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Oracle® VM Server for SPARC 3.1 管理ガイド
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ドキュメント情報

このドキュメントの使用法

パート I Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェア

第 1 章 Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの概要

Oracle VM Server for SPARC と Oracle Solaris OS のバージョンについて

ハイパーバイザと Logical Domains

Logical Domains Manager

ドメインの役割

コマンド行インタフェース

仮想入出力

仮想ネットワーク

仮想ストレージ

仮想コンソール

リソースの構成

持続的な構成

Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール

Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant

Oracle VM Server for SPARC 管理情報ベース

第 2 章 ソフトウェアのインストールおよび有効化

必須の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアコンポーネント

新しいシステムへの Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアのインストール

Oracle Solaris OS の更新

システムファームウェアのアップグレード

Logical Domains Manager のダウンロード

Logical Domains Manager ソフトウェアをダウンロードする方法 (Oracle Solaris 10)

Logical Domains Manager のインストール

Logical Domains Manager ソフトウェアの自動的なインストール (Oracle Solaris 10)

Logical Domains Manager ソフトウェアの手動によるインストール

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアを手動でインストールする方法 (Oracle Solaris 10)

Logical Domains Manager デーモンの有効化

Logical Domains Manager デーモンを有効にする方法

Oracle VM Server for SPARC をすでに使用しているシステムのアップグレード

Oracle Solaris OS のアップグレード

自動保存構成ディレクトリの保存および復元

自動保存ディレクトリの保存および復元方法

Logical Domains の制約データベースファイルの保存および復元

Oracle Solaris 10 Live Upgrade 機能を使用する場合の Logical Domains の制約データベースファイルの保持

Logical Domains Manager およびシステムファームウェアのアップグレード

プラットフォーム上で動作している制御ドメイン以外のすべてのドメインを停止する方法

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアへのアップグレード

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアにアップグレードする方法 (Oracle Solaris 10)

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアにアップグレードする方法 (Oracle Solaris 11)

