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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース4.2
B71110-01
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共有コンポーネントでの作業

共有コンポーネントは、アプリケーション内のすべてのページに表示または適用される共通の要素です。共有コンポーネント・ページのツールやウィザードを、アプリケーション・レベルまたは特定のページで使用できます。

内容は次のとおりです。

共有コンポーネント・ページへのアクセス

「共有コンポーネント」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。

  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  3. アプリケーションを選択します。

  4. 「アプリケーション」ホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    「共有コンポーネント」ページが表示されます。

  5. 共有コンポーネントを作成するには、該当するリンクを選択します。

「共有コンポーネント」アイコンの使用

開発者アクション・バーの「共有コンポーネント」アイコンをクリックしても、共有コンポーネント・ページにアクセスできます。「共有コンポーネント」アイコンは、小さい機械の歯車のような形をしており、アプリケーション・ビルダーのほとんどのページの「検索アプリケーション」フィールドの下に表示されます。

図shared_comp_icon.gifの説明が続きます
図shared_comp_icon.gifの説明

共有コンポーネント・ページについて

次のセクションでは、共有コンポーネント・ページの各リンクについて説明します。

ロジック

次の項では、「ロジック」の下にあるリンクについて説明します。

アプリケーション・アイテム

アプリケーション・レベル・アイテムは表示されませんが、アプリケーションのグローバル変数として使用されます。一般に、アプリケーションまたはページの計算を使用して、ページ・レベル・アイテムの値を設定します。詳細は、「アプリケーション・レベル・アイテムの理解」を参照してください。

アプリケーション・プロセス

アプリケーション・プロセスを使用すると、次のようにPL/SQLロジックを実行できます。

  • アプリケーションの各ページの特定のポイントで

  • プロセスの実行条件で定義されているとおりに

  • 新しいセッションの作成時

「オンデマンド」プロセスは、ページ・レベルの「オンデマンド」プロセスからコールされた場合か、ブラウザからAJAXを使用してコールされた場合にのみ実行されます。詳細は、「アプリケーション・プロセスの理解」を参照してください。

アプリケーションの計算

アプリケーション・レベルの計算を使用すると、表示される各ページに対して、または新規アプリケーション・セッションの作成時に、アプリケーション・レベル・アイテムとページ・レベル・アイテムに値を割り当てることができます。また、アプリケーション・レベルの計算を作成し、条件付きで複数のページで実行することもできます。詳細は、「アプリケーションの計算の理解」を参照してください。

Webサービス参照

アプリケーション・ビルダーのWebサービス参照は通常、Simple Object Access Protocol(SOAP)またはRepresentational State Transfer(REST)アーキテクチャに基づいています。Webサービスへの参照を作成してアプリケーションに組み込み、フォームによって送信されたデータを処理したり、フォームまたはレポートに出力をレンダリングできます。詳細は、「Webサービスの実装」を参照してください。

ビルド・オプション

ビルド・オプションを使用すると、アプリケーション内の特定の機能を条件付きで表示または処理できます。ビルド・オプションを使用して、アプリケーションの各デプロイについて、アプリケーションのどの機能をオンにするかを制御できます。詳細は、「ビルド・オプションを使用した構成の制御」を参照してください。

データのロード

データ・ロード表を使用して、データ・ロードのページ作成ウィザードで使用する表を定義します。データ・ロード表は、データをアップロードするデータ・ロード・プロセスで使用するために選択したスキーマに存在する既存の表です。「プラグインページからのプラグインのインポート」を参照してください。

ナビゲーション

次の項では、「ナビゲーション」の下にあるリンクについて説明します。

タブ

タブは、アプリケーションのページ間でのナビゲートに有効な方法です。標準タブまたは親タブという2つのタイプのタブを作成できます。標準タブ・セットは、特定のページおよびページ番号に関連付けられます。親タブ・セットは、標準タブのグループを保持するコンテナとして機能します。「タブの作成」を参照してください。

リスト

リストは、リンクの共有コレクションです。リストの外観は、リスト・テンプレートで制御します。各リスト要素には、表示のタイミングを制御できる表示条件があります。「リストの作成」を参照してください。

ブレッドクラム

ブレッドクラムを使用すると、階層的にナビゲートできます。ブレッドクラムは、テンプレートを使用して表示されるリンクの階層的なリストです。ブレッドクラムは、リンクのリストまたはブレッドクラム・パスとして表示できます。「ブレッドクラムの作成」を参照してください。

