティは、グループスケジューリングエンジン (GSE) キューに格納されているスケジュールエントリを管理します。次のコマンドを使用できます。
要件
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
表 7-22 は、csschedule で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-22    csschedule ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
表 7-23 は、csschedule ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています
表 7-23    csschedule ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
スケジュール時間のオフセット番号。オフセット番号は、同じ時刻に複数のエントリのスケジュールが作成されているときに、GSE キューのエントリを一意で識別する
イベントまたは予定の繰り返し ID (RID)。RID は、定期的なイベントや仕事を識別する文字列をセミコロンで区切ったリスト
GSE キューに格納されているすべてのエントリの詳細を一覧表示します。
GSE キューに格納されている先頭から 10 個のエントリを一覧表示します。
- csschedule -v list
GSE キューのエントリのうち、2000 年 12 月 31 日の 10 時 30 分 45 秒 〜 11 時 30 分 45 秒に予定されているエントリを一覧表示します。
- csschedule -c 10 list
カレンダー tchang の GSE キューのエントリのうち、10 時 30 分 45 秒に予定されていて、2000 年 12 月 31 日の 10 時 30 分 45 秒におけるオフセット番号が 2 であり、一意識別子が 1111、繰り返し ID が 0、シーケンス番号が 0 であるエントリを一覧表示します。
- csschedule -s 20001231T103045Z -e 20001231T113045Z list
カレンダー tchang の GSE キューのエントリのうち、13 時 30 分 45 秒に予定されていて、2000 年 12 月 31 日の 13 時 30 分 45 秒におけるオフセット番号が 1 であり、一意識別子が 1111、繰り返し ID が 0、シーケンス番号が 0 であるエントリを削除します。
- csschedule -v -t 20001231T103045Z -o 2 -u 1111 -r 0 -n 0 list tchang
2000 年 12 月 31 日の 10 時 30 分 45 秒から 16 時 30 分 45 秒にスケジュールされている GSE エントリを削除します。
- csschedule -v -t 20001231T103045Z -o 1 -u 1111 -r 0 -n 0 delete tchang
GSE キューのすべてのエントリを削除します。
- csschedule -v -s 20001231T103045Z -e 20001231T163045Z delete
- csschedule -v delete
csstart
注 Calendar Server には csstart ユーティリティと csstop ユーティリティがありますが、これは旧リリースとの互換性を図ることだけを目的に用意されています。 Calendar Server の起動と停止には、start-cal コマンドと stop-cal コマンドを使用することをお勧めします。詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。
csstart は、Calendar Server を起動します。次のコマンドを使用できます。
check 。すべての Calendar Server サービスまたは指定の Calendar Server サービスが、稼動中であるかどうかを確認する。
Windows NT システムの場合、「コントロールパネル」からアクセスできる「サービス」ダイアログボックスを使用して Calendar Server を起動することもできます。list。すべての Calendar Server サービスまたは指定の Calendar Server サービスを表示する。
service。すべての Calendar Server サービスまたは指定の Calendar Server サービスを起動する。
構文
csstart [-q|-v] check|list [servicename]
csstart [-q|-v] [-f] service [servicename] 表 7-24 は、csstart で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-25 は、csstart ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-25    csstart ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
指定の Calendar Server サービス (サービスが指定されていない場合は、現在稼動中のサービスすべて) に対して、以下の処理を強制的に行う
注:Calendar Server の起動と停止には、stop-cal コマンドと start-cal コマンドを使用することをお勧めします
デフォルトのポートを使用し、デフォルトの起動順序ですべての Calendar Server ローカルサービスを起動します。
Calendar Server HTTP ローカルサービスを起動します。
- csstart service
すべての Calendar Server ローカルサービスが起動されているかどうかを確認します。
- csstart service http
起動された Calendar Server ローカルサービスすべてを一覧表示します。
- csstart check
- csstart list
csstats
csstats ユーティリティは、Calendar Server の統計を表示します。次のコマンドを使用できます。詳細についてはカウンタ構成(counter.conf)ファイルを参照してください。
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
csstats [-q|v] [-r registry] [-i iterations] [-s delay]] list [subsystem] 表 7-26 は、csstats ユーティリティで使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-26    csstats ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
指定の Calendar Server サブシステムに関するカウンタ統計を一覧表示する。サブシステムを指定しない場合は、使用可能なサブシステムに関する次の基本情報が表示される
表 7-27 は、csstats ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-27    csstats ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
カウンタ統計を保存するファイルの名前と場所。デフォルトは、 server-root/cal/bin/counter/counter
カウンタに関する基本情報と使用可能なカウンタのタイプを表示します。
HTTP サービスサブシステムに関するカウンタ統計 (hpptstat) を一覧表示します。
- csstats list
WCAP サブシステムに関するカウンタ統計 (wcapstat) を、1 時間 (3600 秒) の間 10 秒ごとに一覧表示します。
- csstats list http
- csstats -i 3600 -s 10 list wcap
注 Calendar Server には csstart ユーティリティと csstop ユーティリティがありますが、これは旧リリースとの互換性を図ることだけを目的に用意されています。 Calendar Server の起動と停止には、start-cal コマンドと stop-cal コマンドを使用することをお勧めします。詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。
csstop
注 Calendar Server には csstart ユーティリティと csstop ユーティリティがありますが、これは旧リリースとの互換性を図ることだけを目的に用意されています。 Calendar Server の起動と停止には、start-cal コマンドと stop-cal コマンドを使用することをお勧めします。詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。