出荷時デフォルト構成とドメインの無効化

すべてのゲストドメインを削除する方法

すべてのドメイン構成を削除する方法

出荷時デフォルト構成を復元する方法

Logical Domains Manager を無効にする方法

Logical Domains Manager を削除する方法

サービスプロセッサから出荷時デフォルト構成を復元する方法

第 3 章 Oracle VM Server for SPARC のセキュリティー

権利の使用による論理ドメインの管理の委任

権利プロファイルと役割の使用

ユーザー権利プロファイルの管理

権利プロファイルをユーザーに割り当てる方法

ユーザーへの役割の割り当て

役割を作成し、ユーザーにその役割を割り当てる方法

Logical Domains Manager 権利プロファイルの内容

権利の使用によるドメインコンソールへのアクセスの制御

役割を使用してすべてのドメインコンソールへのアクセスを制御する方法

権利プロファイルを使用してすべてのドメインコンソールへのアクセスを制御する方法

役割を使用して 1 つのコンソールへのアクセスを制御する方法

権利プロファイルを使用して 1 つのコンソールへのアクセスを制御する方法

監査の有効化と使用

監査を有効にする方法

監査を無効にする方法

監査レコードを確認する方法

監査ログをローテーションする方法

ドメインコンソールのロギングの使用

コンソールロギングを有効または無効にする方法

ドメインコンソールのロギングに関するサービスドメインの要件

第 4 章 サービスおよび制御ドメインの設定

出力メッセージ

デフォルトのサービスの作成

デフォルトのサービスを作成する方法

制御ドメインの初期構成

制御ドメインを構成する方法

ドメインを使用するためのリブート

リブートする方法

制御ドメインまたはサービスドメインとその他のドメイン間のネットワークの有効化

仮想スイッチをプライマリインタフェースとして構成する方法

仮想ネットワーク端末サーバーデーモンの有効化

仮想ネットワーク端末サーバーデーモンを有効にする方法

第 5 章 ゲストドメインの設定

ゲストドメインの作成と起動

ゲストドメインを作成および起動する方法

ゲストドメインへの Oracle Solaris OS のインストール

DVD からゲストドメインに Oracle Solaris OS をインストールする方法

Oracle Solaris ISO ファイルからゲストドメインに Oracle Solaris OS をインストールする方法

Oracle Solaris 10 ゲストドメインで Oracle Solaris JumpStart 機能を使用する方法

第 6 章 I/O ドメインの設定

I/O ドメインの概要

I/O ドメインを作成するための一般的なガイドライン

PCIe バスの割り当てによってルートドメインを作成する方法

PCIe バスの割り当てによって I/O ドメインを作成する方法

PCIe エンドポイントデバイスの割り当てによる I/O ドメインの作成

直接 I/O のハードウェア要件とソフトウェア要件

直接 I/O 機能の現在の制限事項

PCIe エンドポイントデバイス構成の計画

ルートドメインのリブート

PCIe ハードウェアの変更

PCIe エンドポイントデバイスを割り当てることによって I/O ドメインを作成する方法

PCIe SR-IOV 仮想機能の割り当てによる I/O ドメインの作成

SR-IOV の概要

SR-IOV のハードウェア要件とソフトウェア要件

SR-IOV 機能の現在の制限事項

静的 SR-IOV

静的 SR-IOV ソフトウェア要件

動的 SR-IOV

動的 SR-IOV のソフトウェア要件

動的 SR-IOV 構成の要件

I/O 仮想化の有効化

PCIe バスに対する I/O 仮想化を有効にする方法

PCIe SR-IOV 仮想機能の使用の計画

Ethernet SR-IOV 仮想機能の使用

Ethernet SR-IOV のハードウェア要件

Ethernet SR-IOV の制限事項

Ethernet SR-IOV 仮想機能の使用の計画

Ethernet デバイス固有のプロパティーとネットワーク固有のプロパティー

Ethernet 仮想機能の作成

Ethernet SR-IOV 仮想機能を作成する方法

Ethernet 仮想機能の破棄

Ethernet SR-IOV 仮想機能を破棄する方法

Ethernet SR-IOV 仮想機能の変更

Ethernet SR-IOV 仮想機能を変更する方法

I/O ドメイン上の Ethernet SR-IOV 仮想機能の追加と削除

Ethernet SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法

Ethernet 仮想 SR-IOV 機能を I/O ドメインから削除する方法

高度な SR-IOV のトピック: Ethernet SR-IOV

仮想機能のための高度なネットワーク構成

SR-IOV 仮想機能の使用による I/O ドメインのブート

SR-IOV デバイス固有のプロパティー

SR-IOV 仮想機能での VNIC の作成

I/O ドメインを作成するための SR-IOV 仮想機能の使用

SR-IOV 仮想機能を割り当てることによって I/O ドメインを作成する方法

InfiniBand SR-IOV 仮想機能の使用

InfiniBand SR-IOV のハードウェア要件

InfiniBand 仮想機能の作成および破棄

InfiniBand 仮想機能を作成する方法

InfiniBand 仮想機能を破棄する方法

I/O ドメイン上の InfiniBand 仮想機能の追加および削除

InfiniBand 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法

InfiniBand 仮想機能を I/O ドメインから削除する方法

ルートドメインへの InfiniBand 仮想機能の追加および削除

InfiniBand 仮想機能をルートドメインに追加する方法

InfiniBand 仮想機能をルートドメインから削除する方法

高度な SR-IOV のトピック: InfiniBand SR-IOV

InfiniBand SR-IOV 仮想機能の一覧表示

InfiniBand SR-IOV 機能の識別

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の使用

ファイバチャネル SR-IOV のハードウェア要件

ファイバチャネル SR-IOV の要件と制限事項

ファイバチャネルデバイスクラス固有のプロパティー

ファイバチャネル仮想機能の World-Wide Name の割り当て

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の作成

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を作成する方法

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の破棄

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を破棄する方法

