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Oracle Solaris 管理: ネットワークインタフェースとネットワーク仮想化 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
この Oracle Solaris リリースでのネットワーク構成
walkprop サブコマンドを使用して、プロパティー値を対話形式で表示および変更する
自動ネットワーク構成モードから手動ネットワーク構成モードに切り替える方法
手動ネットワーク構成モードから自動ネットワーク構成モードに切り替える方法
7. プロファイルでのデータリンクおよびインタフェース構成コマンドの使用
10. Oracle Solaris 上での無線インタフェース通信の構成
新規および既存のユーザー定義のプロファイルにプロパティー値を設定するには、set サブコマンドとともに netcfg コマンドを使用します。このサブコマンドは、対話型モードまたはコマンド行モードで使用できます。プロパティー値をコマンド行モードで設定または変更する場合は、変更が永続ストレージでただちに確定されます。
set サブコマンドの構文は、次のとおりです。
netcfg set prop-name=value1[,value2...]
特定のプロパティー値を取得する必要がある場合は、netcfg get コマンドを使用します。詳細は、「特定のプロパティーの値を取得する」を参照してください。
例 4-9 プロパティー値を netcfg コマンド行モードで設定する
netcfg コマンドを使用してプロパティー値をコマンド行モードで設定する場合は、コマンド行で複数のサブコマンドを入力する必要があります。
たとえば、net1 という名前のリンク NCU に mtu プロパティーを設定するには、次のコマンドを入力します。
$ netcfg "select ncp User; select ncu phys net1; set mtu=1492"
この例では、最上位のプロファイルを選択し、さらに変更された mtu プロパティー値が含まれる NCU を選択するために select サブコマンドを使用しています。
指定されたプロパティーに、コマンド行から同時に複数の値を設定できます。複数の値を設定する場合は、各値をコンマ (,) で区切る必要があります。指定されたプロパティーの各値にコンマも含まれている場合は、プロパティー値の一部であるコンマの前に、バックスラッシュ (\,) を付ける必要があります。単一の値のみが含まれるプロパティー内のコンマは、区切り文字とは解釈されないため、前にバックスラッシュを付ける必要はありません。
次の例では、NCP User で NCU の ip-version プロパティー値として myncu が設定されます。
$ netcfg "select ncp User; select ncu ip myncu; set ip-version=ipv4,ipv6"
例 4-10 プロファイルのプロパティー値を対話形式で設定する
プロパティー値を対話形式で設定する場合は、まず現在のスコープでプロファイルを選択します。これにより、対話型セッションがプロファイルのスコープに移動します。このスコープから、変更するプロパティーが含まれるオブジェクトを選択できます。その後、選択したプロファイルが永続ストレージからメモリーに読み込まれます。このスコープでは、次の例に示すように、プロファイルまたはそのプロパティーを変更できます。
$ netcfg netcfg> select ncp User netcfg:ncp:User> select ncu ip iwk0 netcfg:ncp:User:ncu:iwk0> set ipv4-default-route = 129.174.7.366
次の例では、場所 foo の ipfilter config-file プロパティーが設定されます。
$ netcfg netcfg> list NCPs: Automatic User Locations: Automatic NoNet foo netcfg> select loc foo netcfg:loc:foo> list LOC:foo activation-mode manual enabled false nameservices dns dns-nameservice-configsrc dhcp nameservices-config-file "/etc/nsswitch.dns" netcfg:loc:foo> set ipfilter-config-file=/path/to/ipf-file netcfg:loc:foo> list LOC:foo activation-mode manual enabled false nameservices dns dns-nameservice-configsrc dhcp nameservices-config-file "/etc/nsswitch.dns" ipfilter-config-file "/path/to/ipf-file" netcfg:loc:foo> end Committed changes netcfg> exit Nothing to commit $
次の例では、NCP User で NCU net0 の link-mtu プロパティーが対話形式で変更されます。
$ netcfg netcfg> select ncp User netcfg:ncp:User> select ncu phys net0 netcfg:ncp:User:ncu:net0> list NCU:net0 type link class phys parent "User" enabled true activation-mode prioritized priority-mode exclusive priority-group 1 netcfg:ncp:User:ncu:net0> set link-mtu=5000 netcfg:ncp:User:ncu:net0> list NCU:net0 type link class phys parent "User" enabled true activation-mode prioritized priority-mode exclusive priority-group 1 link-mtu 5000 netcfg:ncp:User:ncu:net0> commit Committed changes netcfg:ncp:User:ncu:net0> exit Nothing to commit $