第6章 Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsのサイレント・インストールまたはアップグレード

グラフィック・インストール・プログラムで作成するレスポンス・ファイルを使用して、Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsをサイレント・インストールまたはアップグレードできます。Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsを正常にインストールまたはアップグレードするためにインストール・プログラムで必要とされるプロンプトが、レスポンス・ファイルによって提供されます。

重要
  • サイレント・インストールまたはアップグレードを実行するには、Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft WindowsがMicrosoft社によって署名されている必要があります。第2.3項「Microsoft Windows互換性の署名」を参照してください。

  • サイレント・インストールまたはアップグレードは、Windows Vistaより後の64ビット・バージョンのMicrosoft Windowsでのみ実行できます。32ビット・バージョンのMicrosoft WindowsまたはMicrosoft Windows 2003 (32ビットまたは64ビット)では、サイレント・インストールまたはアップグレードは実行できません。

開始する前に:  グラフィック・インストール・プログラムを使用してレスポンス・ファイルを作成し、Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsのインストールまたはアップグレードを少なくとも1つ完了してください。第4.2項「Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsのインストール」または第5章Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsのアップグレードを参照してください。

Oracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsをサイレント・インストールまたはアップグレードするには、次の作業を実行します。

  1. グラフィック・インストール・プログラムを実行したコンピュータのファイルシステム上にあるC:\Windowsディレクトリで、レスポンス・ファイルsetup.issを探します。

  2. setup.issをOracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsインストール・プログラムと同じディレクトリにコピーします。あるいは、コマンドラインでレスポンス・ファイルの場所を指定できます。

  3. コマンドライン・ウィンドウを開きます。

  4. Setup.exe -sを実行し、レスポンス・ファイルでOracle VM Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsをサイレント・インストールまたはアップグレードします。

    コマンドラインに次のオプションを含めることができます。

    • setup.issの場所を指定するには、-f1c:path\to\setup.issとします。たとえば、Setup.exe -s -f1c:\Users\Username\setup.issのようにします。

    • setup.logの場所を指定するには、-f2c:path\to\setup.logとします。デフォルトでは、ログ・ファイルはC:\Windowsディレクトリに書き込まれます。たとえば、Setup.exe -s -f2c:\Users\Username\setup.logのようにします。