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の変更

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を変更する方法

I/O ドメイン上のファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の追加と削除

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインから削除する方法

高度な SR-IOV のトピック: ファイバチャネル SR-IOV

ゲストドメインのファイバチャネル仮想機能へのアクセス

SR-IOV: ルートドメインのリブート

primary 以外のルートドメインの使用

primary 以外のルートドメインの要件

primary 以外のルートドメインの制限

PCIe バスの I/O 仮想化の有効化

primary 以外のルートドメインでの直接 I/O デバイスの管理

primary 以外のルートドメインでの SR-IOV 仮想機能の管理

第 7 章 仮想ディスクの使用

仮想ディスクの概要

仮想ディスクの識別子とデバイス名

仮想ディスクの管理

仮想ディスクを追加する方法

仮想ディスクバックエンドを複数回エクスポートする方法

仮想ディスクオプションを変更する方法

タイムアウトオプションを変更する方法

仮想ディスクを削除する方法

仮想ディスクの表示

フルディスク

1 つのスライスディスク

仮想ディスクバックエンドオプション

読み取り専用 (ro) オプション

排他 (excl) オプション

スライス (slice) オプション

仮想ディスクバックエンド

物理ディスクまたはディスクの LUN

物理ディスクを仮想ディスクとしてエクスポートする方法

物理ディスクスライス

物理ディスクスライスを仮想ディスクとしてエクスポートする方法

スライス 2 をエクスポートする方法

ファイルおよびボリュームのエクスポート

フルディスクとしてエクスポートされるファイルまたはボリューム

ファイルをフルディスクとしてエクスポートする方法

ZFS ボリュームをフルディスクとしてエクスポートする方法

1 つのスライスディスクとしてエクスポートされるファイルまたはボリューム

ZFS ボリュームを 1 つのスライスディスクとしてエクスポートする方法

ボリュームのエクスポートおよび下位互換性

各種のバックエンドのエクスポート方法のサマリー

ファイルおよびディスクスライスを仮想ディスクとしてエクスポートする場合のガイドライン

ループバックファイル (lofi) ドライバの使用

ディスクスライスの直接的または間接的なエクスポート

仮想ディスクマルチパスの構成

仮想ディスクマルチパスおよび仮想ディスクのタイムアウト

仮想ディスクマルチパスを構成する方法

CD、DVD および ISO イメージ

CD または DVD をサービスドメインからゲストドメインにエクスポートする方法

制御ドメインから ISO イメージをエクスポートしてゲストドメインをインストールする方法

仮想ディスクのタイムアウト

仮想ディスクおよび SCSI

仮想ディスクおよび format コマンド

仮想ディスクと ZFS の使用

サービスドメインでの ZFS プールの構成

ZFS を使用したディスクイメージの格納

ZFS によるディスクイメージの格納例

ディスクイメージのスナップショットの作成

複製を使用して新規ドメインをプロビジョニングする

ブートディスクイメージの複製

未構成システムのディスクイメージのスナップショットを作成する方法

Oracle VM Server for SPARC 環境でのボリュームマネージャーの使用

ボリュームマネージャーによる仮想ディスクの使用

Solaris ボリュームマネージャーによる仮想ディスクの使用

VxVM のインストール時の仮想ディスクの使用

仮想ディスクでのボリュームマネージャーの使用

仮想ディスクと ZFS の使用

仮想ディスクでの Solaris ボリュームマネージャーの使用

仮想ディスクでの VxVM の使用

第 8 章 仮想ネットワークの使用

仮想ネットワークの概要

Oracle Solaris 10 ネットワークの概要

Oracle Solaris 11 ネットワークの概要

仮想ネットワークパフォーマンスの最大化

ハードウェアおよびソフトウェアの要件

仮想ネットワークのパフォーマンスを最大にするためのドメインの構成

仮想スイッチ

仮想ネットワークデバイス

Inter-Vnet LDC チャネル

仮想ネットワークデバイスで消費される物理ネットワーク帯域幅の量の制御

ネットワーク帯域幅の制限

ネットワーク帯域幅の制限の設定

仮想デバイス識別子およびネットワークインタフェース名

Oracle Solaris OS ネットワークインタフェース名を検索する方法

自動または手動による MAC アドレスの割り当て

ドメインに割り当てられる MAC アドレスの範囲

自動割り当てのアルゴリズム

重複した MAC アドレスの検出

解放された MAC アドレス

ドメインでのネットワークアダプタの使用

ネットワークアダプタが GLDv3 準拠かどうかを判別する方法 (Oracle Solaris 10)

NAT およびルーティング用の仮想スイッチおよびサービスドメインの構成

Oracle Solaris 10 システムでの NAT の構成

ドメインが外部に接続できるように仮想スイッチを設定する方法 (Oracle Solaris 10)

Oracle Solaris 11 システムでの NAT の構成

ドメインが外部に接続できるように仮想スイッチを設定する方法 (Oracle Solaris 11)

Oracle VM Server for SPARC 環境での IPMP の構成

ドメインの IPMP グループへの仮想ネットワークデバイスの構成

サービスドメインでの IPMP の構成と使用

Oracle VM Server for SPARC 仮想ネットワークでのリンクベースの IPMP の使用

物理リンクのステータスの更新を構成する方法

Logical Domains 1.3 以前のリリースの IPMP の構成および使用

ゲストドメインでの IPMP の構成

サービスドメインでの IPMP の構成

プローブベースの IPMP 用のホストルートを構成する方法

VLAN のタグ付けの使用

ポート VLAN ID

VLAN ID

VLAN を仮想スイッチおよび仮想ネットワークデバイスに割り当てる方法

インストールサーバーが VLAN に存在する場合にゲストドメインをインストールする方法

プライベート VLAN の使用

PVLAN 構成情報

PVLAN の作成および削除

PVLAN の作成

PVLAN の削除

PVLAN 情報の表示

NIU ハイブリッド I/O の使用

NIU ネットワークデバイスで仮想スイッチを構成する方法

ハイブリッドモードを有効または無効にする方法

仮想スイッチでのリンクアグリゲーションの使用

ジャンボフレームの構成

ジャンボフレームを使用するように仮想ネットワークおよび仮想スイッチデバイスを構成する方法

ジャンボフレームに対応していない旧バージョンの vnet および vsw ドライバとの互換性 (Oracle Solaris 10)