csstop ユーティリティは、Calendar Server を停止します。次のコマンドを使用できます。Windows NT システムの場合、「コントロールパネル」からアクセスできる「サービス」ダイアログボックスを使用して Calendar Server を停止することもできます。
構文
csstop [-q|-v] check | list [servicename]
csstop [-q|-v] [-f] service [servicename] 表 7-28 は、csstop で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-29 は、csstop ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-29    csstop ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
停止しようとしても停止できない場合に Calendar Server サービスを強制的に停止する (UNIX での kill -9 コマンドや Windows NT Task Manager からのサービス停止に相当する)
すべての Calendar Server ローカルサービスを停止します。
Calendar Server HTTP ローカルサービスを停止します。
- csstop service
すべての Calendar Server ローカルサービスが停止されているかどうかを確認します。
- csstop service http
起動された Calendar Server ローカルサービスすべてを一覧表示します。
- csstop check
- csstop list
cstool
cstool ユーティリティは、Calendar Server を ping したり、その構成を強制的に再読み込みしたりします。次のコマンドを使用できます。
ping。指定のポートで Calendar Server サービスが待機していることを確認する。
refresh。Calendar Server サービスの構成の設定を強制的に更新する。
version。現在インストールされているユーティリティのバージョン番号を表示する。
注 ics.conf ファイルに定義されているパラメータの設定値を変更した場合、変更結果を適用するには Calendar Server をいったん停止して再起動する必要があります。詳細については、「ics.conf 構成ファイルの編集」を参照してください。
要件
Calendar Server が稼動している必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行しているユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
cstool [-q|-v] [-h host] [-p port] [-t timeout] ping http
cstool [-q|-v] [-h host] refresh [servicename] 表 7-30 は、cstool で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-30    cstool ユーティリティのコマンド
コマンド
説明
指定のサービスの構成を強制的に Calendar Server に更新する。サービスを指定しない場合は、すべての Calendar Server サービスの構成が更新する。Calendar Server サービスオプションは、次のとおりです
表 7-31 は、cstool ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
cshttpd サービスを ping します。
calserver というホスト名を持つマシンを ping して、cshttpd サービスがポート 80 で待機しているかどうかを確認します。
- cstool ping http
すべてのサービスの構成を、ローカル Calendar Server に強制的に更新します。
- cstool -p 80 -h calserver -p 80 ping http
- cstool refresh
csuser
csuser ユーティリティは、LDAP ディレクトリサーバと Calendar Server カレンダーデータベースに格納されているカレンダーユーザ情報を管理します。次のコマンドを使用できます。
check。ユーザにカレンダー操作が許可されているかどうかを確認する。
disable。ユーザに対し、Calendar Server へのログインを禁止する。
enable。ユーザに対し、Calendar Server へのログインを許可する。
reset。ユーザのカレンダー属性をデフォルトの設定にリセットする。
要件
Calendar Server は、稼動していても停止していてもどちらでもかまいません。
このユーティリティは、Calendar Server がインストールされているローカルマシン上で実行する必要があります。
カレンダーユーザ情報が格納されている LDAP サーバは、稼動している必要があります。
UNIX システムの場合、インストール時に指定した Calendar Server を実行してくださいユーザおよびグループとして (例: icsuser および icsgroup)、または root として、ログインする必要があります。Windows NT システムの場合、システムに対する完全な管理権限を持つ管理者としてログインする必要があります。
構文
表 7-32 は、csuser で使用可能なコマンドについて説明しています。
表 7-33 は、csuser ユーティリティのコマンドオプションについて説明しています。
表 7-33    csuser ユーティリティのコマンドオプション
オプション
説明
指定のカレンダーに関するアクセス制御エントリ (ACE)。ACE は、グループスケジューリング用のカレンダーへのアクセス権、および作成、削除、読み取り、書き込みといった権限のタイプを決定する。ACE 文字列やアクセス制御リスト (ACL) は、二重引用符 ("") で囲む必要がある
デフォルトは、ics.conf ファイル内の calstore.calendar.default.acl パラメータ
ACE 形式の詳細については、「サービスの構成」を参照
指定のユーザ ID に関連付けるデフォルトカレンダーのカレンダー ID。デフォルトはユーザ ID。このコマンドは、カレンダーを作成しない
詳細については、「カレンダー識別子 (calid)」を参照
カレンダーに対して二重予約を許可するかどうか。yes の場合は、ユーザのカレンダーの同じ時間枠に複数のイベントスケジュールを作成できる
カレンダーユーザ JSmith がカレンダー操作を許可されているかどうか (既存のカレンダーユーザが、この Calendar Server のカレンダーデータへのアクセス権を持っているかどうか) を確認します。
名前が John、名字が Smith、カレンダー ID が JSmithcal、ユーザ ID が JSmith である LDAP ユーザを作成します。
- csuser check JSmith
カレンダーユーザ JSmith を削除します。
- csuser -g John -s Smith -y password -c JSmithcal create JSmith
カレンダーユーザ JSmith に対し、Calendar Server へのログインを禁止します。
- csuser delete JSmith
JSmith に対し、カレンダー操作を有効にします (既存のカレンダーユーザ JSmith が Calendar Server にログインできるようにします)。
- csuser disable JSmith
注 このコマンドは、Calendar Server にログインしてカレンダーデータにアクセスすることを JSmith に対して禁止しますが、ローカルカレンダーデータベースから JSmith のデータが削除されることはありません。JSmith が現在 Calendar Server にすでにログイン済みである場合、JSmith はログオフするまでカレンダーデータにアクセスできます。
JSmith のカレンダー属性をすべて一覧表示します。
- csuser enable JSmith
接頭辞として文字列 user を持つカレンダーユーザ ID をすべて一覧表示します。
- csuser -v list JSmith
JSmith のカレンダー属性すべてをデフォルト設定値にリセットします。
- csuser -v list "user*"
- csuser reset JSmith
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最終更新日: 2002 年 1 月 22 日