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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
設定ツールを使用して Oracle Solaris デスクトップの設定を変更できます。各設定ツールはコンピュータの特定の側面をカバーします。たとえば「マウス」設定ツールでは、マウスを左利き用や右利き用に設定したり、画面上のポインタの速度を変更したりできます。「ウィンドウ」設定ツールでは、マウスでウィンドウを選択する方法など、すべてのウィンドウに共通の動作を設定できます。
設定ツールを開くには、上部パネルで「システム」→「設定」を選択します。サブメニューからツールを選択します。
わずかな例外を除き、設定ツール内の設定に対して行なった変更は、設定ツールを閉じなくても有効になります。設定ツールのウィンドウを開いた状態のままで、変更を試みたり、必要に応じてさらに変更を加えたりできます。
アプリケーションやシステムコンポーネントによっては、独自の設定ツールがこのメニューに追加される場合があります。
注 - 設定ツールによっては、システムの重要な部分を変更できるため、管理アクセス権が必要な場合があります。設定ツールを開くときにダイアログボックスが表示され、パスワードが要求されます。これらのツールは「システム」→「管理」サブメニュー内にあります。このメニューには、システムを管理および更新するための、より複雑なユーティリティーアプリケーションも含まれています。
このセクションでは、設定できる設定について説明します。それらの設定は次のとおりです。
支援技術の設定
キーボードショートカットの設定
お気に入りのアプリの設定
「支援技術」設定ツールは、Oracle Solaris デスクトップの支援技術を有効化します。「支援技術」設定ツールを使用して、支援技術に関係する設定を含むほかの設定ツールを開くこともできます。
お気に入りのアプリでは、ログイン時に自動的に起動する支援技術アプリケーションを指定できます。「お気に入りのアプリ」を参照してください。
キーボードアクセシビリティーでは、スティッキーキー、スローキー、バウンスキーなどのキーボードアクセシビリティー機能を構成できます。「アクセシビリティ」を参照してください。
マウスアクセシビリティーでは、自動クリックなどのマウスアクセシビリティー機能を構成できます。「マウスのアクセシビリティーの設定」を参照してください。
Oracle Solaris デスクトップの支援技術を有効にするには、「支援技術を有効にする」を選択します。このオプションを有効にしたあと、このオプションを完全に有効にするにはログアウトしてから再度ログインしてください。
デフォルトのキーボードショートカットをカスタマイズするには、「キーボードショートカット」設定ツールを使用します。
キーボードショートカットとは、キーまたはキーの組み合わせで、操作を実行するための標準手段の代替手段を提供します。キーボードショートカットの詳細や Oracle Solaris デスクトップで使用されるデフォルトショートカットの一覧については、付録 B キーボードの使用を参照してください。
キーボードショートカットは次のようにグループ化されています。
デスクトップ – ログアウトしたり、画面をロックしたり、パネルメニューバーを開いたり、Web ブラウザを起動したりなど、デスクトップ全体に関係するタスクのショートカット。
サウンド – ミュージックプレイヤやシステム音量を制御するためのショートカット。
ウィンドウ管理 – 現在のウィンドウを最大化または移動したり、別のワークスペースに切り替えたりなど、ウィンドウやワークスペースを操作するためのショートカット。これらの種類の操作の詳細については、「ウィンドウの操作」および 「ワークスペースの概要」を参照してください。
アクセシビリティー – スクリーンリーダー、拡大鏡、オンスクリーンキーボードなどの支援技術を開始するためのショートカット。
独自のショートカット – 「追加」ボタンで追加したショートカット。独自のショートカットがない場合、このセクションは表示されません。
新しい独自のショートカットがショートカットリストに表示され、事前定義済みショートカットと同じ方法で編集できます。
注 - 独自のショートカットを削除するには、「削除」ボタンを使用します。
ショートカットを消去するには、Backspace を押します。操作が「無効」としてマークされます。
注 - ショートカットの割り当てをキャンセルには、ウィンドウ内のどこかほかの場所をクリックするか、Esc を押します。
アプリケーションを起動するときにOracle Solaris デスクトップが使用するアプリケーションを指定するには、「お気に入りのアプリ」設定ツールを使用します。たとえば、ほかのアプリケーション (電子メールクライアントやドキュメントビューアなど) でリンクをクリックしたときに起動する Web ブラウザアプリケーション (Epiphany、Mozilla Firefox、または Opera) を指定できます。
この設定ツールにアクセスするには、「システム」→「設定」→「お気に入りのアプリ」を選択します。
「お気に入りのアプリ」設定ツールの設定は、次の機能領域でカスタマイズできます。
インターネット (Web、電子メール)
マルチメディア (マルチメディアプレイヤ)
システム (端末)
アクセシビリティー (視覚、移動性)
お気に入りアプリケーションのカテゴリごとに、表示されるアプリケーションのリストから選択できます。リストは、コンピュータにインストールされているアプリケーションに依存します。
各カテゴリのメニューの末尾の項目 (「その他」) を使って、特定の起動操作が発生したときにシステムで使用されるコマンドをカスタマイズできます。次の表に、「その他」を選択したときに選択できる各種オプションをまとめます。
表 10-1 「その他」コマンドオプション
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