1つ以上のディメンションから1つのディメンションへのメンバーまたは関数の追加

メンバー・セレクタによって、ディメンション内のメンバーおよび関数を選択できます。ディメンション内のメンバーを展開および縮小するときは、「+」および「-」を使用します。

「メンバー・セレクタ」ダイアログ・ボックスには3つのタブがあり、選択したディメンションのすべてのメンバーおよび関数は「メンバー」タブおよび関数」タブに表示されます。3つ目の「検索」タブは、メンバーまたはメンバーの説明を検索するために使用します。選択するメンバーおよび関数は右側の「選択」にリストされます。

1つ以上のディメンションをコンポーネントに追加するには:

  1. システム・ビューでテンプレートまたはビジネス・ルールを右クリックし、「開く」を選択します。
  2. ビジネス・ルールまたはテンプレートが開いたら、そのフロー・チャートで、メンバーを追加するコンポーネントを選択します。

    注:

    固定ループ・コンポーネントにはメンバーを追加できません。

  3. 「メンバー・セレクタ」アイコンをクリックします。
  4. 「メンバー・セレクタ」で、「ディメンション」からディメンションを選択します。

    選択したディメンションのメンバーが「メンバー」に表示されます。

  5. 次のいずれかのタスクを行います:
    • 「メンバー」でメンバーを選択し、右矢印ボタンをクリックして「選択」リストに移動します。この表のオプションを使用してさらに選択を定義することもできます。

      表8-1 「メンバー・セレクタ」ボタン

      ボタン 説明
      特殊項目の追加 (Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Essbaseブロック・ストレージ・アプリケーション・ユーザーのみ)

      タブで選択したメンバーまたは関数に関連する追加のメンバーまたは関数を追加するには、次のいずれかを選択します:

      • メンバー

      • 子(含む)

      • 子孫

      • 子孫(含む)

      • 兄弟

      • 兄弟(含む)

      • 親(含む)

      • 祖先

      • 祖先(含む)

      • 相対

      • レベル0(ベース)

      • 包含

      (Essbase集約ストレージ・アプリケーション・ユーザーのみ) 次のいずれかを選択して、タブで選択したメンバーまたは関数に関連するメンバーまたは関数を追加します:

      • 兄弟

      • レベル0の子孫

      注:

      Planningの「特殊項目の追加」の選択肢には、「レベル0(ベース)」または「含む」はありません。

      選択 選択すると、メンバーまたは関数が「選択」リストに移動します。
      選択解除 選択すると、メンバーまたは関数が「選択」リストから除去されます。
      すべて選択解除 選択すると、すべてのメンバーおよび関数が選択リストから除去されます。
    • 「関数」で次のタスクを実行します。

      PlanningおよびEssbaseブロック・ストレージ・アプリケーション・ユーザーのみ:

      1. 関数を選択します。

      2. この表に従って、関数の必要な値を入力します:

        表8-2 関数および値

        関数 パラメータ 説明
        @ALLANCESTORS メンバー名 — メンバー名を入力するか、「メンバー」をクリックしてメンバーを選択します。 選択項目を展開して、指定されたメンバーのすべての祖先を含めます。これには、共有メンバーの祖先も含まれます
        @ANCEST
        • ディメンション名 — 「ディメンション」で選択したディメンション名

        • 世代レベル番号 — 祖先値が戻る元の世代またはレベルの番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        • メンバー名 — 任意のメンバー名またはメンバーの組合せ

        指定されたディメンション内で計算されている現在のメンバーの指定された世代またはレベルの祖先が戻されます。オプションのメンバー名を指定した場合、その祖先と、指定したメンバーが組み合されます。
        @ANCESTORS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ

        • 世代レベル番号 — メンバーを含める上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        • 世代レベル名 — 選択にメンバーを含める最上位のレベル名と世代名

        選択項目を展開して、指定されたメンバーのすべての祖先を含めます
        @ATTRIBUTE 属性メンバー名 — 入力したディメンションに対して、選択に含める属性メンバー名またはメンバーの組合せ 指定された属性メンバー(mbrName)に関連付けられているすべての基本メンバーのリストを生成します
        @CHILDREN メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、指定されたメンバーのすべての子を含めます
        @CURRMBR ディメンション名 — ディメンション名 指定されたディメンションの現在計算中のメンバーを戻します
        @DESCENDANTS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ

        • 世代レベル番号 — メンバーを含める上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します

        • 世代レベル名 — 選択にメンバーを含める最上位のレベル名と世代名

        展開して、指定されたメンバーのすべての子孫を含めます
        @GENMBRS
        • ディメンション名 — ディメンション名

        • genName — dimNameの世代名。正の整数は世代番号を表します

        展開して、指定されたメンバーのすべての子孫を含めます
        @IALLANCESTORS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 選択項目を展開して、指定されたメンバーとそのすべての祖先を含めます。これには、共有メンバーとして指定されたメンバーすべての祖先も含まれます
        @IANCESTORS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数