ナビゲーション・バー・エントリ

ナビゲーション・バー・エントリは、アプリケーションのページ間を移動する単純なナビゲーション・パスを提供します。ナビゲーション・バーの位置は、関連付けられたページ・テンプレートによって異なります。ナビゲーション・バー・エントリは、イメージまたはテキストからのリンクとして表示できます。ナビゲーション・バー・エントリは、イメージ、説明付きのイメージまたはテキストです。詳細は、「ナビゲーション・バー・エントリの作成」を参照してください。

セキュリティ

次の項では、「セキュリティ」の下にあるリンクについて説明します。

認証スキーム

認証は、ユーザーがアプリケーションにアクセスする前に、そのユーザーのアイデンティティを証明するプロセスです。認証では、ユーザー名とパスワードの入力や、ユーザーのアイデンティティまたは保護キーの使用が必要となる場合があります。「認証によるユーザー・アイデンティティの証明」を参照してください。

認可スキーム

認可は、事前定義されたユーザー権限に基づいて、特定のコントロールやコンポーネントに対するユーザーのアクセスを制限するものです。詳細は、「認可を介したセキュリティの提供」を参照してください。

セッション・ステート保護

セッション・ステート保護は、ハッカーがアプリケーション内のURLを改ざんするのを防ぐための組込み機能です。URL改ざんにより、プログラム・ロジック、セッション・ステートの内容および情報プライバシが悪影響を受ける可能性があります。詳細は、「セッション・ステート保護の理解」を参照してください。

セキュリティ属性

セキュリティ属性の編集ページを使用して、アプリケーション内のすべてのページの一般的なセキュリティ属性を構成します。詳細は、「セキュリティ属性の構成」を参照してください。

ユーザー・インタフェース

次の項では、「ユーザー・インタフェース」の下にあるリンクについて説明します。

ユーザー・インタフェース属性

ユーザー・インタフェース・ページを使用して、アプリケーションのユーザー・インタフェース・オプションを指定します。「アプリケーションのユーザー・インタフェースの管理」を参照してください。

テーマ

テーマは、アプリケーションのユーザー・インタフェースを定義するテンプレートの名前付きコレクションです。「テーマの管理」を参照してください。

テンプレート

テンプレートは、アプリケーション内の特定の構成要素(ページ、リージョン、アイテム、メニューなど)のルック・アンド・フィールを制御します。「テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。

LOV

LOVは、ポップアップLOV、選択リスト、チェック・ボックスまたはラジオ・グループを表示するために使用される静的または動的な値のセットです。「アプリケーション・レベルでのLOVの作成」を参照してください。

ショートカット

ショートカットを使用すると、HTMLまたはPL/SQLファンクションを繰り返しコーディングする必要がなくなります。ショートカットを作成して、ボタン、HTMLテキスト、PL/SQLプロシージャ、HTMLなどのページ・コントロールを定義できます。定義したショートカットは、アプリケーション内の様々な位置から参照できるように中央リポジトリに格納されます。「ショートカットの使用」を参照してください。

プラグイン

アプリケーション・ビルダーには、組込みのアイテム・タイプ、リージョン・タイプ、動的アクションおよびプロセスが含まれています。新しい宣言的なタイプをアプリケーションに追加するためにプラグインを使用します。詳細は、「プラグインの実装」を参照してください。

コンポーネント設定

コンポーネント設定を使用して、組込みのOracle Application Expressコンポーネントおよびインストール済プラグインのアプリケーション・レベルの値を設定します。「コンポーネント設定の管理」を参照してください。

ユーザー・インタフェース属性

ユーザー・インタフェース属性を使用して、アプリケーションに関連付けられているユーザー・インタフェース定義を編集します。「アプリケーションのユーザー・インタフェースの管理」を参照してください。

ファイル

次の項では、「ファイル」の下にあるリンクについて説明します。

カスケード・スタイルシート

アプリケーション・ビルダーには、独自のカスケード・スタイルシート(CSS)を参照するテンプレートを保持するテーマが含まれます。「カスケード・スタイルシート」リンクを使用すると、カスケード・スタイルシートをワークスペースにアップロードできます。詳細は、「カスタム・カスケード・スタイルシートの使用」を参照してください。

イメージ

イメージをワークスペースにアップロードするには、「イメージ」リンクを使用します。「イメージの管理」を参照してください。

静的ファイル

静的ファイルをワークスペースにアップロードするには、「静的ファイル」リンクを使用します。詳細は、「静的ファイルの管理」を参照してください。

グローバリゼーション

次の項では、「グローバリゼーション」の下にあるリンクについて説明します。

アプリケーションの翻訳

Oracle Application Expressでは、異なる言語で同時に実行可能なアプリケーションを開発できます。1つのOracle DatabaseおよびOracle Application Expressインスタンスは、複数言語でアプリケーションをサポートできます。アプリケーションの翻訳には複数のステップが必要です。詳細は、「アプリケーションの翻訳およびグローバリゼーション・サポートについて」および「翻訳プロセスの理解」を参照してください。

