実行時プロンプトと承認セキュリティについて

管理者はメンバーの承認セキュリティを保持する実行時プロンプトを設計できます。そうすることで、承認ルールに従い、プランナがアクセス権のないプランニング・ユニットのデータを変更することを防ぎます。たとえば、管理者はプランナに関連プランニング・ユニットの移行処理後にデータを変更させたくない場合があります。Oracle Hyperion Calculation Managerで、管理者は次の実行時「セキュリティ」をメンバーに対して設定できます。

  • 承認: これらの条件がどちらもTRUEの場合、Oracle Hyperion Planningにより、ユーザーがメンバー・データを変更できます。

    • ユーザーにメンバーへの書込みアクセス権があります(Planningで割当て済)。

    • メンバーがプランニング・ユニットに属している場合、ユーザーがプランニング・ユニットを所有しています。

      両方の条件が満たされない場合、ユーザーはメンバーのデータを変更できません。

  • 書込み: メンバーへの書込みアクセス権があり(Planningで割当て済)、ビジネス・ルールを起動するユーザーはそのデータを変更できます。メンバーの承認ステータスは無視されます。

  • 読取り: メンバーへの読取りアクセス権があり(Planningで割当て済)、ビジネス・ルールを起動するユーザーはそのデータを変更できます。承認ステータスは無視されます。

  • デフォルトの使用: メンバーのアクセス権が「なし」に設定されていない場合(つまり、読取りまたは書込みのいずれか)、セキュリティは実行時プロンプトにのみ適用されます。

    ビジネス・ルールが以前のリリースから移行されるとき、この設定であると仮定されます。

保護された実行時プロンプトの設計を参照してください。