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SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル

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更新: 2016 年 10 月
 
 

DIMM を検証する

  1. Oracle ILOM プロンプトにアクセスします。

    手順については、『SPARC T7 シリーズサーバー管理ガイド』を参照してください。

  2. show faulty コマンドを使用して、障害をクリアする方法を判断します。
    • show faulty に POST で検出された障害が表示された場合は、Step 3 に進みます。

    • show faulty の出力に、ホストで検出された障害を示す UUID が表示された場合は、Step 3 をスキップし、直接Step 4 に進みます。

  3. set コマンドを使用して、POST で無効になった DIMM を有効にします。

    ほとんどの場合、障害のある DIMM の交換は、サービスプロセッサの電源を入れ直したときに検出されます。このような場合は、自動的に障害がサーバーからクリアされます。show faulty で障害が引き続き表示される場合は、set コマンドでクリアされます。

    -> set /SYS/PM0/CM0/CMP/BOB10/CH0/DIMM component_state=enabled
    Set 'requested_config_state' to 'enabled'
  4. ホストで検出された障害については、次の手順を実行して新しい DIMM を検証します。
    1. POST が保守モードで実行されるように、仮想キースイッチを diag に設定します。
      -> set /SYS keyswitch_state=diag
      Set 'keyswitch_state' to 'diag'
    2. サーバーの電源を切ってすぐに入れ直します。
      -> stop /SYS
      Are you sure you want to stop /SYS (y/n)? y
      Stopping /SYS
      -> start /SYS
      Are you sure you want to start /SYS (y/n)? y
      Starting /SYS
    3. show /HOST コマンドを使用して、ホストがいつ切断されたかを確認します。

      コンソールに status=Powered Off と表示されます。このコマンドが実行されるまでおよそ 1 分かかります。

    4. システムコンソールに切り替えて、POST 出力を表示します。

      POST 出力で障害の可能性に関するメッセージを確認します。次の出力は、POST で障害が検出されなかったことを示しています。

      -> start /HOST/console
      ...
      0:0:0>INFO:
      0:0:0>    POST Passed all devices.
      0:0:0>POST:    Return to VBSC.
      0:0:0>Master set ACK for vbsc runpost command and spin...

      注 -  この時点でサーバーが自動的にブートすることがあります。その場合は、直接Step 4.g に進みます。ok プロンプトが表示されたままである場合は、Step 4.e に進みます。
    5. サーバーに ok プロンプトが表示されたままである場合は、boot と入力します。
    6. 仮想キースイッチを通常モードに戻します。
      -> set /SYS keyswitch_state=normal
      Set 'ketswitch_state' to 'normal'
    7. システムコンソールに切り替え、障害の有無を確認します。
      # fmadm faulty

      なんらかの障害が報告された場合は、障害の有無を確認するに記載されている診断手順を参照してください。

  5. Oracle ILOM のコマンドシェルに切り替えます。
  6. show faulty コマンドを実行します。
    -> show faulty
    Target              | Property               | Value
    --------------------+------------------------+-------------------------------
    /SP/faultmgmt/0     | fru                    | /SYS/PM0/CM0/CMP/BOB10/D0
    /SP/faultmgmt/0     | timestamp              | Dec 14 22:43:59
    /SP/faultmgmt/0/    | sunw-msg-id            | SUN4V-8000-DX
    faults/0            |                        |
    /SP/faultmgmt/0/    | uuid                   | 3aa7c854-9667-e176-efe5-e487e520
    faults/0            |                        | 7a8a
    /SP/faultmgmt/0/    | timestamp              | Dec 14 22:43:59 
    faults/0            |                        |

    show faulty コマンドで UUID の障害が報告された場合は、Step 7 に進みます。show faulty コマンドで UUID の障害が報告されない場合、検証プロセスは終了します。

  7. システムコンソールに切り替えて、fmadm repair コマンドに UUID を指定して使用します。

    Oracle ILOM の show faulty コマンドの出力で表示されたものと同じ UUID を使用します。次に例を示します。

    # fmadm repair 3aa7c854-9667-e176-efe5-e487e520

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