テキスト・メッセージ

テキスト・メッセージは、ユーザーが作成するPL/SQLコードからコールできる名前付きのテキスト文字列です。このPL/SQLは、ページ・プロセスおよびページ・リージョン、またはパッケージおよびプロシージャで無名ブロックとして使用できます。「メッセージの翻訳」を参照してください。

グローバリゼーション属性

異なる言語で同時に実行可能なアプリケーションを開発できます。このリンクをクリックして、「アプリケーションのプライマリ言語」、「アプリケーション言語の派生元」属性などのグローバリゼーション・オプションを指定します。詳細は、「グローバリゼーション属性の構成」および「アプリケーションの翻訳およびグローバリゼーション・サポートについて」を参照してください。

レポート

次の項では、「レポート」の下にあるリンクについて説明します。

レポート問合せ

「レポート問合せ」リンクを使用すると、カレント・アプリケーション内のストアド・クエリーのレポートを表示できます。「レポート問合せについて」を参照してください。

レポート・レイアウト

レポートまたは共通問合せとともに「レポート・レイアウト」を使用すると、Adobe Portable Document Format(PDF)、Microsoft Word Rich Text Format(RTF)、Microsoft Excel(XLS)形式などの印刷用形式でデータをレンダリングできます。「レポート・レイアウトについて」を参照してください。

アプリケーション・リストについて

次の項では、ページの右側の「アプリケーション」リージョンの下にあるリンクについて説明します。

定義の編集

アプリケーション定義の編集ページにリンクします。このページを使用すると、アプリケーション名、アプリケーションの可用性および静的置換文字列を決定する属性を編集できます。また、ビルド・オプションやアプリケーション・ロゴなどのその他の属性を定義でき、関連付けられているテンプレートやコンポーネントのデフォルト値を表示することもできます。「アプリケーション定義の編集」を参照してください。

コメントの編集

「コメントの編集」を使用すると、現在選択しているアプリケーションに固有のコメントを入力できます。「データベース・アプリケーション・コメントの追加」を参照してください。

「タスク」リストについて

次に、「タスク」リストの下にあるリンクについて説明します。

  • 「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」には、コンポーネントのエクスポート・ページへのリンクが表示されます。このページは、バックアップまたは別のインスタンスへのコンポーネントのロードを目的として、エクスポートされるアプリケーションのコンポーネントを識別する際に使用します。詳細は、「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」を参照してください。

  • 「サポートするオブジェクトの管理」はサポートするオブジェクト・ページにリンクします。このページは、パッケージ・アプリケーションを作成する際に使用します。「カスタム・パッケージ・アプリケーションの作成方法」を参照してください。

  • 「開発者のコメント」は開発者のコメント・ページにリンクします。「開発者コメントの追加」を参照してください。

  • 「開発者コメントのカレンダ」は開発者コメントのカレンダ・ページにリンクします。「開発者コメントのカレンダの表示」を参照してください。

共有コンポーネントのエクスポートについて

コンポーネントのエクスポート・ページで、共有コンポーネントおよびページ・コンポーネントをエクスポートできます。また、このウィザードを使用して、編集前にコンポーネントをバックアップしたり、別のOracle Application Expressインスタンスに対するパッチとして機能するエクスポートを作成することもできます。

内容は次のとおりです。

Export・ページからの共有コンポーネントのエクスポート

共有コンポーネント・ページから共有コンポーネントをエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. エクスポート・ページにナビゲートします。

    1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    2. アプリケーションを選択します。

    3. 「アプリケーション」ホームページで、「エクスポート/インポート」をクリックします。

    4. エクスポート/インポート・ページで、「エクスポート」をクリックしてから「次へ」をクリックします。

  2. 「タスク」リストで、「コンポーネントのエクスポート」をクリックします。

    「コンポーネントのエクスポート」ページが表示されます。詳細は、「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」を参照してください。

Shared Components・ページからの共有コンポーネントのエクスポート

共有コンポーネント・ページから共有コンポーネントをエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。

  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  3. アプリケーションを選択します。

  4. 「アプリケーション」ホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    「共有コンポーネント」ページが表示されます。

  5. 「タスク」リストで、「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」をクリックします。

    「コンポーネントのエクスポート」ページが表示されます。詳細は、「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」を参照してください。