Oracle Solaris 11 のネットワーク固有の機能の相違点

第 9 章 ドメインの移行

ドメインの移行の概要

移行処理の概要

ソフトウェアの互換性

移行処理のセキュリティー

ドメインの移行

予行演習の実行

対話型でない移行の実行

アクティブなドメインの移行

CPU のドメイン移行要件

メモリーの移行要件

物理 I/O デバイスの移行要件

仮想 I/O デバイスの移行要件

PCIe エンドポイントデバイスの移行要件

PCIe SR-IOV 仮想機能の移行要件

NIU ハイブリッド I/O の移行要件

暗号化装置の移行要件

アクティブなドメインの遅延再構成

アクティブなドメインで電源管理のエラスティックポリシーが有効にされている場合のマイグレーション

ほかのドメインの操作

OpenBoot PROM からまたはカーネルデバッガで実行中のドメインの移行

バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの移行

仮想 I/O デバイスの移行要件

PCIe エンドポイントデバイスの移行要件

PCIe SR-IOV 仮想機能の移行要件

進行中の移行のモニタリング

進行中の移行の取り消し

移行の失敗からの回復

移行の例

第 10 章 リソースの管理

リソースの再構成

動的再構成

遅延再構成

リソースの割り当て

CPU の割り当て

コア全体の制約を適用する方法

コアの最大数の制約を適用する方法

コア全体の制約と他のドメイン機能の相互作用

CPU の動的再構成

動的なリソース管理

ハードパーティションによるシステムの構成

ドメインの構成のチェック

CPU コア全体によるドメインの構成

CPU コア全体で新しいドメインを作成する方法

CPU コア全体で既存のドメインを構成する方法

CPU コア全体で primary ドメインを構成する方法

その他の Oracle VM Server for SPARC 機能とハードパーティション化されたシステムとの相互作用

CPU の動的再構成

CPU 動的リソース管理

電源管理

ドメインのリブートまたは再バインド

ドメインへの物理リソースの割り当て

physical-bindings 制約を削除する方法

物理的にバインドされていないすべてのリソースを削除する方法

制御ドメインでの物理リソースの管理

ドメインでの物理リソース管理の制限

メモリーの動的再構成の使用

メモリーの追加

メモリーの削除

部分的なメモリー DR 要求

制御ドメインのメモリーの再構成

制御ドメインのメモリーを減らす

動的再構成と遅延再構成

メモリー配置

アクティブなドメインのメモリー配置

バインドされているドメインのメモリー配置

アクティブでないドメインのメモリー配置

単位が調整されていないメモリーの追加

メモリー DR の例

電源管理の使用

動的なリソース管理の使用

ドメインリソースの一覧表示

マシンが読み取り可能な出力

フラグの定義

利用統計情報の定義

さまざまなリストの表示

制約の一覧表示

第 11 章 ドメイン構成の管理

ドメイン構成の管理

使用可能な構成回復方法

自動保存を使用した構成の復元

自動回復ポリシー

自動回復ポリシーを変更する方法

ドメイン構成の保存

ドメイン構成の復元

XML ファイルからのドメイン構成の復元方法 (ldm add-domain)

XML ファイルからのドメイン構成の復元方法 (ldm init-system)

第 12 章 ハードウェアエラーの処理

ハードウェアエラー処理の概要

FMA を使用した障害のあるリソースのブラックリスト登録または構成解除

障害のあるリソースまたは見つからないリソースを検出したあとのドメイン復旧

縮退構成

復旧モードの有効化

ドメインの縮退化

I/O リソースを退避としてマーク

第 13 章 その他の管理タスクの実行

CLI での名前の入力

ネットワークを介したゲストコンソールへの接続

コンソールグループの使用

複数のコンソールを 1 つのグループにまとめる方法

負荷が大きいドメインの停止処理がタイムアウトする可能性

Oracle VM Server for SPARC による Oracle Solaris OS の運用

Oracle Solaris OS の起動後には OpenBoot ファームウェアを使用できない

サーバーの電源再投入の実行

Oracle Solaris OS ブレークの結果

制御ドメインの停止またはリブートの結果

サービスプロセッサでの Oracle VM Server for SPARC の使用

ドメインの依存関係の構成

ドメインの依存関係の例

依存サイクル

CPU およびメモリーアドレスのマッピングによるエラー発生箇所の確認

CPU マッピング

メモリーのマッピング

CPU およびメモリーのマッピングの例

ユニバーサル固有識別子の使用

仮想ドメイン情報コマンドと API

論理ドメインチャネルの使用

パート II オプションの Oracle VM Server for SPARC ソフトウェア

用語集

索引

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の使用

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 リリース以降では、SR-IOV ファイバチャネルがサポートされています。SR-IOV ファイバチャネルホストバスアダプタ (HBA) には、1 つ以上のポートが搭載されている場合があり、それぞれが SR-IOV 物理機能として表示されます。ファイバチャネル物理機能は、そのデバイス名内の IOVFC 文字列で識別できます。

ファイバチャネル物理機能ごとに、カードの製造元から提供された一意のポート WWN (World Wide Name) およびノード WWN の値が割り当てられています。ファイバチャネル物理機能から仮想機能を作成すると、仮想機能はファイバチャネル HBA デバイスのように動作します。仮想機能ごとに、SAN ファブリックのポート WWN およびノード WWN で指定された一意の識別情報が割り当てられている必要があります。Logical Domains Manager を使用すると、ポート WWN およびノード WWN を自動または手動で割り当てることができます。独自の値を割り当てれば、どの仮想機能の識別情報でも完全に制御できます。

ファイバチャネル HBA 仮想機能では、SAN ファブリックにログインする際に、N_Port ID 仮想化 (NPIV) 方法が使用されます。この NPIV 要件のために、ファイバチャネル HBA ポートを NPIV 対応のファイバチャネルスイッチに接続する必要があります。仮想機能は、SR-IOV カードのハードウェアまたはファームウェアで完全に管理されます。これらの例外を除いて、ファイバチャネル仮想機能は SR-IOV ファイバ HBA 以外のデバイスと同じように動作します。SR-IOV 仮想機能は、SR-IOV 以外のデバイスと同じ機能を持っているため、どちらの構成でも、すべてのタイプの SAN ストレージデバイスがサポートされます。

仮想機能の一意のポート WWN およびノード WWN の値を使用すると、SAN 管理者は SR-IOV ファイバチャネル HBA ポート以外の場合と同じ方法で、仮想機能にストレージを割り当てることができます。この管理には、ゾーニング、LUN マスキング、および QoS (Quality of Service) が含まれます。ルートドメイン内の物理機能に表示させずに、特定の論理ドメインに排他的にアクセスできるようにストレージを構成できます。

静的 SR-IOV 方法と動的 SR-IOV 方法の両方を使用すると、ファイバチャネル SR-IOV デバイスを管理できます。

ファイバチャネル SR-IOV のハードウェア要件

必要な PCIe ファイバチャネル SR-IOV ハードウェアについては、Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1、3.1.1 および 3.1 リリースノート のPCIe SR-IOV のハードウェアおよびソフトウェア要件を参照してください。

ファイバチャネル SR-IOV のサポートのため、ルートドメインで Oracle Solaris 11.1.17.0.0 以上の OS が実行している必要があります。I/O ドメインで Oracle Solaris 11.1.17.0.0 以上の OS が実行されている必要があります。

