Trusted Extensions ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

トラステッドストライプ

トラステッドストライプは画面上部に表示されます。

図 4-3  デスクトップ上のトラステッドストライプ

image:図はトラステッドストライプを示しています。

トラステッドストライプの目的は、正規の Trusted Extensions セッションにいることを視覚的に確認できるようにすることです。ユーザーとトラステッドコンピューティングベース (TCB) の対話中は、そのことがストライプに表示されます。また、現在のワークスペースおよび現在のウィンドウのラベルも表示します。 トラステッドストライプは、ほかのウィンドウやダイアログボックスが原因で位置が変わったり背面に隠れたりすることはありません。

    トラステッドストライプには次の構成要素があります。

  • トラステッドシンボル – 画面のフォーカスがセキュリティーに関連しているときに表示されます

  • ウィンドウラベル – 画面のフォーカスがセキュリティーに関連していないときは、アクティブウィンドウのラベルが表示されます

  • 役割マーカー – アカウントが役割アカウントの場合は、トラステッドシンボルの右側、アカウント名の前に、帽子アイコンが表示されます

  • 現在のアカウント名 – トラステッドシンボルの右側に、ワークスペースの新しいプロセスの所有者の名前が表示されます

  • ラベル付きウィンドウ – ワークスペースのすべてのウィンドウのラベルが表示されます

トラステッドシンボル

TCB のいずれかの部分にアクセスすると、トラステッドストライプ領域の左側にトラステッドシンボルが必ず表示されます。

image:図はトラステッドシンボルを示しています。

ポインタが置かれているウィンドウや画面領域が、セキュリティーに影響を与えるものでないときは、トラステッドシンボルは表示されません。トラステッドシンボルは偽造できません。トラステッドシンボルが表示されている場合は、TCB と安全に対話していることを確認できます。


Caution

注意  - ワークスペースにトラステッドストライプが表示されていない場合は、セキュリティー管理者に連絡してください。システムに重大な問題が起きている可能性があります。ログイン時および画面ロック時は、トラステッドストライプは表示されないはずです。トラステッドストライプが表示されている場合は、ただちに管理者に連絡してください。


ウィンドウラベルインジケータ

「ウィンドウラベル」インジケータには、アクティブなウィンドウのラベルが表示されます。この表示は、マルチレベルセッションにおいて、同じワークスペース内にある異なるラベルのウィンドウを識別するのに役立ちます。また、インジケータは TCB と対話中であることも示します。たとえば、パスワードを変更するときは、「トラステッドパス」という表示がトラステッドストライプに表示されます。