        • 世代レベル番号 — 選択にメンバーを含める上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        選択項目を展開して、指定されたメンバーと、指定されたメンバーのすべての祖先または指定された世代やレベルまでの祖先を含めます
        @ICHILDREN メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数。 展開して、指定されたメンバーとそのすぐ下のレベルのすべてのメンバーを含めます
        @IDESCENDANTS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数。

        • 世代レベル番号 — 選択にメンバーを含める上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        展開して、指定されたメンバーと、指定されたメンバーのすべての子孫または指定された世代やレベルまでの子孫を含めます
        @ILSIBLINGS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、指定されたメンバーとそのメンバーの左側の兄弟をすべて含めます
        @IRDESCENDANTS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数

        • 世代レベル番号 — 選択にメンバーを含める上限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        指定されたメンバーと、指定されたメンバーのすべての子孫またはオプションで指定された世代やレベルまでの子孫を戻します
        @IRSIBLINGS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数。 展開して、メンバーと指定されたメンバーの右側の兄弟をすべて含めます
        @ISIBLINGS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、メンバーのすべての兄弟を含めます
        @LEVEL0DESCENDANT メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数。 展開して、指定されたメンバーのすべてのレベル0の子孫を含めます
        @LEVMBRS
        • ディメンション名 — ディメンション名

        • レベル名 — レベルの番号を定義するレベル名または整数値。整数値は0または正の整数にする必要があります。

        選択項目を展開して、指定されたディメンションの指定されたレベル番号またはレベル名を持つすべてのメンバーを含めます
        @LIST 引数 — 親関数によって処理できるように、1つの引数として収集して扱われる引数のリスト。引数として使用できるのは、メンバー名、メンバーの組合せ、メンバー・セット関数、範囲関数および数値式です。 リスト引数を必要とする関数によって処理されるリストを作成し、識別します
        @LSIBLINGS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、指定されたメンバーの左側の兄弟をすべて含めます
        @MATCH
        • メンバー、世代 — 選択の基準となるメンバーのデフォルト名またはユーザー定義名。システムは、指定されたメンバーおよびその子孫のメンバー名および別名を検索します。

        • genName — 選択の基準となる世代のデフォルト名またはユーザー定義名。システムは、その世代のすべてのメンバー名およびメンバー別名を検索します。

        • 照合するパターン — ワイルドカード文字(*または?)を含めた検索対象の文字パターン。?は任意の1文字を表します。?はパターン内の任意の場所で使用できます。*は任意の数の文字を表します。使用できるのはパターンの末尾のみです。文字パターンにスペースを含めるには、二重引用符("")でパターンを囲みます。

        末尾のワイルドカード・メンバー選択を実行します
        @MEMBER 文字列 — 二重引用符で囲まれた文字列、または文字列を戻す関数。 文字列として提供される名前を持つメンバーが戻されます
        @MERGE
        • リスト1 — マージするメンバーの第1リスト。

        • リスト2 — マージするメンバーの第2リスト。

        別の関数によって処理される2つのメンバー・リストをマージします
        @PARENT
        • ディメンション名 — ディメンション名

        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいは戻された親と組み合わせるメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数。

        指定されたディメンション内で計算されている現在のメンバーの親を戻します
        @RANGE
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいは戻された親と組み合わせるメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数

        • 範囲リスト — メンバー名、メンバー名のカンマ区切りリスト、メンバー・セット関数または範囲関数。rangeListが指定されていない場合、システムはTimeとしてタグ付けされたディメンションのレベル0のメンバーを使用します。

        あるディメンション(mbrName)の指定されたメンバーと、別のディメンション(rangeList)の指定されたメンバー範囲が交差する、メンバー・リストを戻します
        @RDESCENDANTS
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいは戻された親と組み合わせるメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数

        • 世代レベル番号 — メンバーを選択する下限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        指定されたメンバーのすべての子孫または指定された世代やレベルまでの子孫を戻します
        @RELATIVE
        • メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいは戻された親と組み合わせるメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数

        • 世代レベル番号 — メンバーを選択する下限の絶対世代番号または絶対レベル番号を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。

        指定されたメンバーより上位または下位の指定された世代またはレベルのすべてのメンバーを選択できます
        @REMOVE
        • リスト1 — マージするメンバーの第1リスト。

        • リスト2 — マージするメンバーの第2リスト。

        メッセージをデバッグ、情報、警告またはエラーとして戻します
        @RSIBLINGS メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、メンバーの右側の兄弟をすべて含めます
        @SHARE 範囲リスト — メンバー、メンバーを戻す関数、またはメンバーの範囲のカンマ区切りリスト。rangeListのすべてのメンバーが同じディメンションからのものである必要があります。 rangeListの各メンバーをチェックして共有メンバーがあるかどうかを確認し、見つかった共有メンバーのリストを戻します
        @SIBLING メンバー名 — メンバー名またはメンバーの組合せ、あるいはメンバーまたはメンバーの組合せを戻す関数 展開して、指定されたメンバーのすべての兄弟を含めます
        @UDA
        • ディメンション名 — ユーザー定義属性に関連付けられているディメンション名