ファイバチャネル SR-IOV の要件と制限事項

ファイバチャネルデバイスクラス固有のプロパティー

ldm create-vf または ldm set-io コマンドを使用すると、次のファイバチャネル仮想機能のプロパティーを設定できます。

bw-percent

ファイバチャネル仮想機能に割り当てられる帯域幅の割合を指定します。有効な値は、0 から 100 までです。ファイバチャネル物理機能の仮想機能に割り当てられた帯域幅の合計値が 100 を超えることはできません。その仮想機能が、同じ物理機能を共有するほかの仮想機能によってまだ予約されていない帯域幅の正当な割当量を受け取れるように、デフォルト値は 0 になっています。

node-wwn

ファイバチャネル仮想機能のノードの World Wide Name (WWN) を指定します。ゼロ以外の値が有効です。デフォルトでは、この値は自動的に割り当てられます。この値を手動で指定する場合は、port-wwn プロパティーの値も指定する必要があります。詳細については、ファイバチャネル仮想機能の World-Wide Name の割り当てを参照してください。

port-wwn

ファイバチャネル仮想機能のポートの WWN を指定します。ゼロ以外の値が有効です。デフォルトでは、この値は自動的に割り当てられます。この値を手動で指定する場合は、node-wwn プロパティーの値も指定する必要があります。詳細については、ファイバチャネル仮想機能の World-Wide Name の割り当てを参照してください。

node-wwn または port-wwn プロパティー値は、ファイバチャネル仮想機能が使用中のときには変更できません。ただし、bw-percent プロパティー値は、ファイバチャネル仮想機能が使用中のときでも動的に変更できます。

ファイバチャネル仮想機能の World-Wide Name の割り当て

Logical Domains Manager では、ファイバチャネル仮想機能の World-Wide Name の自動割り当てと手動割り当ての両方がサポートされています。

World-Wide Name の自動割り当て

Logical Domains Manager は、自動 MAC アドレス割り当てプールから一意の MAC アドレスを割り当て、IEEE 形式の node-wwn および port-wwn プロパティー値を作成します。

port-wwn = 10:00:XX:XX:XX:XX:XX:XX
node-wwn = 20:00:XX:XX:XX:XX:XX:XX

XX:XX:XX:XX:XX:XX は、自動的に割り当てられた MAC アドレスです。

同じファイバチャネルファブリックに接続されているすべてのシステムの制御ドメインが Ethernet でも接続されていて、同じマルチキャストドメインの一部になっている場合、この自動割り当て方法で一意の WWN が生成されます。この要件を満たすことができない場合は、一意の WWN を手動で割り当てる必要があります。これは、SAN で必須です。

World-Wide Name の手動割り当て

一意の WWN は、任意の方法を使用して構築できます。このセクションでは、Logical Domains Manager の手動 MAC アドレス割り当てプールから WWN を作成する方法について説明します。割り当てられた WWN の一意性を保証する必要があります。

Logical Domains Manager には、00:14:4F:FC:00:00 - 00:14:4F:FF:FF:FF の範囲で手動で割り当てられる 256,000 個の MAC アドレスのプールがあります。

次の例は、MAC アドレス 00:14:4F:FC:00:01 に基づいた port-wwn および node-wwn プロパティー値を示しています。

port-wwn = 10:00:00:14:4F:FC:00:01
node-wwn = 20:00:00:14:4F:FC:00:01

00:14:4F:FC:00:01 は、手動で割り当てられた MAC アドレスです。MAC アドレスの自動割り当てについては、自動または手動による MAC アドレスの割り当てを参照してください。


注 - SAN ストレージの予測可能な構成を保証するには、WWN を手動で割り当てることが最適な方法です。

すべてのシステムが Ethernet で同じマルチキャストドメインに接続されていない場合は、WWN の手動割り当て方法を使用する必要があります。この方法を使用すれば、ファイバチャネル仮想機能が破棄され、再作成されたときに、同じ WWN が使用されることを保証することもできます。


ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の作成

このセクションでは、仮想機能を動的に作成および破棄する方法を説明します。これらのアクションを実行するために動的方法を使用できない場合は、仮想機能を作成または破棄する前に、ルートドメインで遅延再構成を開始します。

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を作成する方法

この動的方法を使用できない場合は、代わりに静的方法を使用してください。静的 SR-IOV を参照してください。

  1. 仮想機能デバイスを識別します。
    primary# ldm list-io

    仮想機能の名前には、PCIe SR-IOV カードまたはオンボードのデバイスの場所情報が含まれています。

  2. 物理機能を持つバスで I/O 仮想化が有効になっていない場合は、有効にします。

    この手順は、物理機能を持つバスに対して、I/O 仮想化がすでに有効にされていない場合にのみ実行します。

    PCIe バスに対する I/O 仮想化を有効にする方法を参照してください。

  3. 物理機能から単一の仮想機能または複数の仮想機能を動的または静的に作成します。

    1 つ以上の仮想機能を作成したあとに、それをゲストドメインに割り当てることができます。

    • 動的方法:
      • 物理機能から複数の仮想機能を一度にすべて作成するには、次のコマンドを使用します。
        primary# ldm create-vf -n number | max pf-name

        該当する物理機能に対応するすべての仮想機能を一度に作成するには、ldm create-vf -n max コマンドを使用します。このコマンドは、仮想機能ごとにポート WWN とノード WWN を自動的に割り当て、bw-percent プロパティーをデフォルト値の 0 に設定します。この値は、すべての仮想機能に公正な帯域幅が割り当てられるように指定します。


