Foundation 1.1.2

パッケージ javax.microedition.io

リソースに制限のある環境で、アプリケーションに、さまざまな入出力プロトコルを使用できるようにする簡易メカニズムを提供します。

参照先:
          説明

インタフェースの概要
CommConnection このインタフェースは、論理シリアルポート接続を定義します。
Connection これは、もっとも基本的な種類の汎用接続です。
ContentConnection このインタフェースでは、コンテンツが通過するストリーム接続が定義されます。
Datagram このクラスは、データグラムパケットの抽象インタフェースを定義します。
DatagramConnection このインタフェースでは、データグラム接続に必要な機能を定義します。
HttpConnection このインタフェースは、HTTP 接続に必要なメソッドと定数を定義します。
HttpsConnection このインタフェースは、セキュアネットワーク接続を確立するために必要なメソッドと定数を定義します。
InputConnection このインタフェースでは、入力ストリーム接続に必要な機能を定義します。
OutputConnection このインタフェースでは、出力ストリーム接続に必要な機能を定義します。
SecureConnection このインタフェースは、セキュアソケットストリーム接続を定義します。
SecurityInfo このインタフェースは、セキュアネットワーク接続の情報にアクセスするメソッドを定義します。
ServerSocketConnection このインタフェースは、サーバーソケットストリーム接続を定義します。
SocketConnection このインタフェースは、ソケットストリーム接続を定義します。
StreamConnection このインタフェースでは、ストリーム接続に必要な機能を定義します。
StreamConnectionNotifier このインタフェースでは、接続の通知に必要な機能を定義します。
UDPDatagramConnection このインタフェースは、ローカル端点アドレスを認識しているデータグラム接続を定義します。
 

クラスの概要
Connector このクラスは、新しい Connection オブジェクトを作成するファクトリです。
 

例外の概要
ConnectionNotFoundException このクラスは、接続先が見つからないか、プロトコルタイプがサポートされていないことを通知するために使用します。
 

パッケージ javax.microedition.io の説明

リソースに制限のある環境で、アプリケーションに、さまざまな入出力プロトコルを使用できるようにする簡易メカニズムを提供します。入出力処理は、Connector ファクトリクラスから取得した Connection によって行われます。接続は、「{scheme}:[{target}][{params}]」の形式の URI に基づいて動的に作成されます。詳細については、Connector クラスの説明を参照してください。

プロトコルサポート (CDC)

CDC を使用するには、次の接続プロトコルのサポートが必要です。


これらのプロトコルで、{host} パラメータは www.jcp.org などのマシン名か、206.26.48.100 のような IP アドレスを表す文字列になります。

プロトコルサポート (CDC/Foundation Profile)

CDC/Foundation Profile では、次の接続プロトコルのサポートが必要です (Foundation Profile が存在する場合のみ)。

次の MIDP インタフェースの実装はオプションです。これらのインタフェースは SSL プロトコルに依存しています。

SecureConnection と HttpsConnection のどちらかが実装されている場合、または Java ME Security Optional Package の Java Secure Socket Extension (JSSE) 部分が存在する場合は、SecureConnection インタフェースと HttpsConnection インタフェースの両方を実装する必要があります。


これらのプロトコルで、{host} パラメータは www.jcp.org などのマシン名か、206.26.48.100 のような IP アドレスを表す文字列になります。

汎用接続フレームワーク (GCF) のセキュリティーチェック (CDC)

javax.microedition.io.Connector のメソッドを使用して要求されたプロトコルタイプの接続へのアクセスは、特定の java.lang.SecurityManager チェックによって制御されます。次に、CDC の場合について説明します。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
ファイル入出力 file://{path} (読み取り)

file://{path} (書き込み)
checkRead({path})

checkWrite({path})
データグラムソケット datagram://{host}:{port}

datagram://:{port}
checkListen(0)

checkListen({port})

javax.microedition.io.InputConnection.openDataInputStream() メソッドまたは javax.microedition.io.InputConnection.openInputStream() メソッドが呼び出されると、次のようなセキュリティーチェックが行われます。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
ファイル入力 file://{path} checkRead({path})

javax.microedition.io.OutputConnection.openDataOutputStream() メソッドまたは javax.microedition.io.OutputConnection.openOutputStream() メソッドが呼び出されると、次のようなセキュリティーチェックが行われます。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
ファイル出力 file://{path} checkWrite({path})


CDC/Foundation Profile の汎用接続フレームワーク (GCF) のセキュリティーチェック

javax.microedition.io.Connector のメソッドを使用して要求されたプロトコルタイプの接続へのアクセスは、特定の java.lang.SecurityManager チェックによって制御されます。次に、CDC/Foundation Profile の場合について説明します (Foundation Profile が存在する場合のみ)。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
TCP/IP クライアントソケット socket://{host}:{port} checkConnect({host}, {port})
TCP/IP サーバーソケット socket://:{port} checkListen({port})
HTTP 1.1 http://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 80)

checkConnect({host}, {port})
HTTPS https://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 443)

checkConnect({host}, {port})
セキュアソケット ssl://{host}:{port} checkConnect({host}, {port})
ファイル入出力 file://{path} (読み取り)

file://{path} (書き込み)
checkRead({path})

checkWrite({path})
データグラムソケット datagram://{host}:{port}

datagram://:{port}
checkListen(0)

checkListen({port})

javax.microedition.io.InputConnection.openDataInputStream() メソッドまたは javax.microedition.io.InputConnection.openInputStream() メソッドが呼び出されると、次のようなセキュリティーチェックが行われます。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
HTTP 1.1 http://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 80)

checkConnect({host}, {port})
HTTPS https://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 443)

checkConnect({host}, {port})
セキュアソケット ssl://{host}:{port} checkConnect({host}, {port})
ファイル入力 file://{path} checkRead({path})

javax.microedition.io.OutputConnection.openDataOutputStream() メソッドまたは javax.microedition.io.OutputConnection.openOutputStream() メソッドが呼び出されると、次のようなセキュリティーチェックが行われます。

プロトコル URI 形式 セキュリティーチェック
HTTP 1.1 http://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 80)

checkConnect({host}, {port})
HTTPS https://{host}[{path}]

http://{host}:{port}[{path}]
checkConnect({host}, 443)

checkConnect({host}, {port})
セキュアソケット ssl://{host}:{port} checkConnect({host}, {port})
ファイル出力 file://{path} checkWrite({path})




StreamConnection の動作

DataInputStream をオープンすると、InputStream がオープンされたとみなされます。DataOutputStream をオープンすると、OutputStream がオープンされたとみなされます。 Foundation Profile では、1 つの StreamConnection で複数のストリームをオープンできます。1 つの StreamConnection から新たに InputStream または OutputStream をオープンしようとしたとき、例外が発生してはいけません。 InputStream または OutputStream を終了したあとにオープンしようとすると、IOException がスローされます。

close メソッドを呼び出したあとは、オープンストリームの有無にかかわらず、接続に対してさらにメソッド呼び出しを行うと、IOException をスローするように宣言されているメソッドで IOException がスローされます。例外をスローしないメソッドの場合は、結果が不明になることがあります。


Foundation 1.1.2

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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