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Oracle® Solaris 11 でのアプリケーション開発環境の設定

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更新: 2016 年 11 月
 
 

仮想化テクノロジの選択

Oracle Solaris は、さまざまな仮想化モデルで使用できる仮想化テクノロジを提供しています。このセクションでは、仮想開発環境の作成に関連するコンピュート仮想化に焦点を当てます。ネットワークで仮想環境を管理する方法の詳細については、Oracle Solaris 11 仮想環境の紹介を参照してください。

表 4  環境内での Oracle Solaris 仮想化テクノロジの使用
仮想化テクノロジ
説明
使用シナリオの例
テクノロジの使用方法
Oracle Solaris ゾーン
Oracle Solaris オペレーティングシステムの単一インスタンス内に作成された仮想オペレーティングシステム環境。
  • 共通のゾーンに類似したアプリケーションをインストールすることによって、よりよいリソース管理および制御を提供します。

  • システムを論理的に分離することによって、ワークロードのバランスを調整します。

  • アプリケーションの移行シナリオをテストします。

Oracle Solaris カーネルゾーン
大域ゾーンから分離された独自のカーネルおよび OS インストールを持つゾーン。
  • 単一の物理マシンに複数の Oracle Solaris の OS バージョンをインストールします。

  • アプリケーションの移行シナリオをテストします。

  • 強化されたセキュリティーおよびさらなる分離が必要とされています。

Oracle VM Server for SPARC システム
SPARC サーバー用のハイパーバイザベースの仮想化。
SPARC T シリーズサーバーおよび SPARC M シリーズサーバー上に、異なるバージョンの Oracle Solaris OS を配備および構成します。
Oracle VM Server for x86 システム (Xen)
x86 ベースのサーバー用のハイパーバイザベースの仮想化。
異種のオペレーティングシステム (Oracle Solaris 10 OS および Oracle Solaris 11 の OS ゲストを含む) を持つ x86 システムを配備および構成します。
Oracle VM VirtualBox
x86 ベースシステム用のホストされるワークステーションとサーバーの仮想化。
異なる OS プラットフォームでソフトウェアを開発およびテストします。
たとえば、Windows システムに Oracle Solaris および Oracle Linux をインストールできます。
物理ドメイン (ハードウェアパーティションとも呼ばれます)
Oracle SPARC M シリーズサーバー上のドメインへの電気的な分離。
単一のハードウェア上で相互に独立して動作する複数の物理サーバーエンティティーを作成します。