        ヒント  - 物理機能に対応するすべての仮想機能を一度に作成します。WWN を手動で割り当てる場合は、まず仮想機能をすべて作成してから、ldm set-io コマンドを使用して、仮想機能ごとに WWN の値を手動で割り当てます。この方法を使用すると、物理機能から仮想機能を作成するときの状態遷移の数が最小限になります。

        パス名または仮名を使用して、仮想機能を指定することができます。ただし、推奨される方法は、仮名を使用することです。

      • 物理機能から 1 つの仮想機能を作成するには、次のコマンドを使用します。
        primary# ldm create-vf [bw-percent=value] [port-wwn=value node-wwn=value] pf-name

        ファイバチャネルクラス固有のプロパティー値を手動で指定することもできます。

    • 静的方法:
      1. 遅延再構成を開始します。
        primary# ldm start-reconf root-domain-name
      2. 物理機能から単一の仮想機能または複数の仮想機能を作成します。

        仮想機能を動的に作成するには、上記で示したものと同じコマンドを使用します。

      3. ルートドメインをリブートします。
        • primary 以外のルートドメインをリブートするには:
          primary# ldm stop-domain -r root-domain
        • primary ルートドメインをリブートするには:
          primary# shutdown -i6 -g0 -y
使用例 6-19  ファイバチャネル物理機能に関する情報の表示

この例は、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0 物理機能に関する情報を示しています。

primary# ldm list-io
NAME                                      TYPE   BUS      DOMAIN   STATUS
----                                      ----   ---      ------   ------
pci_0                                     BUS    pci_0    primary  IOV
pci_1                                     BUS    pci_1    rootdom1 IOV
niu_0                                     NIU    niu_0    primary
niu_1                                     NIU    niu_1    primary
/SYS/MB/PCIE0                             PCIE   pci_0    primary  OCC
/SYS/MB/PCIE2                             PCIE   pci_0    primary  OCC
/SYS/MB/PCIE4                             PCIE   pci_0    primary  OCC
/SYS/MB/PCIE6                             PCIE   pci_0    primary  EMP
/SYS/MB/PCIE8                             PCIE   pci_0    primary  EMP
/SYS/MB/SASHBA                            PCIE   pci_0    primary  OCC
/SYS/MB/NET0                              PCIE   pci_0    primary  OCC
/SYS/MB/PCIE1                             PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/PCIE3                             PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/PCIE5                             PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/PCIE7                             PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/PCIE9                             PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/NET2                              PCIE   pci_1    rootdom1 OCC
/SYS/MB/NET0/IOVNET.PF0                   PF     pci_0    primary
/SYS/MB/NET0/IOVNET.PF1                   PF     pci_0    primary
/SYS/MB/PCIE5/IOVNET.PF0                  PF     pci_1    rootdom1
/SYS/MB/PCIE5/IOVNET.PF1                  PF     pci_1    rootdom1          
/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0                   PF     pci_1    rootdom1
/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF1                   PF     pci_1    rootdom1
/SYS/MB/NET2/IOVNET.PF0                   PF     pci_1    rootdom1
/SYS/MB/NET2/IOVNET.PF1                   PF     pci_1    rootdom1

次のコマンドは、指定された物理機能についての詳細を表示します。値 maxvfs は、デバイスがサポートする仮想機能の最大数を示しています。

primary# ldm list-io -l /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0
NAME                                      TYPE   BUS      DOMAIN   STATUS   
----                                      ----   ---      ------   ------   
/SYS/MB/PCIE7/IOVNET.PF0                  PF     pci_0    rootdom1           
[pci@400/pci@1/pci@0/pci@6/SUNW,fcdev@0]
    maxvfs = 8
使用例 6-20  オプションのプロパティーを設定しないファイバチャネル仮想機能の動的な作成

次の例は、オプションのプロパティーを設定せずに仮想機能を動的に作成します。この場合、ldm create-vf コマンドは、デフォルトの帯域幅 (パーセント)、ポート WWN (World-Wide Name)、およびノード WWN の値を自動的に割り当てます。

pci_1 PCIe バスで、I/O 仮想化が有効にされていることを確認します。PCIe バスに対する I/O 仮想化を有効にする方法を参照してください。

ldm create-vf コマンドを使用すると、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0 物理機能からすべての仮想機能を作成できます。

primary# ldm create-vf -n max /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF1
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF2
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF3
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF4
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF5
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF6
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF7
使用例 6-21  ファイバチャネル仮想機能の動的な作成とプロパティーの設定

この例では、bw-percent プロパティー値を 25 に設定したときに仮想機能を動的に作成し、ポート WWN とノード WWN を指定します。

primary# ldm create-vf port-wwn=10:00:00:14:4F:FC:00:01 \
node-wwn=20:00:00:14:4F:FC:00:01 bw-percent=25 /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0
使用例 6-22  オプションのプロパティーを設定しないファイバチャネル仮想機能の静的な作成

次の例では、オプションのプロパティーを設定せずに仮想機能を静的に作成します。この場合、ldm create-vf コマンドは、デフォルトの帯域幅 (パーセント)、ポート WWN (World-Wide Name)、およびノード WWN の値を自動的に割り当てます。

まず、rootdom1 ドメインで遅延再構成を開始します。次に、pci_1 PCIe バスで I/O 仮想化を有効にします。pci_1 バスはすでに rootdom1 ルートドメインに割り当てられているため、ldm set-io コマンドを使用して、I/O 仮想化を有効にします。

primary# ldm start-reconf rootdom1
Initiating a delayed reconfiguration operation on the rootdom1 domain.
All configuration changes for other domains are disabled until the rootdom1
domain reboots, at which time the new configuration for the rootdom1 domain
will also take effect.