        • ユーザー定義属性 — データベース・アウトラインに表示されるユーザー定義属性の名前

        Essbaseサーバーでユーザー定義属性(UDA)として定義した共通属性に基づいてメンバーを選択します
        @WITHATTR
        • ディメンション名 — 属性ディメンションの名前

        • 演算子 — 引用符("")で囲んだ演算子の指定

        • 値 — 満たす必要がある条件を演算子と組み合わせて定義する値。値として使用できるのは、属性メンバー仕様、定数または日付フォーマット関数(すなわち@TODATE)です。

        指定条件を満たす属性に関連付けられたすべてのメンバーを戻します
        @XRANGE
        • メンバー名1 — メンバー名、メンバーの組合せまたは単一のメンバーを戻す関数

        • メンバー名2 — メンバー名、メンバーの組合せまたは単一のメンバーを戻す関数。mbrName1がディメンションをまたぐメンバー(実績-> 1月など)である場合は、mbrName2も同じにする必要があり、ディメンションの順序がmbrName1で使用される順序と一致する必要があります。

        同じレベルの2つの指定された単一メンバー間またはディメンション間メンバー間(両端を含む)のメンバー範囲を戻します

        Oracle Hyperion Financial ManagementPlanningおよびEssbaseブロック・ストレージのアプリケーションでサポートされる関数タイプのリストは、関数の操作を参照してください。

      3. 右矢印ボタンをクリックして関数を「選択」リストに移動します。表8-1のオプションを使用して選択項目を詳細に定義することもできます。

    • 「検索」で、メンバーを検索するために次のタスクを行います:

      1. 「ディメンション」から、メンバーを検索するディメンションを選択します。

      2. 「検索」で、検索するメンバーのタイプ、メンバー名またはその説明を選択します。

      3. 検索するメンバー名またはその説明を入力するか、ディメンションのすべてのメンバーを表示するため、デフォルトのワイルドカード(*)を受け入れます。

      4. 「検索」を選択すると、フィールドに入力したメンバーが検索されます。(メンバー・セレクタ内でのメンバーの検索を参照してください。)

      5. 「詳細検索」を選択すると、詳細検索オプションにアクセスできます。(メンバー・セレクタ内でのメンバーの検索を参照してください。)

      6. メンバーを選択し、右矢印をクリックして「選択」リストに移動します。表8-1のオプションを使用して選択項目を詳細に定義することもできます。

    • Financial Managementユーザーのみ: 「リスト」では、次のタスクを行います:

      1. 選択したディメンションのメンバー・リストを選択して、この表に従ってリストのパラメータを入力します:

        表8-3 Financial Managementメンバー・リストおよびパラメータ

        ディメンション メンバー・リストおよびパラメータ
        勘定科目
        • 「階層」「子孫」「祖先」「親」「子」および「ベース」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • システムにはパラメータを入力しません。

        エンティティ
        • 「階層」「子孫」「祖先」「親」「子」および「ベース」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • 調整エンティティおよび親調整エンティティには値を入力しません。

        ICP
        • 「階層」「子孫」「祖先」「親」「子」および「ベース」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • システムには値を入力しません。

        期間
        • 「階層」「子孫」「祖先」「親」および「子」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • First GenerationSecond GenerationThird GenerationFourth GenerationFifth GenerationおよびSixth Generationには値を入力しません。

        シナリオ
        • 「階層」「子孫」「祖先」および「親」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • サポート・プロセス管理には値を入力しません。

        • 「階層」および「子孫」に対して、次のパラメータの値を入力します:

          • 最上位メンバー

          • アクティブなエンティティ

          • シナリオ

          • 期間

        • 「入力」「調整」「合計」および「デフォルト通貨」には値を入力しません。

        ビュー

        「階層」および「子孫」に対して、次のパラメータの値を入力します:

        • 最上位メンバー

        • アクティブなエンティティ

        • シナリオ

        • 期間

        「階層」および「子孫」に対して、次のパラメータの値を入力します:

        • 最上位メンバー

        • アクティブなエンティティ

        • シナリオ

        • 期間

      2. 右矢印をクリックしてメンバー・リストを「選択」リストに移動します。表8-1のオプションを使用して選択項目を詳細に定義することもできます。

  6. 次のいずれかのタスクを行います:
    • 次のいずれかのメンバー、関数またはメンバー・リストを選択する場合は、ステップ7に進みます。

      • タイプがメンバーである変数値

      • パラメータがメンバーである関数

    • 次のいずれかに対してメンバー、関数またはメンバー・リストを選択する場合は、各ディメンションのメンバー、関数またはメンバー・リストを選択するまで、前述の2つのステップを繰り返し、次のステップに進みます。

      • PlanningまたはEssbaseビジネス・ルールのグローバル範囲

      • 設計時プロンプト・タイプがメンバー交差部であるテンプレート

      • タイプがメンバーである変数値

      • タイプがメンバーである変数制限

      • ループ・コンポーネント

      • パラメータがメンバーである関数

  7. 「OK」をクリックします。