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Oracle® Business Transaction Managementインストレーション・ガイド
12.1.0.7
E61980-01
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13 Business Transaction Managementの起動および停止

この章では、以下の方法について説明します。

13.1 Business Transaction Managementコンポーネントの起動

コンポーネントがインストールされたアプリケーション・サーバーが起動すると、Business Transaction Managementコンポーネントも自動的に起動します。セントラル・サーバーおよびモニターはデプロイされたアプリケーションであるため、アプリケーション・サーバーの管理機能を使用して手動で起動することも可能です。一方、オブザーバはビジネス・アプリケーションにインストールされ、そのアプリケーションとともに起動します。

すべてのシステムのコンポーネントが停止している場合、中央から外側に向かって、つまり次の順番で起動するのが最適です。

  1. セントラル・サーバー

  2. モニター

  3. オブザーバ

ただし、どのような順番でも起動は可能で、すべてのコンポーネントがお互いを認識して自身を構成した後、システムは完全に機能するようになります。


注意:

オブザーバ、つまりビジネス・アプリケーションが稼働し、モニターが稼働していない場合、オブザーバの送信キューはやがて一杯になります。この時点で、監視メッセージがキューから抜け落ちるか、ビジネス・アプリケーションがストールします。デフォルトの動作では、監視メッセージがキューから抜け落ち、ビジネス・アプリケーションのパフォーマンスは低下しないことが保証されています。この動作は、オブザーバ通信ポリシーで構成可能です。ただし、これは詳細オプションであるため、Oracleサポート・チームから編集するように指示を受けている場合を除き、デフォルトの設定のままにしておくことが推奨されます。監視結果を失わずにモニターを停止する必要がある場合は、第8章「モニターのインストール」で説明されているように、モニターをレプリケートする必要があります。

13.2 Business Transaction Managementコンポーネントの停止

コンポーネントがインストールされたアプリケーション・サーバーを停止すると、Business Transaction Managementコンポーネントも停止します。セントラル・サーバーおよびモニターはデプロイされたアプリケーションであるため、アプリケーション・サーバーの管理機能を使用して手動で停止することも可能です。一方、オブザーバはビジネス・アプリケーションにインストールされ、そのアプリケーションとともに停止します。

すべてのシステムのコンポーネントを停止する場合、外側から中央に向かって、つまり次の順番で停止するのが最適です。

  1. オブザーバ

  2. モニター

  3. セントラル・サーバー

ただし、システムを損なうことなく、個々のコンポーネントを停止して再起動することも可能です。すべてのコンポーネントがお互いを認識して自身を再構成した後、システムは完全な機能に戻ります。

なお、第13.1項の注意で説明されている監視結果のロストは、この場合にも該当します。

13.3 モニター・グループ・メンバーの停止および再起動

モニター・グループ内のレプリケートされたモニターは、メンバーと呼ばれます。この項では、処理中のデータを失わずにモニター・グループの個々のメンバーを停止する方法を説明します。また、モニター・グループ・メンバーの正しい再起動方法も説明します。

13.3.1 モニター・グループ・メンバーの停止

  1. ロード・バランサのソケット仮想サーバーで、モニターに関連付けられたプール・メンバーを無効にします。

  2. モニターからすべての処理中データがなくなるまで待ちます。

    次の手順に従って、処理中データのステータスを確認できます。

    1. 次のいずれかの方法で、モニターのステータス・ページを表示します。

      Business Transaction Managementコンソールのナビゲータで、「管理」→「モニター」を選択し、メイン・エリアでモニターを選択して「ステータス」タブをクリックします。

      または、Webブラウザで次のURLにアクセスします。host:portは、モニターが稼働しているホスト名およびポート番号です。

      http://host:port/btmmonitor/agent/agent?status
      
    2. 「Nano監視キュー」セクションまでスクロールします。

    3. 次の式が両方trueになる場合、すべての処理中データがモニターからなくなっています。

      perf.SimpleMeasurementsProcessed = perf.SimpleMeasurementsQueued
      
      Perf.RequestsQueued = Perf.ResponsesQueued + Perf.QueueSize
      
  3. アプリケーション・サーバーの管理ツールを使用してモニターのデプロイメントを停止します。

13.3.2 モニター・グループ・メンバーの再起動

  1. アプリケーション・サーバーの管理ツールを使用して、モニターのデプロイメントを起動します。

  2. ロード・バランサのソケット仮想サーバーで、モニターに関連付けられたプール・メンバーを有効にします。

13.4 管理コンソールのロギング

Business Transaction Managementコンソール(このドキュメントでは、単に管理コンソールと呼ぶこともあります)と呼ばれるWebベースのインタフェースを使用して、Business Transaction Managementの機能の管理およびアクセスを行います。

管理コンソールにアクセスするには、メイン・サーバー(btmMain.ear)が稼働している必要があります。管理コンソールにログインするためには、Webブラウザで次の形式のURLを開きます。

http://hostname:port/btmui

注意:

Webブラウザは、第5.1項「Webブラウザの要件」で示されている要件を満たす必要があります。

hostname:portは、メイン・サーバーをインストールしたマシン名およびアクセス可能なポート番号で置換します。

Webブラウザにログイン・ページが表示されます。第7.4項「ユーザーのロールへのマッピング」で説明されているように、適切な資格証明を使用してログインします。

13.5 管理コンソールからのログアウト

管理コンソールからログアウトするには、ページ右上の「ログアウト」リンクをクリックします。

13.6 オンライン・ヘルプ

管理コンソールで「ヘルプ」メニューをクリックして「ヘルプ」を選択するか、ツール・ダイアログ・ボックスで「ヘルプ」ボタンをクリックすることにより、Business Transaction Managementオンライン・ヘルプにアクセスできます。オンライン・ヘルプが開いたら、左側のナビゲーション機能を使用して適切なヘルプ・トピックを見つけます。