primary# ldm set-io iov=on pci_1

ここで、ldm create-vf コマンドを使用すると、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0 物理機能からすべての仮想機能を作成できます。

primary# ldm create-vf -n max /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0

------------------------------------------------------------------------------
Notice: The rootdom1 domain is in the process of a delayed reconfiguration.
Any changes made to the rootdom1 domain will only take effect after it reboots.
------------------------------------------------------------------------------

Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF1
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF2
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF3
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF4
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF5
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF6
Created new vf: /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF7

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の破棄

仮想機能が現在ドメインに割り当てられていない場合は、その仮想機能を破棄できます。仮想機能は作成した逆の順序でしか破棄できないため、破棄できるのは最後に作成した仮想機能だけです。結果として作成される構成は、物理機能ドライバによって検証されます。

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を破棄する方法

この動的方法を使用できない場合は、代わりに静的方法を使用してください。静的 SR-IOV を参照してください。

  1. 仮想機能デバイスを識別します。
    primary# ldm list-io
  2. 単一の仮想機能または複数の仮想機能を動的または静的に破棄します。
    • 動的方法:
      • 物理機能から複数の仮想機能を一度にすべて破棄するには、次のコマンドを使用します。
        primary# ldm destroy-vf -n number | max pf-name

        パス名または仮名を使用して、仮想機能を指定することができます。ただし、推奨される方法は、仮名を使用することです。

        該当する物理機能に対応するすべての仮想機能を一度に破棄するには、ldm destroy-vf -n max コマンドを使用します。

        –n オプションへの引数として number を指定した場合は、仮想機能の最後の number が破棄されます。この操作を実行しても 1 つの物理機能デバイスドライバの状態しか遷移しないため、この方法を使用してください。

      • 指定した仮想機能を破棄するには:
        primary# ldm destroy-vf vf-name
    • 静的方法:
      1. 遅延再構成を開始します。
        primary# ldm start-reconf root-domain-name
      2. 単一の仮想機能または複数の仮想機能を破棄します。
        • 指定した物理機能から仮想機能を一度にすべて破棄するには、次のコマンドを使用します。
          primary# ldm destroy-vf -n number | max pf-name

          パス名または仮名を使用して、仮想機能を指定することができます。ただし、推奨される方法は、仮名を使用することです。

        • 指定した仮想機能を破棄するには:
          primary# ldm destroy-vf vf-name
      3. ルートドメインをリブートします。
        • primary 以外のルートドメインをリブートするには:
          primary# ldm stop-domain -r root-domain
        • primary ルートドメインをリブートするには:
          primary# shutdown -i6 -g0 -y
使用例 6-23  複数のファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の動的な破棄

この例は、/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1 物理機能からすべての仮想機能を破棄した結果を示しています。ldm list-io の出力には、物理機能が 8 つの仮想機能を持っていることが示されています。ldm destroy-vf -n max コマンドは、すべての仮想機能を破棄します。最終的な ldm list-io の出力には、仮想機能が 1 つも残っていないことが示されています。

primary# ldm list-io
...
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1                   PF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF0               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF1               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF2               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF3               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF4               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF5               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF6               VF     pci_1                      
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1.VF7               VF     pci_1                      
primary# ldm destroy-vf -n max /SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1
primary# ldm list-io
...
/SYS/MB/PCIE5/IOVFC.PF1                   PF     pci_1
使用例 6-24  ファイバチャネル仮想機能の破棄

この例は、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0 物理機能から仮想機能を静的に破棄する方法を示しています。

primary# ldm start-reconf rootdom1
Initiating a delayed reconfiguration operation on the rootdom1 domain.
All configuration changes for other domains are disabled until the rootdom1
domain reboots, at which time the new configuration for the rootdom1 domain
will also take effect.

primary# ldm destroy-vf -n max /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0
primary# ldm stop-domain -r rootdom1

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の変更

ldm set-io コマンドは、プロパティー値を変更するか、新規プロパティーを設定することで、仮想機能の現在の構成を変更します。

この動的方法を使用できない場合は、静的方法を使用します。静的 SR-IOV を参照してください。

ldm set-io コマンドを使用すると、bw-percent、port-wwn、および node-wwn プロパティーを変更できます。

仮想機能がドメインに割り当てられているときは、bw-percent プロパティーのみを動的に変更できます。

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を変更する方法

  1. 仮想機能デバイスを識別します。
    primary# ldm list-io

    仮想機能の名前には、PCIe SR-IOV カードまたはオンボードのデバイスの場所情報が含まれています。

  2. 仮想機能を変更します。
    primary# ldm set-io [bw-percent=value] [port-wwn=value node-wwn=value] pf-name

    いつでも動的に変更できる bw-percent プロパティーとは異なり、port-wwn および node-wwn プロパティー値は、仮想機能がドメインに割り当てられていないときにのみ動的に変更できます。

使用例 6-25  ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の変更

この例では、帯域幅 (パーセント) およびポート WWN とノード WWN の値を指定するために、指定された仮想機能 /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 を変更します。

primary# ldm set-io port-wwn=10:00:00:14:4f:fb:f4:7c \
node-wwn=20:00:00:14:4f:fb:f4:7c bw-percent=25 /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0

