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Oracle® Business Transaction Managementインストレーション・ガイド
12.1.0.7
E61980-01
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14 オブザーバ・エラーおよびデバッグ情報のロギング

オブザーバは次のログ・ファイルにエラーおよびデバッグ情報を書き込みます。


注意:

監視メッセージを記録するようにオブザーバを構成することもできます。このトピックの詳細は、オンライン・ヘルプでオブザーバ通信ポリシーの「監視対象メッセージをファイルに記録」フィールドの詳細を参照してください。

ログ・ファイルのデフォルトの場所は、次のとおりです。


注意:

WCFおよびASP.NETのデフォルトのログの場所は、厳密な意味のデフォルトではありません。前述したのはAmberPoint:NanoLogBaseDirキーのデフォルトの値です。このキーをnullに設定すると、ログ・ファイルは作成されません。

ログ・ファイルを他のディレクトリに生成したい場合は、AP_NANO_LOG_BASEDIR JavaプロパティまたはAmberPoint:NanoLogBaseDir Windowsキーを設定します。Javaアプリケーション・サーバーの場合は、絶対パスまたはデフォルトのログ・ディレクトリからの相対パスでプロパティを設定できます。Enterprise Gateway、WCFおよびASP.NETの場合は、プロパティまたはキーは絶対パスで設定する必要があります。このプロパティまたはキーの設定例を次に示します。

<configuration>
 <configSections>
  ...
 </configSections>
 <AmberPoint>
  <NanoAgentDataSection>
   <add key="AmberPoint:NanoConfig" value="c:/temp/NanoAgentLogBaseDir/nanoagentDiscovery.CONFIGURATION"/>
   <add key="AmberPoint:NanoLogBaseDir" value="c:/Inetpub/wwwroot/my_log_dir"/>
   <add key="AmberPoint:NanoCreateLogBaseDir" value="false"/>
  </NanoAgentDataSection>
 </AmberPoint>
 <system.web>
  ...
 </system.web>
</configuration>

オブザーバがログ・ファイルを生成できるように、オブザーバを実行しているユーザーがログ・ディレクトリへの書込み権限を持っていることを確認します。Javaオブザーバの場合は、ユーザーはアプリケーション・サーバーを実行しているユーザーです。IISオブザーバ(WCFおよびASP.NET)の場合は、次のユーザーです。

デフォルトでは、AP_NANO_LOG_BASEDIRプロパティで指定されるディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成されます。このディレクトリを自動的に作成しない場合は、AP_NANO_CREATE_LOG_BASEDIRプロパティをfalseに設定します。この場合、ディレクトリは手動で作成する必要があります。このプロパティは、AP_NANO_LOG_BASEDIRと同じ方法で設定します。


注意:

Javaアプリケーション・サーバーの場合 – ログ・ディレクトリが存在せず、AP_NANO_CREATE_LOG_BASEDIRがfalseに設定されている場合、ランタイム・エラーが発生してオブザーバが初期化されない可能性があります。

IISの場合NanoLogBaseDir Windowsキーがnullに設定されると、ログ・ファイルは作成されません。