I/O ドメイン上のファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の追加と削除

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインに追加する方法

仮想機能を動的に削除できない場合は、静的方法を使用してください。静的 SR-IOV を参照してください。

  1. I/O ドメインに追加する仮想機能を識別します。
    primary# ldm list-io
  2. 仮想機能を動的または静的に追加します。
    • 仮想機能を動的に追加するには:
      primary# ldm add-io vf-name domain-name

      vf-name は、仮想機能の仮名またはパス名です。推奨される方法は、仮名を使用することです。domain-name は仮想機能を追加するドメインの名前を指定します。

      ドメイン内の仮想機能のデバイスパス名は、list-io -l 出力に示されているパスです。

    • 仮想機能を静的に追加するには:
      1. ドメインを停止してから、仮想機能を追加します。
        primary# ldm stop-domain domain-name
        primary# ldm add-io vf-name domain-name

        vf-name は、仮想機能の仮名またはパス名です。推奨される方法は、仮名を使用することです。domain-name は仮想機能を追加するドメインの名前を指定します。指定されたゲストは、アクティブでないか停止している必要があります。

        ドメイン内の仮想機能のデバイスパス名は、list-io -l 出力に示されているパスです。

      2. ドメインを再起動します。
        primary# ldm start-domain domain-name
使用例 6-26  ファイバチャネル仮想機能の追加

この例は、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 仮想機能を ldg2 ドメインに動的に追加する方法を示しています。

primary# ldm add-io /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 ldg2

仮想機能を動的に追加できない場合は、静的方法を使用します。

primary# ldm stop-domain ldg2
primary# ldm add-io /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 ldg2
primary# ldm start-domain ldg2

ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能を I/O ドメインから削除する方法

この動的方法を使用できない場合は、代わりに静的方法を使用してください。静的 SR-IOV を参照してください。


Caution

注意  - 仮想機能をドメインから削除する前に、そのドメインのブートが必須ではないことを確認してください。


  1. I/O ドメインから削除する仮想機能を識別します。
    primary# ldm list-io
  2. 仮想機能を動的または静的に削除します。
    • 仮想機能を動的に削除するには:
      primary# ldm rm-io vf-name domain-name

      vf-name は、仮想機能の仮名またはパス名です。推奨される方法は、デバイスの仮名を使用することです。domain-name は仮想機能を削除するドメインの名前を指定します。

    • 仮想機能を静的に削除するには:
      1. I/O ドメインを停止します。
        primary# ldm stop-domain domain-name
      2. 仮想機能を削除します。
        primary# ldm rm-io vf-name domain-name

        vf-name は、仮想機能の仮名またはパス名です。推奨される方法は、デバイスの仮名を使用することです。domain-name は仮想機能を削除するドメインの名前を指定します。指定されたゲストは、アクティブでないか停止している必要があります。

      3. I/O ドメインを起動します。
        primary# ldm start-domain domain-name
使用例 6-27  ファイバチャネル仮想機能の動的な削除

この例は、/SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 仮想機能を ldg2 ドメインから動的に削除する方法を示しています。

primary# ldm remove-io /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 ldg2

コマンドが正常に実行されると、仮想機能が ldg2 ドメインから削除されます。ldg2 が再起動されると、指定された仮想機能はそのドメインに表示されなくなります。

仮想機能を動的に削除できない場合は、静的方法を使用します。

primary# ldm stop-domain ldg2
primary# ldm remove-io /SYS/MB/PCIE7/IOVFC.PF0.VF0 ldg2
primary# ldm start-domain ldg2

高度な SR-IOV のトピック: ファイバチャネル SR-IOV

このセクションでは、ファイバチャネル SR-IOV 仮想機能の使用に関するいくつかの高度なトピックについて説明します。

ゲストドメインのファイバチャネル仮想機能へのアクセス

ldg2 コンソールログには、割り当てられたファイバチャネル仮想機能デバイスの動作が表示されます。ファイバチャネル仮想機能デバイスの表示およびアクセスを行うには、fcadm コマンドを使用します。

ldg2# fcadm hba-port
HBA Port WWN: 100000144ffb8a99
       Port Mode: Initiator
       Port ID: 13d02
       OS Device Name: /dev/cfg/c3
       Manufacturer: Emulex
       Model: 7101684
       Firmware Version: 7101684 1.1.60.1
       FCode/BIOS Version: Boot:1.1.60.1 Fcode:4.03a4
       Serial Number: 4925382+133400002R
       Driver Name: emlxs
       Driver Version: 2.90.15.0 (2014.01.22.14.50)
       Type: N-port
       State: online
       Supported Speeds: 4Gb 8Gb 16Gb
       Current Speed: 16Gb
       Node WWN: 200000144ffb8a99
       NPIV Not Supported

出力には、ファイバチャネルポートがファイバチャネルスイッチに接続されていることが示されます。表示可能な LUN を表示するには、format コマンドを使用します。

ldg2# format
Searching for disks...done
AVAILABLE DISK SELECTIONS:
   0. c2d0 <Unknown-Unknown-0001-25.00GB>
      /virtual-devices@100/channel-devices@200/disk@0
   1. c3t21000024FF4C4BF8d0 <SUN-COMSTAR-1.0-10.00GB>
      /pci@340/pci@1/pci@0/pci@6/SUNW,emlxs@0,2/fp@0,0/ssd@w21000024ff4c4bf8,0
Specify disk (enter its number): ^D
ldg2#